こんにちは。やーみんです。
今回はボードゲーム界の癒し系、サクッと遊べて疲れないお手軽なボードゲームを紹介します。
他のおすすめボードゲームまとめ記事はこちら。
- ミステリーラミー ケース1: ジャック・ザ・リッパー
- ミステリーラミー ケース2: ジキル&ハイド
- みんなでぽんこつペイント
- パンデミック:ホットゾーン
- ヒトトイロ
- コトバーテル
- オニリム: 最初の旅と七つの書
- フィリット
- ミクロマクロ:クライムシティ
- タギロン
- クアルト!
- ピロス
- ツィクスト
- Welcome to…
- アイスクール
- LCR
- それはオレの魚だ!
- 真珠の首飾り
- ナンジャモンジャ
- マンカラ・カラハ
- オストル
- ドブル
- コリドール
- インサイダー・ゲーム
- ザ・マインド
- スティックスタック
- ペンギンパーティ
- ガイスター
- SCOUT
- スピードカップス
- フロッターオッター
- ジャスト・ワン
- おばけキャッチ
- ラマ
- ラブレター
- ドメモ
- ハゲタカのえじき
- ザ・クルー 第9惑星の探索
- パッチワーク
- レイルロードインク
- コロレット
- ロストシティ
- ナゲッツ
- ポイズン
- バイツ
- ロビンソン漂流記
- アーティチョークなんて大キライ!
- コヨーテ
- グレートプレインズ
- スパイシー
- レクト・ベルソ
- ゲスクラブ
- 我と王のために
- ラッキーナンバー
- ドデリド
- アブルクセン
- インフェルノ
- テレストレーション
- オリフラム
- ネット上で入手困難になっているおすすめ軽量級ボードゲーム
ミステリーラミー ケース1: ジャック・ザ・リッパー
ミステリーラミー ケース1:ジャック・ザ・リッパー 日本語版
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 30分 |
対象年齢 | 8歳~ |
定価(税込) | 2,200円 |
トランプゲームの「ラミー」をもとにミステリーの要素を追加したゲーム。プレイヤーは切り裂きジャック事件を捜査している捜査官となり、事件の証拠を集め、容疑者を調査し、ジャック・ザ・リッパーを捕まえることを目指します。
ゲームの基本は数字がない「ラミー」です。手番が回ってきたプレイヤーは捨て札か山札の一番上のカードを1枚引き、手札からカードをプレイし、最後に手札からカードを1枚捨てたら次の人に手番が移ります。
このゲームのカードは大きく分けて「木槌カード」と「証拠カード」の2種類あります。
木槌カードは手番に1枚しかプレイできません。単独で出すことができ、種類によってプレイするための条件とプレイした時の効果が異なります。
証拠カードは6色の色があり、色ごとに事件に関わっている容疑者を表しています。証拠カードは木槌カードの1つである「被害者」が場(いずれかのプレイヤーの前)に出ていていないとプレイできません。被害者が場に出ており、手札に3枚以上同じ色のカードがあれば、その3枚以上のカードをまとめて自分の前に出すことができます。また、すでに場に出ている証拠カードと同じ色の証拠カードは単独で自分の前に出すことができます。
プレイヤーのうち誰かひとりが手札の最後の1枚を捨てたらラウンド終了となります。ラウンド終了したら、場に出ているカードに書かれている点数を色ごとに集計して、一番点数が高いのが何色か確認します。その色の容疑者は事件の犯人、つまりジャック・ザ・リッパーだったことになります。その後、自分の前に置いてあるカードの点数を犯人の色のカードを2倍にしてすべて合計し、残った手札のうち場に出ていない色のカードの点数をマイナスしてそのラウンドの得点を出します。
なお、ラウンドに1回だけ誰がジャック・ザ・リッパーになるか予想することができ、当てることができたらボーナス点を得られます。
ラウンドを繰り返し誰かが100点取ったらそのプレイヤーの勝利でゲーム終了です。
被害者が出て、証拠を集め、アリバイや容疑者について捜査し、犯人を突き止めるという捜査の流れをがしっかり再現しており、フレーバーとルールの一致が素晴らしいです。ゲームとしても戦略性がしっかりあり面白いのですが、何をするゲームか理解してないとただカードを引いて手札に同じ色が集まったらラッキーと思うだけの運ゲーに見えてしまうのが弱点。基本は、相手のカードの引き方、プレイしたカードなどから相手の手札、進行状況を予測するゲームです。
ミステリーラミー ケース2: ジキル&ハイド
プレイ人数 | 2人 |
プレイ時間 | 30分 |
対象年齢 | 10歳~ |
定価(税込) | 2,200円 |
トランプゲームのラミーをもとにミステリーの要素を足した「ミステリーラミー」シリーズの第2弾。
2人専用になっており、ミステリーラミ― ケース1の独特の雰囲気を残しつつ、ルールをシンプルにまとめてあり、遊びやすいゲームになっています。
手番が回ってきたら山札か捨て札からカードを引いて、手札からカードをプレイ(場に出す)して、手札からカードを1枚捨てるという流れでゲームは進行していきます。
山札にあるカードは証拠カードと木槌カードに分かれています。
証拠カードは10色に分かれていて、同色のカードを3枚以上手札に集めて自分の前に出すことで得点にすることができます。
証拠カードには「ジキル」と「ハイド」のカードがあり、ジキル博士の人格を表す「人格カード」が「ジキル」の面が表になっていたら「ジキル」のカードを自分の前に出すことができ、「ハイド」の面が表になっていたら 「ハイド」のカードを自分の前に出すことができます。また、すでに場(いずれかのプレイヤーの前)に出ている証拠カードと同じ色の証拠カードは人格カードの表示に関係なく、単独で自分の前に出すことができます。
木槌カードはゲームに変化をもたらす効果を持っているカードで1ターンに1枚しかプレイすることができません。
山札か捨て札からカードを追加で入手できる「実験」、人格カードを裏返す「薬品」、場に出ているカードの「ジキル」を「ハイド」へ、「ハイド」を「ジキル」へ変更する「変身」の3種類があります。
プレイヤーのうち誰かひとりが手札の最後の1枚を捨てたらラウンド終了となり得点計算を行います。
各プレイヤーは自分の前に出ているカードに書かれている点数を合計します。このとき、人格カードの表の面になっている人格のカードの点数は2倍になります。その後、手札に残っているているカードに書かれている点数をマイナスします。
また、もしも手札を先になくしたプレイヤーの場にあるカードが全て人格カードの表の面になっている人格のカードだけだった場合、「シャットアウト」が成功したことになり、手札が残っているプレイヤーの獲得点数を0点にすることができます。
ラウンドを繰り返しどちらかのプレイヤーの得点が100点を超えたら、その時点で点数の高いプレイヤーの勝利となります。
少し複雑で飲み込みにくかったケース1と比べるとゲームの進行がシンプルでわかりやすくなっており、相手の戦略・進行状況を予測するミステリーラミーの面白さを残しつつより遊びやすいゲームになっています。
ミステリーのフレーバーの濃さという点ではケース1の方が優れていますが、遊びやすさと自分の戦略がハマった時の気持ちよさはこちらの方が上。2人専用に調整されていることもあり、2人プレイでは完全にこちらの方が面白いです。
みんなでぽんこつペイント
プレイ人数 | 2~12人 |
プレイ時間 | 10分 |
対象年齢 | 6歳~ |
定価(税込) | 2,200円 |
みんなでぽんこつペイントは、正円と直線だけでお題を描いて伝えるイラストゲームです。
プレイヤーの中から1人回答者を選び、回答者にわからないようにお題を決め、残りのプレイヤーがお題をイラストで描きます。イラストで描けるのは正円と直線だけです。
全員が描き終わったら、イラストの画数を数えます。正円1つもしくは直線1本が1画です。
画数が少ないプレイヤーから順番に回答者にイラストを見せて、そのイラストが何を表していると思うか回答してもらいます。
回答者が正解を当てたら、その時点でラウンド終了となり、正解になったイラストを描いた人と回答者に得点が入ります。
正円と直線だけ使うので、絵の得意不得意よりもどう伝えるのかの発想のほうが重要になっています。少ない画数で先に見せるか、詳しく描き確実に正解してもらうかの駆け引きが大変面白いゲームです。
ゲームが終わった後の感想戦が盛り上がる、みんなでワイワイ遊べるイラストゲームです。
パンデミック:ホットゾーン
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 20~30分 |
対象年齢 | 8歳~ |
定価(税込) | 2,860円 |
世界に蔓延したウィルスに立ち向かう、協力型ゲームの金字塔「パンデミック:新たなる試練」のコンパクト版です。
舞台は世界から北米へ、治療する病原体は4種類から3種類へなどコンパクトになってプレイ時間は長くて30分、短いときは15分で終わる軽量級ゲームに仕上がっています。
プレイヤーはそれぞれ固有の特殊技能を持った専門家になり、その能力を活かし協力し合いながら、北米の都市を移動してウィルスの拡散を防止し、ワクチンの研究、開発おこなって撲滅を目指します。
本家と比べてコンパクトになった分、難易度は少し低くなっていますが簡単すぎるということはなく、気を抜くとたちまちアウトブレイクが発生し、あっという間にウィルスが蔓延してしまう緊迫感は本家そのままの感覚で味わえます。
じっくり長く絶望感を味わいたいなら「新たなる試練」、軽くカジュアルに楽しみたいなら「ホットゾーン」と使いわけるのがおすすめです。
ヒトトイロ
プレイ人数 | 2~6人 |
プレイ時間 | 20分程度 |
対象年齢 | 8歳~ |
定価(税込) | 2,420円 |
みんなが同じ色を連想する言葉を考える協力ボードゲーム。
各プレイヤーは全員構成が同じ10色の色を表す10枚のカードを手札として持ちゲームを開始します。お題を決める人を決め、そのプレイヤーはお題カードに書かれているジャンル(料理、食べ物、会社など)に従ってお題の言葉を宣言します。各プレイヤーはそのお題から連想される色のカードを伏せてお題カードの下に並べます。
上記をお題を決める役を交代しながら5ラウンド行ったら伏せてあるカードを表にして答え合わせをします。各ラウンドの色が全員揃っていたら勝利です。
お題カードのジャンルはラウンドが進むごとに色を連想するのが難しいものになるようになっています。また、ラウンド毎に1枚ずつ手札が減っていくので、だんだんと色の選択肢も減ってしまい難しくなっていきます。簡単そうに見えるゲームですが、意外と全ラウンド正解するのは難しいです。
他の人がどんな色を連想するか考えながらお題を決めたり、出すカードの色を決めるのが楽しいゲームです。全部の色がそろって勝った時は大変気持ちよく、勝てなかった時もほかの人との感性の違いがわかり、会話が生まれて楽しめる、コミニュケーションゲームの鑑のようなゲームです。
コトバーテル
プレイ人数 | 4人か6人 |
プレイ時間 | 10~20分 |
対象年齢 | 6歳~ |
定価(税込) | 2,860円 |
2人1組のチームを組み、チームメイトに与えられた5文字のお題を当てるカードゲーム。
ランダムに配られた7枚の言葉で出来るだけお題に近い言葉を作り、手番毎に共有の捨て札や山札から引いたカードと入れ替えてお題の言葉にさらに近づけていきます。カードには文字のカードの他に、濁点や半濁点、小文字などの特殊カードがあり、文字カードと組み合わせて使うことができます。
配られてくるカードがランダムなこともあり、最初はこんなの当てれるか! と思いますが、意外と微妙なニュアンスで伝わってしまうのが面白いです。閃いて答えがわかるとほんとに気持ちいいです。
弱点はチーム戦なので4人か6人でしか遊べないこと。けど、じつは2人だけでお題を当て合うだけの遊び方でも結構面白いです。
チームメイトに言葉を伝える楽しさと、チームメイトの言葉を推理する楽しさを同時に味わえる、おすすめパーティーゲームです。
オニリム: 最初の旅と七つの書
プレイ人数 | 1~2人 |
プレイ時間 | 15分程度 |
対象年齢 | 10歳~ |
定価(税込) | 3,300円 |
ソロ用カードゲームとして有名な悪夢の迷宮からの脱出を目指すカードゲーム。
手札から毎ターン前に出したカードとシンボルが被らないようにカードを出し、同じ色のカードを3枚連続で出すと「ドア」を獲得できます。この「ドア」を8個獲得すると迷宮から脱出できますが、ドアが集まる前に山札が切れたら永遠に悪夢の迷宮をさまよい続けることになります。
山札の中には悪夢カードが入っておりこれを引くと、手札を全て捨てる、獲得したドアを失うなど悪い効果が起こります。悪夢に打ち勝ち、迷宮からの脱出を目指しましょう。
クリアできそうでクリアできない絶妙なゲームバランスとついつい何度も遊んでしまう中毒性が素晴らしいゲームです。唯一の弱点はしょっちゅう山札をシャッフルしないといけないこと。シャッフルめんどくさい、という方はアプリ版がおすすめです。
拡張が7つも入っており、色々なヴァリエーションが楽しめます。
フィリット
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 10~20分 |
対象年齢 | 8歳~ |
定価(税込) | 3,278円 |
フィリットは2019年のゲームマーケット大賞で優秀賞を受賞した、自分のコマが通過したマスに自分の色のチップを置いていき、全てのチップを使い切ったプレイヤーが勝者となるボードゲームです。
手番毎にプレイヤーはコマの移動とストーンの移動を行います。
コマの移動では他のプレイヤ―のコマ、中央の空白マス、ストーンにぶつかるまで1直線に移動し、移動したルート上に自分のチップを置いていきます。このとき、他のプレイヤーのチップがあるマスを通過した場合、そのプレイヤーに置いてあるチップを返し、自分のチップを置けます。
ストーンの移動では盤面にある自分の色のストーン1つを隣接する1マスのいずれかのマスに移動させます。このとき移動先のマスにコマ、チップ、ストーンがあった場合、移動先のマスにあったものと位置を入れ替えます。
シンプルですか、どのルートを通るのか、ストーンで妨害するのか、それとも自分のルートを開けるのに使うのかなど数手先を読んで手を考えないといけない高い戦略性を持っています。アブストラクトの面白さが詰まった傑作ボードゲームです。
ミクロマクロ:クライムシティ
プレイ人数 | 1~4人 |
プレイ時間 | 15~45分程度 |
対象年齢 | 8歳~ |
定価(税込) | 3,960円 |
「ミクロマクロ:クライムシティ」は2021年のフランス年間ゲーム大賞とドイツ年間ゲーム大賞の大賞を受賞している犯罪が潜んでいる街「クライムシティ」の地図を使って犯人の足取りを追跡し謎を解く推理ゲームです。
「ウォーリーを探せ!」のように絵の中から人物や物を探し出すゲームなんですが、このゲームが一味違うのは、探すのに使うマップにいろいろな時間軸の人物が描かれていること。
例えば、Aを殺したBという人物が犯行現場から自宅までの間のあちこちに描かれていて、犯行現場から自宅まで追跡することができるようになっていたりします。
ゲームは16個のシナリオ(事件)に分かれています。シナリオは事件の内容、課題、課題の解答が書かれた複数のカードで構成されており、このカードに従ってシナリオを進めて行くことになります。カードに従って謎を解いていく毎に徐々に全貌が明らかになっていくのがとても気持ち良いゲームです。
「ミクロマクロ:クライムシティ」は公式ホームページでWEB体験版を遊ぶことができます。この体験版で大体どんなゲームなのかわかると思うので是非遊んでみて欲しいです。
タギロン
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 15分程度 |
対象年齢 | 10歳~ |
定価(税込) | 1,760円 |
相手が隠し持っている数字タイルの「数字、色、位置」を質問カードを使って先に当てたら勝ちの数字当て論理パズルゲーム。
0~9までの数字のタイルが各2枚(5だけ2枚とも黄色で、他は赤、青が各1枚ずつ)ずつの20枚から各プレイヤーはランダムに5枚ずつ受け取り、それをついたてで相手から見えないように隠して左から右に昇順で並べます。
自分の手番が来たら、場に6枚置いてある質問カードから1枚選び、そのカードに書かれている「青のタイルは何枚ある?」「赤の数の合計は?」といった質問を相手にします。
こうして質問を交互にし、正解を絞り込んでいき、答えが解ったと思ったらその答えを宣言し、「数字、色、位置」を先に全部言い当てたプレイヤーが勝者となります。
接戦になることが多く、ギリギリで負けた時は悔しく、答えを当てれた時はたいへん気持ち良い、気が付いたら何度も繰り返して遊んでしまっているゲームです。
クアルト!
プレイ人数 | 2人 |
プレイ時間 | 20分程度 |
対象年齢 | 6歳~ |
定価(税込) | 6,600円 |
揃える要素が4種類ある4目並べ。
クアルト!で使うコマは形・色・穴の有無・高さの4つの要素を持っています。これらの要素を1つでも揃えて、「クアルト!」と宣言すると勝ちになります。
少し変わっているのは、置くコマを自分で選ぶことができず、相手が選んだコマを置かないといけない点。相手が何故そのコマをしてきたのか、相手の思惑を読み、先の展開を読み切ったプレイヤーが勝利します。
気軽に遊べるけど奥は深いおすすめボードゲームです。
ピロス
プレイ人数 | 2人 |
プレイ時間 | 10~20分 |
対象年齢 | 8歳~ |
定価(税込) | 6,600円 |
『ピロス』は2色の球を交互に置いていき、ピラミッドの頂点に自分の球を置けたら勝ちの2人用ボードゲームです。
各プレイヤーは自分の色の球を15個ずつをストックとして持っており、手番毎にストックから球をボードに置いていきます。4個の玉が正方形上に並んでいるところがあれば、その上に球を置くことができます。球を上にのせるときはストックの球を使わずに自分がすでに配置している、のせる場所より下の段にある球を移動させることもできます。
また、自分の球だけで正方形を作れたら、ボードにすでに置いてある球を1~2個回収してストックに戻せます。
勝つためには自分のストックの球を節約して、相手にストックの球を使わせる、ということはすぐにわかるのですが、どうやってその状況に持っていくのかが意外と難しい。良くできたアブストラクトゲームのお手本のようなシンプルで奥深いゲームです。
通常版の他にボードが小さくて価格が安い『ピロス・ミニ』もあります。
ツィクスト
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 30分程度 |
対象年齢 | 12歳~ |
定価(税込) | 4,730円 |
縦24列×横24行の穴が開いているボードの両端にある自分の色のラインを、穴に差し込める「ペグ」とペグ同士をつなげる「ブリッジ」を使ってつなげるゲーム。
手番にやることは、ボードの好きな位置にペグを差し込み、2つのペグがブリッジが架けれる位置関係(チェスのナイトの移動の位置関係)になったらブリッジを架けるだけ。極限までシンプルなルールですが、恐ろしく奥が深い陣取りゲームです。
ボードゲーム界の巨匠、アレックス・ランドルフが1957年に紙ペンゲームとして考案して以来、60年以上に渡り愛されてきた不朽の名作です。
Welcome to…
プレイ人数 | 1~100人 |
プレイ時間 | 25分程度 |
対象年齢 | 10歳~ |
定価(税込) | 3,300円 |
紙ペンゲームの傑作。街を作り、発展させて点数を稼いだ人が勝つ、自分が今まで遊んできた紙ペンゲームの中で一番面白いゲームです。
ゲームの基礎は紙ペンゲームではよくある、場に出てきた数字の中から1つを選びを昇順で紙に書き込んでいくというものですが、このゲームが一味違うのは数字と効果がセットになっていることです。
プレイヤーシートに書き込む数字と効果はカードで決定されます。カードは片面に数字、もう片面に効果が描かれており、数字の面が上になるように3つの山札に分けて並べられています。この3つの山札の一番上のカードをラウンド開始時にひっくり返して、効果が描かれている面を上にして各山札の横に並べます。山札の一番上のカードの数字とその横に置かれているカードの効果が1セットで、出来上がった3つのセットから1つを選ぶことを繰り返してゲームは進行します。
効果には、シートに描かれている数字を分裂させる、数字を増減させるなど書き込む数字に関するものや、公園を作る、柵で街を区切り住宅区画を作る、プールを作るといった街を発展させるものがあります。これらの効果によって、他の紙ペンゲームにはない奥深いゲーム性を実現しています。
数字を優先するのか、効果を優先するのか、たった3つの中から選択するだけなのに悩みまくるジレンマが面白いゲームです。
アイスクール
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 30分程度 |
対象年齢 | 6歳~ |
定価(税込) | 4,400円 |
起き上がりこぼしになっているペンギンコマを指で弾いて、追いかけっこをするアクションボードゲーム。
プレイヤーは授業中にクラスを抜け出して、魚を食べに行ってしまった生徒と、それを追いかけて学生証を取り上げようとする風紀委員に分かれて追いかけっこをします。
このゲームのミソは何と言ってもペンギンコマです。起き上がりこぼしになっているため、頭を振り子のように振りながら常に直立しながら移動するこのコマは弾き方次第でカーブしたり、ジャンプしたりといった”技”を使うことができます。
上達すると、円を描くように動いて一気に何人も捕まえたりすることもできる、技術を鍛えるのが楽しいボードゲームです。
LCR
LCR – Left Center Right Dice Game – Random Color
プレイ人数 | 3~8人(コインを追加すれば何人でも) |
プレイ時間 | 10分~20分 |
対象年齢 | 5~105歳 |
定価(税込) | 1,200円 |
究極のバカゲーであり、神ゲー。
L(左)、C(中央)、R(右)●(移動しない)の目を持つサイコロを振り、出目に従って自分の両隣のプレイヤーかテーブルの中央にコインを置いていくだけのゲームです。誰か1人だけコインを持ってる状態になったら勝ち。えっ? 1ターン目でいきなりコインが全部無くなったって? 大丈夫。このゲームに脱落の概念はありません。となりのプレイヤーからコインをもらえれば復活出来ます。
はっきり言って単なる運ゲーですが、もうめちゃくちゃ盛り上がります。
ダイス振ってる音が楽しい、全部●が出て楽しい、チップ無くなったけどまたもらえて復活出来て嬉しい。ダイスの出目が出るたびに盛り上がります。
人間の本能に訴えかけてくるというか、人間ってこんなことでこんなにも楽しくなれるんだなと気づかせてくれるゲームです。
それはオレの魚だ!
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 20分程度 |
対象年齢 | 8歳~ |
定価(税込) | 1,760円 |
「それはオレの魚だ!」は、ペンギンたちが氷上で魚を取り合う陣取りゲームです。
各プレイヤーが自分のペンギンの配置をしてゲーム開始。
手番が来るたびにペンギンをそのペンギンが乗っているタイルから一直線上にある任意のタイルに移動させます。ただし、この時、他のペンギンがいるタイルや穴がある場所を飛び越えるように移動することは出来ません。ペンギンが移動したら、移動前にいたタイルを獲得でき、タイルに描かれている1~3匹の魚がプレイヤーの得点になります。
これを繰り返し、全プレイヤーのペンギンが動かせなくなったらゲーム終了です。魚を一番多く獲得したプレイヤーの勝ちです。
見た目は可愛いですが、中身はすごく良くできたかなり頭を使う陣取りゲームです。シンプルでお値段も安く、誰にでも勧めれるボードゲームです。
以前に紹介記事を書いています。もう少し詳しく知りたいという方はご覧ください。
真珠の首飾り
プレイ人数 | 2~6人 |
プレイ時間 | 15分程度 |
対象年齢 | 6歳~ |
定価(税込) | 1,760円 |
『真珠の首飾り』は0~5の得点を持っている真珠カードを集め、売却して得点を稼ぐゲームです。
プレイヤーは手番に、次の二つのうちどちらか一つを行います。
・場に出ている6枚の真珠カードのうち1種類を選び、同じ種類のカードを全部手札に加える。
ただし、手札は最大10枚までで、手札が10枚を超える場合、そのカードを取ることは出来ません
・手札にある真珠カード1種類を任意の枚数手札から出す(売却する)
手札から出したカードは自分の前にまとめて置いておきます。置いたカードはゲーム終了時に得点になります。このとき、一度にたくさんの真珠カードを手札から出すと出した枚数と同じ点数を持つネックレスカードを獲得できます。
ネックレスカードを獲得するためには同じ種類の真珠をたくさん集めないといけませんが、手札が多すぎると得点の高い真珠カードを取り逃すかもしれません。
手札を集めて出すだけの誰でもわかりやすく遊びやすいルールで、お手軽に戦略を楽しめるゲームです。
以前に紹介記事を書いています。もう少し詳しく知りたいという方はご覧ください。
ナンジャモンジャ
プレイ人数 | 2~6人 |
プレイ時間 | 15分程度 |
対象年齢 | 4歳~ |
定価(税込) | 1,430円 |
『ナンジャモンジャ』は山札をめくり、出てきた謎の生物にオリジナルの名前を付け、山札から再度その生物が出てきたら、名付けられた名前を誰よりも早く叫ぶカードゲームです。一番早く叫んだ人がそれまでに場に出ているカードをすべて取ることができ、山札がなくなったときに一番カードを取った人が勝者になります。
やることは「カードに名前をつけて、覚えて、叫ぶ」だけですが、個性豊かな生物に思いもよらない名前がついたりして笑って盛り上がれます。
4,5歳の子どもでも遊べて、大人でも楽しめ、盛り上がるコミュニケーションゲームです。
『ナンジャモンジャ』にはそれぞれカードのイラストが違う『ナンジャモンジャ・シロ』と『ナンジャモンジャ・ミドリ』、白と緑のセットに新しい謎生物が加わっている『ナンジャモンジャデラックス』があります。
マンカラ・カラハ
プレイ人数 | 2人 |
プレイ時間 | 10分程度 |
対象年齢 | 8歳~ |
定価(税込) | 2,420円 |
紀元前のアフリカに起源を持ち、世界最古のボードゲームの1つと言われているゲームです。
ゲームボードは上下2列あり、それぞれに6つの丸い穴(ポケット)があります。ボードのサイドには大きな穴(ゴール)があります。
ボードを挟んでプレイヤーが向かい合い、自分の側の1列のポケットが「自陣」で自分の右側のゴールが自分のゴールです。各ポケットには4つの石が入っており、この石を手番毎に移動させ、自分のゴールに多く入れたプレイヤーが勝ちとなります。
手番では自陣のポケットを1つ選び、そこに入っている石を全部取り、反時計回りにポケットと自分のゴールに1個ずつ石を置いていきます。この時、石の最後の1つが自分のゴールに入ったら続けて手番を行うことができます。また、石の最後の1つが自陣の空のポケットに入った場合、そのポケットの向かい側にある相手の陣地のポケットの石を全て、自分のゴールに入れます。
これを繰り返しどちらかの陣地のポケットがすべて空になったらゲーム終了です。ゲームが終了した時点で、自分の陣地のポケットに石が残っているプレイヤーは、その石すべてを自分のゴールに入れます。
長い歴史があるだけありシンプルなルールですが、先読みが重要な大変奥が深いゲームです。
オストル
プレイ人数 | 2人 |
プレイ時間 | 5~15分 |
対象年齢 | 6歳~ |
定価(税込) | 1,650円 |
自分のコマと穴を動かして相手のコマを盤上から落とし、取るゲーム。
自分の手番にできることは、自分のコマか、丸い穴を1マス動かすこと。コマは移動する方向に他のコマがある場合、何個でも同時に押して移動することができ、穴は空いてるマスにしか移動できません。
コマを盤の外に押し出すか、穴のあるマスに押すと取ることが出来ます。相手のコマを2個取ったら勝ちです。
将棋などのようにものすごく複雑な先読みをする必要はなく、次の一手がとても読みやすい超シンプルなゲームですが、ゲーム性は奥が深く、結構考えさせられます。
最近では、ダイソーで110円で売られており、安く簡単に入手できるのも大変良いです。
また、もともとあった製品版は定価で1650円しますが、筒状のおしゃれな入れ物に入っていて、デザインも何種類かから選べます。
ダイソーで買えるおすすめボードゲームを下の記事で紹介しています。
ドブル
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 15分程度 |
対象年齢 | 8歳~ |
定価(税込) | 2,200円 |
『ドブル』はフランス生まれの絵合わせカードゲームです。
ゲームに使用する丸いカードには8つの絵柄が描かれています。そしてどの2枚のカードの組み合わせでも同じ絵柄が必ず1組だけあるようになっています。
ゲームの基本は、2枚のカードを比べて同じ絵柄を見つけることですが、勝利条件とゲームの進行方法が違う5つのルールがあります。
ルールがとにかく簡単で3分もあれば説明できます。年齢問わず誰とやっても盛り上げれるおすすめのパーティーゲームです。
ヴァリエーションが多いのも特徴の一つで絵柄がドラえもんや、ワンピース、アナと雪の女王2、ポケモンなどになっているものがあります。
以前に紹介記事を書いています。もう少し詳しく知りたいという方はご覧ください。
コリドール
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 15分程度 |
対象年齢 | 8歳~ |
定価(税込) | 6,600円 |
『コリドール』は手番に1マス進むか壁を置くかを選び、他のプレイヤーより早くゴールにたどり着くことを目指すゲームです。
壁はただ相手の進路を妨害するだけではなく、自分の道を確保することにも使えます。
シンプルでやることが2つしかないゲームですが壁1枚でそれまで有利だったのが一気に形勢逆転されることもある、やればやるほど奥深さが見えてくるゲームです。
以前に紹介記事を書いています。もう少し詳しく知りたいという方はご覧ください。
インサイダー・ゲーム
プレイ人数 | 4~8人 |
プレイ時間 | 15分程度 |
対象年齢 | 9歳~ |
定価(税込) | 2,420円 |
正体隠匿と推理を合わせたゲームです。
マスターとインサイダー、その他のプレイヤーに役割分担し、マスターとインサイダーは別々にお題を確認します。
マスターは自分の役職を公開し、他のプレイヤーは「はい」か「いいえ」で答えられる質問をマスターにし、お題がなんなのかを推測していきます。インサイダーは答えを知ってるので他のプレイヤーが答えにたどり着けるように誘導します。
制限時間内に答えにたどり着けなかったら、全員負けです。答えにたどり着けたら、今度はインサイダー探しを始めます。議論をし、投票をして、インサイダーを当てることが出来たらインサイダー以外の勝ち、当てられなかったらインサイダーの勝ちです。
長くなりそうな推理する部分を、答えを知っているインサイダーを入れることで短くし、正体隠匿の要素を加え、さらに面白くした作品です。
ザ・マインド
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 15分程度 |
対象年齢 | 8歳~ |
定価(税込) | 1,980円 |
ザ・マインドは場の空気を読む協力型カードゲームです。
プレイヤーは配られた手札を小さい数字から順番に大きい数字になるように置いていきます。ただし相談・身振り手振り禁止の状態で手番は同時に行います。つまり、場の空気を読んで相手の持ってる数字を予測しカードを出していかなければいけません。
まったく声を出さないのに盛り上がる、遊んでいると不思議な連帯感が感じられるゲームです。
スティックスタック
プレイ人数 | 2~8人 |
プレイ時間 | 15分程度 |
対象年齢 | 8歳~ |
定価(税込) | 3,190円 |
倒れそうで倒れない、戦略性高めのバランスゲームです。
袋から引いたスティックをタワーや既に置かれているスティックの色に合わせてタワーに重ねていきます。
タワーからスティックを落としてしまった場合、それをマイナス点として引き取らなければいけません。
タワーが倒れたら、ラウンド終了となり、誰かが11点に達していたらゲーム終了です。その時点で点数が一番低いプレイヤーが勝者になります。誰も11点に達してなければ新しいラウンドを行います。
タワーを支えている部分にバネがあるため、かなり傾いても倒れません。その分ハラハラドキドキする感じが長引くうえに、崩れるときは一気にドサッと崩れるのでかなり爽快です。
以前に紹介記事を書いています。もう少し詳しく知りたいという方はご覧ください。
ペンギンパーティ
プレイ人数 | 2~6人 |
プレイ時間 | 15分程度 |
対象年齢 | 6歳~ |
定価(税込) | 1,870円 |
5色のかわいいペンギンカードをピラミッド状に並べていくゲームです。
手番毎に1枚ずつカードを場にピラミッド状になるように並べていきます。並べ方のルールは「最下段は8枚まで」「2段目以降に並べるときは下の2枚どちらかと同じ色しか並べれない」だけです。
手番を繰り返し、全てのプレイヤーがカードを出せなくなったらゲーム終了で残った自分の手札の枚数と同じ枚数のシャチのチップ(マイナス点)をもらいます。プレイ人数分ゲームを行い、最後のゲームが終わったときにチップを一番持っていない人が勝ちです。
シンプルなルールだけどジレンマはしっかりあり、勝ち筋は見えにくいけど、負けた時の理由はわかりやすいため、気が付いたら何度も繰り返し遊んでしまっている中毒性の高いゲームです。
ガイスター
プレイ人数 | 2人 |
プレイ時間 | 15分程度 |
対象年齢 | 8歳~ |
定価(税込) | 2,800円 |
背中に青い印のついている「良いオバケ」と、赤い印のついている「悪いオバケ」を使い勝利を目指すゲームです。
プレイヤーはお互いに「良いオバケ」と「悪いオバケ」を4つずつを相手に印が見えないように盤上に配置します。
手番毎にオバケコマを前後左右に1マス移動させ、相手の「良いオバケ」を4つ取る、相手に自分の「悪いオバケ」を4つ取らせる、自分の「良いオバケ」を所定のマスから盤外に脱出させるの3つのうちどれか1つを達成すると勝利となります。
シンプルなゲームですが、非常に濃い、心理戦を味わえる名作ゲームです。
以前に紹介記事を書いています。もう少し詳しく知りたいという方はご覧ください。
SCOUT
プレイ人数 | 3~5人 |
プレイ時間 | 15分程度 |
対象年齢 | 9歳~ |
定価(税込) | 2,750円 |
「SCOUT」は独自の要素が深い戦略性を生み出している大富豪系カードゲームです。
ゲームで使うカードには上下に1つずつ2つの数字が書かれています。このゲームでは手札を配られた後にカードを並べ替えることができません。そのかわり、ラウンドの開始時に手札全体の上下を入れ替えることができます。
基本は手番に場に出したカードよりも強いカードを出して場のカードを獲得し、獲得したカードの枚数=1点、ラウンド終了時の手札の枚数=-1点になるゲームです。
いずれかのプレイヤーが手札を出し切ったらラウンド終了です。手札の中で隣り合っている「同じ数字」「連番」であればまとめて場に出すことができるので、それを利用して手札を早く出し切ればマイナス点を避けれます。
手番にはカードを場に出す代わりに場に出されているカードの両端のどちらかのカードを1枚取って、カードの上下を選んで自分の手札の好きな場所に差し込む「スカウト」をすることができます。
「スカウト」をすることでカードの並びを調節し、強力な手札を作ることができますが、手札の枚数が増えるうえに「スカウト」したカードを出したプレイヤーにラウンド終了時に「1点」になるチップを渡さないといけません。
シンプルだけど他のゲームにはない斬新さを持っていて、戦略性が非常に高いカードゲームです。
スピードカップス
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 15分程度 |
対象年齢 | 6歳~ |
定価(税込) | 3,300円 |
自分の前に並べられている5色のカップをお題カードに書かれている通りに素早く並べ替えたり、積み重ねたりするゲームです。一番すばやく正しくカップを並べられたプレイヤーがお題カードを獲得し、お題カードを一番多く獲得したプレイヤーが勝者となります。
お題カードはただ5色のカップが並んでいるというわけではなく、花瓶に刺された花になっていたり、5色の色鉛筆になっていたりと様々な工夫が施されています。
単純なゲームですがやってみると非常に楽しく、大人から子供までみんなで盛り上がれます。
フロッターオッター
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 20分程度 |
対象年齢 | 8歳~ |
定価(税込) | 3,200円 |
5色のブロックを お題カードに書かれている「隠された順番」に従って積み重ねるゲーム。
お題カードには、何らかの5色の物体が描かれており、その物体は大きさ、長さ、数などの「隠された順番」 を2つ持っています。
上のエイリアンのお題カードの場合、「隠された順番」は「歯の長さ」と「指の数」です。
「隠された順番」 が解ったらブロックをその順番で積み重ねます。積み重ねる順番は小→大でも大→小のどちらでも構いません。積み重ね終わったら、2種類の「隠された順番」 のいずれかを一番早く作ったプレーヤーが得点を得ることができます。得点はカードに描かれている虫メガネの内側の色(上の写真の場合、緑色)のブロックが一番上、もしくは一番下になる「隠された順番」で積んだプレイヤーが2点、そうではない方の順番で積んだプレイヤーが1点を得ます。
1つ上の項目で紹介している、「スピードカップス」の完全上位互換と言えるゲームです。複雑になった分、面白くなっていますが、より観察力を問われるうえに、数字、簡単な計算、時計の読み方などがわかっていないと隠された順番がわからないカードが存在するので、小さな子供が遊ぶのは難しいです。
子どもと遊ぶときは「スピードカップス」、ある程度大きな子や大人だけで遊ぶときは「フロッターオッター」と使い分けるといいかもしれません。
紹介記事を書きました。もう少し詳しく知りたいという方はこちらをご覧ください。
ジャスト・ワン
プレイ人数 | 3~7人 |
プレイ時間 | 20分程度 |
対象年齢 | 8歳~ |
定価(税込) | 3,080円 |
『ジャスト・ワン』は2019年のドイツ年間ゲーム大賞を受賞した、協力型連想ワードゲームです。
プレイヤーから1人「回答者」を選び、回答者にはわからないようにヒミツの言葉を1つ選びます。他のプレイヤーは互いに話し合わずにヒミツの言葉を連想できるヒントを書きます。
回答者以外のプレイヤーで全員のヒントを確認します。同じヒントが複数あったらそのヒントは無効になります。回答者に見せることは出来ません。
回答者は残ったヒントを見て、ヒミツの言葉を推理します。
これを最大13回繰り返し、できるだけ多くヒミツの言葉を当てることを目指します。
一緒にに遊んでる人の個性がよく見える、パーティゲームの王様と言っても過言ではない、確実に盛り上がるゲームです。
以前に紹介記事を書いています。もう少し詳しく知りたいという方はご覧ください。
おばけキャッチ
プレイ人数 | 2~8人 |
プレイ時間 | 20分程度 |
対象年齢 | 8歳~ |
定価(税込) | 2,200円 |
『おばけキャッチ』は5つのコマを取り合う反射神経ゲームです。
山札の一番上のカードを1枚めくり、「カードと同じものが書かれているコマ」もしくは「色、形の両方がカードにないコマ」を素早く取った人がカードを獲得でき、カードを一番獲得した人が勝者となります。
シンプルなゲームですが、意外と頭を使い、熱い対戦が繰り広げられるのでかなり盛り上がります。
また、『おばけキャッチ』はヴァリエーションが非常に多く、コマの種類が違う『おばけキャッチ2』、コマが9種類もある上級版『おばけキャッチ名人技』、コマを隠すボウシがある『おばけキャッチ ボウシの中』、子供用の『おばけキャッチ ジュニア』などがあります。
『おばけキャッチ2』の紹介記事を以前に書いています。もう少し詳しく知りたいという方はご覧ください。
ラマ
プレイ人数 | 2~6人 |
プレイ時間 | 20分程度 |
対象年齢 | 8歳~ |
定価(税込) | 1,500円 |
『ラマ』は手札を場に出していき、出来るだけ少ない点数で上がることを目指すゲームです。
ゲーム開始時に各プレイヤーにカードがランダムで6枚配られます。そのカードを手番毎に1枚ずつ場に出していきます。カードには1~6の数字のカードとラマカードがあり、場に出ている最後に出されたカードの数字と同じか1つだけ大きい数字のカードしか出すことは出来ません。6の次にはラマを出し、ラマの次は1を出します。
誰かが手札を出しきるか、全員がゲームから降りたらラウンド終了となり、得点計算を行います。手札に残ったカードの数字を合計し、それにラマを持っていた場合10点を足します。これがマイナス点になります。ラウンドを繰り返し、誰かが40点になったらその時点でマイナス点が最も少ない人の勝利になります。
一見、ただの運ゲーに見えますが、実は勝つための戦略はかなりあります。戦略と運のバランスが絶妙なやみつきゲームです。
以前に紹介記事を書いています。もう少し詳しく知りたいという方はご覧ください。
ラブレター
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 10分程度 |
対象年齢 | 10歳~ |
定価(税込) | 2,035円 |
お姫様に恋する若者となり、城中の様々な役職の人に協力してもらって姫にラブレターを届けるという設定の世界中で数百万個売れている、日本を代表するカードゲーム。
ルールはすごくシンプルで、手札を1枚持ってゲームを始めて、手番が来たら山札からカードを1枚引き、2枚の手札から1枚のカードを選び、そのカードを使うだけ。各カードは相手の手札を当てたら相手を脱落させる、使ってしまったらゲームから脱落するなどいろいろな効果を持っています。
順番に手番を行い、自分以外のプレイヤーが全員脱落したら勝利です。また、山札が無くなるまで勝敗が決まらなかった場合は最後に持っていた手札に書かれている数字が一番大きいプレイヤーの勝利となります。
相手の出すカードの順番や既に使われているカードの傾向などから相手の手札を推理したり、相手の裏をかいてブラフを入れたりといった駆け引きが大変面白いゲームです。
ドメモ
プレイ人数 | 2~5人 |
プレイ時間 | 20分程度 |
対象年齢 | 6歳~ |
定価(税込) | 3,080円 |
『ドメモ』は1から7までの数字のタイルを使って行う数字当てゲームです。
数字のタイルは1が1枚、2が2枚、3が3枚というように数字と同じ枚数ずつあります。このタイルをシャッフルしてプレイ人数毎の規定の枚数だけ自分の前に自分が数字が見えないように置きます。余ったタイルは「公開タイル」と「伏せタイル」に分け、場に置いておきます。
後は手番毎に自分が持っていると思う数字を他のプレイヤーに持っているか質問していくだけです。最初に全部の数字を当てれたプレイヤーが勝者となります。
消去法で自分の持っている数字を当てるシンプルなゲームですが、安定して勝つためにはあえて相手の持っている数字を言うといった駆け引きやブラフが重要です。
ハゲタカのえじき
プレイ人数 | 2~6人 |
プレイ時間 | 20分程度 |
対象年齢 | 8歳~ |
定価(税込) | 1,500円 |
『ハゲタカのえじき』は手札から出した数字カードの数字を比べて、得点を獲得するゲームです。
各プレーヤーは、1~15までのカードを1枚ずつ持っています。-5~10までの15枚の得点カードをシャッフルし、裏向きの山札として場の中央に置きます。
ゲームが始まったら山札からカードを1枚めくります。各プレイヤーは得点カードを確認し、手札からカードを1枚自分の手元に裏向きで置き、全員置いたら一斉にオープンします。
場に出ている得点カードがプラスの数字の場合、一番大きい数字を出したプレイヤーが、マイナスの数字の場合一番小さい数字を出したプレイヤーが得点カードを獲得します。ただしこのとき、他のプレイヤーと同じ数字を出した(バッティングした)プレイヤーはカードを獲得できなくなります。
山札が無くなったらゲーム終了で、得点カードに書かれている点を合計して一番得点が多いプレイヤーの勝ちです。
手軽にワイワイ楽しめて、やればやるほど深い心理戦が楽しめるゲームです。
ザ・クルー 第9惑星の探索
プレイ人数 | 2~5人 |
プレイ時間 | 20分程度 |
対象年齢 | 10歳~ |
定価(税込) | 2,200円 |
『ザ・クルー』は協力型トリックテイキングです。50個のミッションをプレイヤーで協力し、クリアしていきます。
ゲームの基本は一番大きい数字を出したプレイヤーが出ているカードを全て獲得するマストフォロー型のトリックテイキングです。
このゲームではゲーム開始時に「ミッション」が設定されています。「ミッション」は特定のカードを特定のプレイヤーに獲得させるものが多く、「ミッション」によっては獲得する順番が指定されていたりします。ゲーム中にプレイヤー間で自分の手札について話すことはできません。ただし各プレイヤーはミッション中に1回だけ手札のカードの1枚が「その色の最大の数」か「その色の最小の数」か「その色の最後の1枚」であることを伝えることができます。
トリックテイキングにそれなり以上に慣れてないと厳しい、万人に勧めることは出来ないゲームですが、トリックテイキングが好きな人は非常に楽しめるものすごく面白いゲームです。
パッチワーク
プレイ人数 | 2人 |
プレイ時間 | 15~30分程度 |
対象年齢 | 8歳~ |
定価(税込) | 3,300円 |
『パッチワーク』は「アグリゴラ」の作者、ウヴェ・ローゼンベルクが作った9×9マスのゲームボード上に、より素晴らしいパッチワークキルトを作ることを競う2人用のゲームです。
プレイヤーは毎手番、円を描くように置かれたパッチタイルの中からポーンコマの置かれている所から時計回り方向で3枚先までのパッチタイル1枚を選んで獲得し、そこにコマを進めるか、時間マーカを相手の時間マーカ―の1マス先まで進めて、進めたマス数のボタンを獲得するかを選びます。
パッチタイルを獲得することを選んだ場合、コストとしてボタンを支払わないといけません。コストを払い、自分のキルトボードにタイルを置き、タイルに書かれている「時間」の値だけ時間マーカーを進めます。
各プレイヤーの時間マーカーがゴールにたどり着いたらゲーム終了となります。自分が持っているボタンの数からキルトボード上の空きマス1つにつき2点を引いた点数が得点になり、得点が多い方が勝者となります。
見た目は可愛いけど実は相手の手を先読みするのが重要な、シビアで頭を使うゲームです。
以前に紹介記事を書いています。もう少し詳しく知りたいという方はご覧ください。
レイルロードインク
プレイ人数 | 1~6人 |
プレイ時間 | 20~30分 |
対象年齢 | 8歳~ |
定価(税込) | 2,200円 |
レイルロード・インクは、ダイスをふって、出ている目の鉄道や道路のルートを自分の地図ボードにペンを使って記入し、交通網を作り上げるゲームです。
ゲームは7ラウンド行われ、1ラウンドにつきダイスを4個振ります。出てきた目に描かれているルートを順次自分の地図ボードに記入していきます。7ラウンド終了時に「一番長い道路のマス数」「一番長い線路のマス数」「内側9マスを埋めているマス数」「交通網毎の繋がっている出口の数によるボーナス点」を合計し、一番点数が高かったプレイヤーが勝者となります。
複数人でやっていても他のプレイヤ―と関わる部分が全くないゲームなので何人で遊んでも全くゲーム性は変わりません。出来上がった路線について他のプレイヤーと意見交換するのも楽しいですが、ひとりで高得点を目指して遊ぶのも楽しいです。
ディープブルー・エディションとブレイズレッド・エディションがあり、それぞれデザインと同梱されている拡張が違います。
コロレット
プレイ人数 | 2~5人 |
プレイ時間 | 20~30分 |
対象年齢 | 8歳~ |
定価(税込) | 1,500円 |
『コロレット』は同じ色のカメレオンを多く集め高得点を目指すカードゲームです。
プレイヤーが集めるカードは7色のカメレオンカードと、どの色のカメレオンとしても使えるジョーカーと集めると無条件で2点になる「+2」カードです。
上記のカードで山札を作り、プレイ人数と同じ枚数の列カードを場に並べたらゲーム開始です。
各プレイヤーは手番毎に「山札から1枚めくり列に追加する」か「欲しい列のカードを全て取る」かのどちらかをします。1列には3枚までしかカードを置くことができないのですべての列に3枚カードがある場合、カードを取ることしかできません。
カードを取ったプレイヤーは一旦ゲームから抜け、他のプレイヤーがカードを取るまで手番が飛ばされます。全員がカードを1回ずつ取ったら、抜けていたプレイヤーがゲームに復帰します。
山札が無くなったらゲーム終了です。同じ色を多く集めるほど高得点をもらえますが、集めた色の枚数の多い3色がプラス点になり、それ以外の色のカードはマイナス点になります。
相手にマイナスを押し付けるのか、自分が欲しいカードを取るのを優先するのか、マイナス点を増やさないために少ない枚数でカードを取るのか、高得点を目指してカードが溜まってから取るのか、考えどころがすごく多く大変悩ましいです。
面白さや考えどころが非常にわかりやすく、手軽に遊べるので誰にでもおすすめできるゲームです。
ロストシティ
プレイ人数 | 2人 |
プレイ時間 | 30分程度 |
対象年齢 | 10歳~ |
定価(税込) | 3,080円 |
『ロストシティ』は、遺跡探検がモチーフの2人用ボードゲームです。探検家として冒険し、勝利点 をより多く集めるのが目的のゲームです。
ゲームで使うのは5色で2~10の数字が書かれているものが1枚ずつある「探検カード」と数字が書かれてなくて「探検カード」と同じ色で各色3枚ずつある「賭けカード」です。
プレイヤーは手番が来たら手札からカード1枚を選び、各色毎に分かれた列に置くか、各色毎に分かれた捨て札置き場に置きます。その後、山札もしくは任意の色の捨て札置き場の一番上に重ねられているカードを手札に加えます。
探検カードを列に置くときは数字が昇順になるように出します。数字を飛ばしてもかまいませんが、すでに置かれている数字よりも小さい数字のカードは置けません。
賭けカードはまだ探検カードを出してない列にしか出すことができません。
山札が無くなったらラウンド終了となり、得点計算を行います。得点計算は各列ごとに「(数字の合計 − 20) ✕ (賭けカード枚数 + 1)」となります。
1枚でもカードを出すと点数がマイナス20点されてしまうので、カードが集まるまでは列に出したくないですが、捨て札置き場に相手が得しそうなカードも出したくありません。自分の手札や相手のカードの出し方から相手の手札の傾向、山札に残ってるカードを読み、その時々で最適なカードの出し方を考えないといけません。
ルールはシンプルですが戦略性は非常に高く、やめどきがわからなくなるほど面白い傑作ボードゲームです。
ナゲッツ
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 30分程度 |
対象年齢 | 8歳~ |
定価(税込) | 3,080円 |
とてもシンプルなのに陣取りと心理戦の要素が見事に融合しているゲーム。
ゲームでやることは手番毎に手元の1~5の数字が書かれたチップのうち1枚をボード上の空きマスに裏向きで配置するか、柵を2つ配置するかのどちらかをするだけ。 ただし、ボードの端や柵で完全に囲まれた「エリア」が4マス未満になるような柵の配置はできません。
柵、チップを置く場所が無くなったり、これ以上置きたくないと思ったら「パス」を宣言し、パスしたプレイヤー以外で手番を進めます。全員がパスしたらゲーム終了。ボード上のチップをすべて裏返し、エリア毎に各プレイヤーのチップに書かれている数字を合計し、一番合計が大きいプレイヤーがそのエリア内の得点コマをすべて獲得します。
プレイヤーごとに得点コマの点数を合計し、一番得点が高いプレイヤーが勝者となります。
柵を置くのは「エリア」が4マス未満になるように置けないというルールが大変効いていて、自分のエリアを確保するのにももちろん使えるし、相手が柵を置きたいであろう場所に置けなくする(その場所に置くと3マス以下のエリアになってしまう)使い方もでき、陣取りとしての面白さがしっかりあります。
チップの要素も良くできていて、数字の大きいチップの枚数は非常に少ないので、いかにも数字の大きいチップ置いてますよ、というフリをして、そのエリアにチップを置かれないようにしたり、逆に小さい数字のチップを置いてるふりをして、相手に無駄にチップを消費させるといったこともできて面白いです。
チップか柵かの2択のジレンマ、柵の配置によるアブストラクト的な面白さ、チップの配置による心理戦と、ボードゲームらしい面白さがたくさん詰まってる名作です。
ポイズン
プレイ人数 | 3~6人 |
プレイ時間 | 30分程度 |
対象年齢 | 10歳~ |
定価(税込) | 1,980円 |
悪ふざけが大好きな魔女になり、3つの大鍋に霊薬と毒薬を混ぜていき、鍋から薬をあふれさせてしまったら鍋の中身を一気飲みしないといけないという、ブラックな設定のカードゲームです。
プレイヤーは1、2、4、5、7の数字が書かれた赤、青、紫の霊薬のカードと4の書かれた毒薬のカードからランダムに配られた手札を持っており、手番が来たら1枚選んで好きな鍋に置いていきます。ただし1つの鍋には1色の霊薬カードと毒薬カードしか置くことは出来ません。
順番に鍋に置いたカードに書かれた数字の合計が14以上になるカードを置いたプレイヤーはその鍋に置かれてるカードを受け取らないといけません。
全員の手札がなくなったらラウンド終了となり、得点計算を行います。得点は霊薬が1点、毒薬が2点です。ただし、1つの色の霊薬を最も多く獲得したプレイヤーはその色の霊薬を全て捨てることが出来ます。
プレイ人数分のラウンドを行い、最も点数の少ないプレイヤーが勝者となります。
シンプルなルールですが、あちこちにジレンマが発生する仕掛けが絶妙なバランスで仕込まれているゲームです。
以前に紹介記事を書いています。もう少し詳しく知りたいという方はご覧ください。
バイツ
プレイ人数 | 2~5人 |
プレイ時間 | 20分程度 |
対象年齢 | 10歳~ |
定価(税込) | 4,950円 |
バイツは餌を拾いながら巣に戻るアリをテーマにした、サイコロを使わないすごろくゲームです。
プレイヤーはゴールであるアリ塚まで5色のアリを移動させ、道中で食べ物を獲得し、点数を競います。
手番ではアリのうち1匹を一番近い同じ色の食べ物(茶色のアリは茶色のパン、赤のアリは赤のリンゴなど)の上に動かし、その両側に置かれている食べ物のうち1つを獲得します。これを繰り返して全てのアリがアリ塚に辿り着いたらゲーム終了です。
獲得した食べ物の点数はアリ塚に到着したアリの順番で決まり、1番最初にアリ塚に到着したアリと同じ色の食べ物が4点、2番目が3点、3番目が2点、4番目が1点、5番目は0点となります。
基本のルールは上記の通りですが、ゲームの開始時に4枚のルールカードが公開され、それにより特殊タイル(チョコレート、ワイン)の効果、得点計算の方法などが変わります。これにより毎回新鮮な気持ちでゲームに望めます。
かわいい見た目とシンプルなルールで、子どもから大人までみんなで楽しめるおすすめゲームです。お手軽にちょっと変わったすごろくとして遊ぶこともできますが、その見た目やお手軽さに似合わず奥は深く、相手の手を読み、戦略をしっかり練るガチ対戦もすることができます
ロビンソン漂流記
プレイ人数 | 1人 |
プレイ時間 | 25分 |
対象年齢 | 13歳~ |
定価(税込) | 2,200円 |
島に漂流してきたロビンソン・クルーソーを鍛えて、島から脱出させる1人専用デッキ構築ゲーム。
ゲーム内のロビンソンの能力は「ロビンソンデッキ」というカードの束で表されます。デッキ内のカードを「戦闘カード」といいます。「戦闘カード」は「戦闘力」と「特殊効果」を持っており、これを使ってロビンソンに降りかかる様々な災厄に対処していきます。
ロビンソンが対処する「災厄」もカードで表されています。「災厄カード」は上下2段に分かれており、片方の段に「災厄」の内容、もう片方に「戦闘カード」の内容が書いてあります。
毎ラウンド毎に現れる災厄に戦闘カードを使って打ち勝つことができたら、その災厄を「戦闘カード」としてデッキに加えることができ、負けると体力を失う代わりにデッキ内のカードを除去することができます。
ロビンソンを強化して島からの脱出を阻む海賊船を倒すことができたら勝利、その前に、ロビンソンの体力が尽きたら敗北します。
もともとものすごく弱いロビンソンをいかに強化していくかというゲームですが、ただ災厄に勝っていくだけではいけず、時には負けて不利になるカードをデッキから除去していかなければいけません。
災厄に負けても得られるものがあるというこのシステムがサバイバルでの経験の蓄積を表しているようでテーマとしても大変しっくりくるし、ゲームの独自性も強くしていると思います。
非常に難しいゲームですが、やればやるほどコツがわかり上手くなっていくのが実感できるので理不尽さはほとんど感じません。
デッキ構築型のゲームが好きな人には是非一度遊んでみて欲しい、傑作1人用ボードゲームです。
アーティチョークなんて大キライ!
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 20分程度 |
対象年齢 | 10歳~ |
定価(税込) | 2,200円 |
アーティチョークカード10枚で構成されているデッキに他の野菜カードを加えたり、野菜カードの効果を使ってアーティチョークをデッキから取り除いたりして、最終的にデッキから手札にカードを補充したときに手札にアーティチョークがなければ勝ちというユニークなゲーム。
ゲームの仕組み的には「ドミニオン」に代表されるデッキ構築カードゲームですが、ゲームの目的が「デッキからアーティチョークを取り除く」ことなので「デッキ破壊ゲーム」と言われています。
手番の流れは、
①場に5枚野菜カードが並ぶまでカードを補充
②場に出ている5枚の野菜カードから1枚のカードを手札に加える
③手札から好きなだけカードを使う
④手札を全て捨て山に移す
⑤自分のデッキから手札にカードを5枚加える。
⑤で手札にアーティチョークがなければ、「アーティーチョーク掃討完了!」と叫んで即勝利となります。
野菜カードの効果はアーティチョークを直接取り除くものや、相手のデッキからカードを奪うもの、捨て山のカードをデッキの上に移すものなど様々。カードの効果をどう有効活用するか考えたり、バランスを考えてデッキを作っていくデッキ構築型カードゲームとしての面白さはしっかりあります。
それでいて、勝利条件のおかげで、運次第であっさり勝てることも、終わりそうでなかなか終わらないこともあり、カードを引く時のハラハラ感につながりつつ、絶妙にゆるくて肩肘張らずに楽しめるのがすごく良いです。
ゲームの要素がシンプルなのでデッキ構築の入門として優秀で、そのうえボドゲ慣れしてる人でもしっかり楽しめる超おすすめのカードゲームです。
コヨーテ
プレイ人数 | 2~10人 |
プレイ時間 | 15~30分 |
対象年齢 | 10歳~ |
定価(税込) | 1,870円 |
インディアンポーカーのようにカードをおでこにつけて、自分以外のプレイヤーの数字と他のプレイヤーの反応から場に出ている数字の合計を推理するゲーム。
「-10」から「20」までの数字が書かれているカードと3種類の特殊カードで構成された山札からカードを1枚受け取り、カードの裏面(数字が書かれてない面)が自分の方を向くようにおでこに押し付けます。全員が他のプレイヤーのカードの数字を確認したらスタートプレイヤーが数字を宣言します。
次の手番のプレイヤーは前の手番のプレイヤーの数字より大きい数字を宣言するか、前のプレイヤーの宣言した数字が場の合計数を超えていると思ったら「コヨーテ」を宣言します。
数字を宣言した場合、さらに次のプレイヤーに手番が回り、誰かが「コヨーテ」を宣言するまでラウンドが続きます。
「コヨーテ」を宣言した場合は全プレイヤーのカードを表にして机に置き、合計数を確認します。前のプレイヤーの宣言した数字が合計数を超えていた場合、前のプレイヤーの負けとなり、合計数以下の場合、「コヨーテ」を宣言したプレイヤーの負けとなります。
負けたプレイヤーはライフを1点失い、3点のライフを失ったプレイヤーはゲームから脱落します。
「コヨーテ」が宣言され、勝敗が決まったら、新たに山札からカードを1枚引いて次のラウンドを始めます。
これを最後の1人が残るまで繰り返し、最後まで残ったプレイヤーが勝者となります。
シンプルなブラフゲームなので数ラウンド遊べばなんとなく自分の数字が読めるようになり、今度はその数字を勘違いさせるためにどうすれば良いか考えるようになり、どんどん騙し合いのコツがわかってきて白熱するのがとても面白いゲームです。
ちなみに、早めに脱落してしまったらつまらないのでは……と思う人もいるかと思いますが、このゲーム、実は脱落した後もすごく楽しいです。場の状況が全て見えるので、わざとみんなで小さい数字を宣言して20を持ってる人にコヨーテを宣言させようとしているとか、全員自分が大きなマイナスのカードを持ってるのではと考えて大きな数字を宣言できなくなっているとか、すべてがわかります。
うまくプレイして勝つのは当然楽しいですが、負けて見てるのも楽しいというのがとても良いゲームです。
グレートプレインズ
プレイ人数 | 2人 |
プレイ時間 | 20分程度 |
対象年齢 | 10歳~ |
定価(税込) | 3,960円 |
「大いなる平原」の支配権を争う陣取りアブストラクトゲーム。
7枚のタイルをランダムに組み合わせてマップを作り、先手のプレイヤーから交互に洞窟タイルを3枚置いたらゲーム開始。その後は手番ごとに自分の洞窟か、すでに置かれている自コマに隣接する低地(緑色と黄色のマス)の空きマスにコマを一つずつ置いていきます。両プレイヤーが全てのコマを置いたらゲーム終了で、連続して連なっている草地マス(黄色マス)を一つの平原として、各平原ごとに相手より置いてあるコマが多いプレイヤーが「その平原のマス数+その平原にある泉の数」の点数を得ます。
得た点数の合計が多いプレイヤーが勝利します。
動物の絵が描かれたマス(緑色マス)にコマを置くと描かれている絵と同じ動物のタイルが得られます。入手した動物タイルを自分の手番に使うことで特殊行動を行うことができます。
動物タイルは3種類あり、それぞれの効果は
- 馬…隣接マスではなく、2マス先のマスにコマを置ける
- 鳥…山(灰色マスを飛び越えて反対側のマスにコマを置ける)
- 熊…相手のマスにあるコマを押し出して自分のコマを置ける。相手のコマが押し出された先が山かゲームボード外の場合、その相手コマをゲームから除外する。
です。
ほとんど交互にコマを置いてくだけのゲームですが、動物タイルがどれもシンプルだけど強力でゲームの戦略に深みを出しています。
動物タイルが強力だからといって動物タイルを取りまくってると平原でのマジョリティ争いに出遅れてしまうので、バランスが大事……と思いきや各動物タイルが3枚しかないのを利用して独占して相手に与えない戦略も強いです。
ゲーム性はシンプルですが、ゲームとしての無駄が全然なく、完璧なゲームバランスで楽しく悩ませてくれます。一手一手で考ることは大変シンプルなのでサクッと短時間で遊べるけど戦略性は非常に高いです。
新たな2人専用戦略ゲームの定番になりうる傑作ボードゲームです。
スパイシー
プレイ人数 | 2~6人 |
プレイ時間 | 15分程度 |
対象年齢 | 10歳~ |
定価(税込) | 2,420円 |
一言で言うなら、数字を飛ばしても良くて、カードのスートも宣言しないといけない「ダウト」です。
ゲームで使うカードは「チリ」「わさび」「胡椒」の3つのスートで、それぞれ1~10のカードが3枚ずつと、どのスパイスでもあるけど数字を持たない「スパイスワイルドカード」、どの数字でもあるけどスートを持たない「数字ワイルド」が各5枚ずつの計100枚です。
各プレイヤーは手札として6枚のカードを持ってゲームを開始し、順番に手番を行います。
手番できることは、カードを裏向きの状態で場に出すか、パスして山札からカードを1枚引くかのどちらか。カードを場に出すときは数字とスートを宣言して出します。このとき、場に1枚もカードがなければ1~3の数字を宣言して出し、2枚目以降の場合、前に出されたのと同じスートで数字で前に宣言されたものより大きい数字を宣言しないといけません。例外的に10が宣言された手番の次の手番のプレイヤーは同じスートの1~3を宣言します。
出すカードは宣言したカードでなくてもかまいません。
宣言したカードと実際に場に出されたカードが違うと思ったプレイヤーは「チャレンジ」をします。
「チャレンジ」をしたプレイヤーはスートと数字のどちらが違うか宣言します。
そして、場の一番上のカードを公開し、「チャレンジ」が成功しているか確認をします。チャレンジが成功していたら、「チャレンジ」をしたプレイヤーが、失敗していたら「チャレンジ」されたプレイヤーが 「チャレンジ」 の勝者になります。「チャレンジ」 の勝者は場に出ているカードをすべて裏向きで獲得し、自分の前に置きます。敗者は山札からカードを2枚引き、その後すぐ手番を行います。
手札が全部なくなったプレイヤーはゲーム終了時に10点になる「トロフィーカード」を獲得し、山札からカードを6枚引き手札にします。
ゲームは次の3つのうちそれかひとつを満たすと終了します。
・1人のプレイヤーが2枚のトロフィーカードを獲得した。
・3枚のトロフィーカードが場からなくなった。
・山札から終了カードが現れた。
2枚のトロフィーカードを獲得したプレイヤーがいた場合、そのプレイヤーの勝利となります。それ以外の時は、獲得したカードを1枚1点、トロフィーカードを1枚10点、手札のカードを1枚マイナス1点で得点計算し一番得点が大きいプレイヤーが勝者となります。
トランプゲームの「ダウト」に似ていますが、チャレンジするメリットが非常に大きくなっており、嘘をついた人も、チャレンジした人もすごくドキドキする刺激的なゲームになっています。ブラフ系のゲームの最高峰のひとつと言っても過言ではないです。
見た目が可愛らしくなったリメイク版、スイート&スパイシーも販売中です。
スパイシーに収録されていた追加ルールカード「辛さ百倍!カード」が無くなった代わりに、すべてのスパイスであり、すべての数字でもあるけどゲーム終了時まで手札に持っているとマイナス点になる「両方なんでもカード」が追加されています。
レクト・ベルソ
プレイ人数 | 2~6人 |
プレイ時間 | 30分程度 |
対象年齢 | 8歳~ |
定価(税込) | 3,850円 |
2人1組でお題カードの通りに積み木を積むゲーム。ただし、2人のプレイヤーは積み木を積み上げるボードを挟んで向かい合った状態で、それぞれの視点からお題カードの通りになるように積まないといけません。
積み木を積む制限時間は2分間。お題の通りに早く積むほど高得点を獲得できます。2人づつ組んで積み、参加しているプレイヤーの全組み合わせが2回ずつ終わったらゲーム終了。得点の合計が一番多いプレイヤーが勝者になります。
解けるときはにあっさり解けるけど解けないときはほんとに解けない。あっさり早く解けると爽快で、解けないときも相手とコミュニケーション取るのが楽しいです。
実際にプレイをするのは2人ずつなのでどうしても待ち時間が発生してしまいますが、この待ち時間もあそこに置けば終わるのにとハラハラしながら見守ったり、つい口出ししそうになってしまったりで目が離せず、プレイ中の人以外にも連帯感が生まれるの大変いい感じです。
自分の番が回ってくるのを待つのも楽しい、すごく盛り上がるおすすめゲームです。
ゲスクラブ
プレイ人数 | 2~8人 |
プレイ時間 | 20~30分 |
対象年齢 | 10歳~ |
定価(税込) | 5,280円 |
他の人のカードに書いた内容と、内容が一致する回数を推測(Guess)するゲームです。
お題を決め、各自6個の回答をカードに書き、順番に1つずつ出していきます。他のプレイヤーの回答と一致したら賞金を得られ、誰とも一致しなかったら罰金を払わないといけません。ただし、賞金をもらえるのは一番最初にその回答の書かれたカードを出したプレイヤーだけです。公開された回答と同じ回答が書かれているカードを持っているプレイヤーは手札からそのカードを捨てないといけません。
また、手番にカードを出す代わりに全体で何回回答が一致するか賭けることもできます。一致する回数を当てることが出来たら、ラウンド終了時に配当金をもらうことができます。
ほとんどの人は書かないけど、一人くらいはこの答書いてるだろうという回答を考えるのが楽しいゲームです。
我と王のために
プレイ人数 | 2~5人 |
プレイ時間 | 30分前後 |
対象年齢 | 10歳~ |
定価(税込) | 3,300円 |
カードドラフト+競りゲーの名作「ビブリオス」のリメイク版。
「ビブリオス」は中世の写本師がより価値を集めるというフレーバーのゲームでしたがこちらは王宮での権力争いに変更されています。さらに最大プレイ人数が1人増え、ルールも若干変更されています。
ゲームの目的はゲーム終了時に誰よりも多くの勝利点を得ること。勝利点は5色(5人プレイの時は6色)の職務タイルを入手することで得られます。
職務タイルは各色ごとに「筆頭職務タイル」と筆頭職務タイルの半分の点数の「次席職務タイル」があります。職務タイルの色に対応する色と1~4の数字を持つカードをドラフトと競りで集め、色ごとに集計した数字の合計が最も大きいプレイヤーがその色の筆頭職務タイルを、2番目に大きいプレイヤーが次席職務タイルを入手します。
ゲームはカードをドラフトするフェイズと競りのフェイズに分かれています。
ドラフトフェイズでは手番プレイヤーが山札からカードを1枚ずつめくり、内容を確認して次の3ヶ所のいずれかに規定の枚数ずつ配分します。
・自分の手札(1枚)
・競り用の山(1枚)
・テーブルの中央(自分以外のプレイヤーの人数と同じ枚数)
手札と競り用の山に加えるカードは裏向きで他のプレイヤ―に内容が見えないように置きますが、テーブル中央に置くカードは全員に見えるように並べて表向きで置きます。
配分したら手番プレイヤーの左隣のプレイヤーから順番にテーブル中央にあるカードを一枚ずつ選んで自分の手札に加えます。
手番を左隣のプレイヤーに移して上記を繰り返し、山札のカードが無くなったらこのフェイズは終わりです。
カードは色のカード以外に競りでカードを買うのに使う「金貨カード」と職務タイルの勝利点を増減する「王様カード」があります。「王様カード」は入手したら手札に入らず即座に使用します。
競りフェイズでは競り用の山からカードを1枚ずつめくって公開し、競りを行います。
競りは手番毎に前の手番プレイヤが宣言した額よりも大きい額を提示するか、競りから降りるか選択する方式。1人以外全員が下りたら残った1人が最後に宣言した額を支払いカードを入手します。
色のカードと王様カードは金貨カードで支払いをしますが、金貨カードは宣言した額分の枚数の手札を捨てて支払います。
1枚ずつ配分するので強いジレンマのあるドラフトと、ある程度山の中に入っているカードがわかっているからこそ資金の配分や競りの金額の釣り上げで悩む競りを組み合わせたシンプルだけど練られたルールが素晴らしい作品です。
やってることは腹の探り合いですが、最後に全員の手札を公開するまで自分の策も相手の策も実ってるかがわからないので、大抵上手くやれている気分になれるのも良いところ。
答え合わせで本当に自分の策が実っていても、完全に相手の策にやられていても、何故そういう策を取ったのかという感想を言い合うのがとても楽しいです。
ラッキーナンバー
プレイ人数 | 1~5人 |
プレイ時間 | 20分前後 |
対象年齢 | 8歳~ |
定価(税込) | 3,300円 |
1~20の数字が書かれたタイルを1枚ずつめくって、4×4のボードに縦横の列が昇順になるように置いていき、最初にボードを全部タイルで埋めたら勝ちというすごくシンプルなルールなのに運と戦略の要素のバランスが良く、つい何度もプレイしてしまう中毒性抜群のゲーム。
数字の書かれたタイルを裏向きにして良く混ぜ、場の中央に配置し、各プレイヤーごとに4枚のタイルをランダムに引いて、そのタイルを自分のボードに左上から右下に昇順になるように斜めに配置したらゲーム開始。
あとは手番毎に場に置かれているタイルを取り、縦横の列が上→下、左→右で昇順になるようにボード上の空きマスに置くか、既に置かれているタイルと入れ替えるかするだけです。引いたタイルが置けない、または置きたくない時は場に表向きの状態でそのタイルを戻します。入れ替えを行ったタイルも場に表向きにして置きます。
タイルの引き運の要素がかなり強いゲームではありますが、残りタイルを見て確率計算をしたり、他のプレイヤ―のボードの状況を見て表向きに場に出そうなタイルを予測したり、他のプレイヤ―が有利になりそうなタイルを見極めて確保したりと勝つ確率を上げるコツはたくさんあります。
引き運が悪くてどうしようもなく負けることもありますが、そんな時も「あの時、あの選択をしなければもう少しマシに戦えたのでは……」とか思ってしまって、ついもう一度、もう一度と何度も遊んでしまうゲームです。
もう少し戦略的なゲームを楽しみたいという方はヴァリアントルールを導入するのがおすすめ。「斜めに同じ数字が配置されたらもう1手番行える」というだけのルールですが、斜めに配置できる可能性ができるだけ上がるように配置することを意識するだけで戦略性がかなり増します。
非常にカジュアルに短時間で遊べ、重すぎない駆け引きや戦略もしっかり味わえる万人におすすめのボドゲです。
ラッキーナンバーの豪華版『ラッキーナンバー デラックス&アクセス』もおすすめです。
大きさが1.5倍でダブルレイヤーでタイルがずれにくくなったボード、5人プレイへの対応、点字による数字の表示による視覚障がい者のプレイへの対応などより誰でも遊びやすく作られています。
ドデリド
プレイ人数 | 2~6人 |
プレイ時間 | 10~20分 |
対象年齢 | 8歳~ |
定価(税込) | 1,500円 |
場に出ている動物カードを見て、単独最多の動物、動物の色を答えるカードゲーム。
ゲームに使うカードにはフラミンゴ、ペンギン、カメ、ラクダ、ワニの絵が描かれていて、ワニ以外はピンク、白、青、黄、緑の5色の色がついています。
このカードをゲームに参加するプレイヤーにだいたい均等になるように配り、それぞれ自分の山札として自分の前に置きます。
手番になったプレイヤーは自分の山札からカードを一枚めくり場に出します。カードを置く場所は3ヶ所あり、4枚以上場に出る場合はすでに場に出ているカードの上に重ねて置いていきます。
手番のプレイヤーはカードを場に出した直後に、場の3つの山の一番上に置かれているカードの状況に応じて以下のように「宣言」を行います。
・カードの色、動物に共通点がない場合 →「なし」と宣言
・カードの色、動物に共通点があり、その共通点が他の要素と比べて単独最多の場合 → その色、または、動物の名前を宣言
・カードの色、動物に共通点があり、2つの要素が同数で最多の場合 → 「ドデリド」と宣言
また、カメが場に出ている場合、出ているカメの枚数だけ宣言する言葉の前に「オー」とつけないといけません。
ワニが出てきたら宣言はせず、すべてのプレイヤーはできるだけ素早くワニのカードの上に手を載せます。
宣言を間違えたプレイヤー、ワニの上に手を載せるのが一番遅かったプレイヤーは場に出ているカードを全部引き取り、自分の山札に入れないといけません。
手番を繰り返して、一番最初に自分の山札をなくしたプレイヤーが勝者となります。
やってみれば誰でもすぐわかる簡単ルールだけどものすごく頭が混乱します。何故か動物の名前が出てこなくなったり、カメいないのに何故か「オー」っていちゃったり、1枚しか出してないのに出てる動物の名前を言ってしまったり、ワニが出てるのにボーっとしちゃったり、自分の反応も他の人の反応も面白おかしい、ものすごく盛り上がるパーティーゲームです。
アブルクセン
プレイ人数 | 2~6人 |
プレイ時間 | 20分程度 |
対象年齢 | 10歳~ |
定価(税込) | 1,980円 |
少し取っつきにくさはありますが、それを乗り越えると最高に楽しいカードゲームです。
1-13までの数字カードが8枚とオールマイティカード5枚の129枚をシャッフルし、各プレイヤーに13枚ずつ配り、その後、場の中央に6枚カードを出し、残りを山札にしてゲームスタートします。
時計回りの順番で手番を行い、手番には自分の手札から自分の場にカードを出していきます。同じ数字のカードなら何枚でも同時に出すことができます。このとき、自分の出したカードが、他のプレイヤーの場に出ている、そのプレイヤーが最後に場に出したカードと同じ枚数かつ自分が出したカードの方が大きい数字の場合、攻撃が発生します。
攻撃が発生したら、攻撃側は相手のカードを引き取るか引き取らないかを宣言します。引き取った場合、攻撃された側は山札か場の中央の6枚のカードから同じ枚数のカードを手札に加えます。引き取らない場合、攻撃された側は攻撃されたカードを引き取るか、もしくは攻撃されたカードを捨て札にし山札か場の中央の6枚のカードから同じ枚数のカードを手札に加えるかを選びます。
これを繰り返し、誰かの手札がなくなったら1ラウンド終了です。自分の場に出ているカードが1点、手札のカードが-1点です。プレイ人数と同じ回数、ラウンドをしたらゲーム終了です。一番点数が高い人が勝利となります。
手札は最初13枚しかないので、全部普通に出し切ると13点しか取れません。点数を伸ばそうとすると、攻撃して手札を増やさないといけませんが、増やしすぎて先に他の人に上がられると大きなマイナス点になってしまいます。
戦略性が高いけどワイワイ楽しめる、傑作カードゲームです。
インフェルノ
プレイ人数 | 3~7人 |
プレイ時間 | 20分程度 |
対象年齢 | 8歳~ |
定価(税込) | 2,200円 |
『インフェルノ』はライナー・クニツィア作の取ったカードがマイナス点になるカードゲームです。
カードは5色あり、1~5のいずれかの数が書かれています。このカードをシャッフルし各プレイヤーに12枚ずつ配り、スタートプレイヤーを決めたらゲームスタート。
スタートプレイヤーが手札からカードを1枚場に出し、時計回りの順番で1枚ずつ最初のプレイヤーと同じ数字か同じ色のカードを出します。カードを出せない、または出したくないプレイヤーがいたらそのプレイヤーが場に出ているカードを引き取ります。
その後カードを引き取ったプレイヤーがスタートプレイヤーとなり、上記の手順を繰り返します。
手札が無くなったら、ゲーム終了です。引き取ったカードは1枚マイナスですが、赤のカードだけはカードに書かれている数字がマイナス点になります。
手札に場に出すことが出来るカードが何枚あるかによって早めに引き取って被害を少なくするか、他のプレイヤーが出せないことを願ってカードを出し続けるか判断するだけのシンプルなデザインですが、その判断が悩ましくも面白い、スリル満点のカードゲームです。
テレストレーション
プレイ人数 | 4~8人 |
プレイ時間 | 15~30分 |
対象年齢 | 12歳~ |
定価(税込) | 5,500円 |
絵で伝言ゲームするゲーム。
各プレイヤーにそれぞれ違う「お題」が与えられるので、その「お題」が他のプレイヤーに伝わるように絵で描きます。全員描き終わったら、左隣の人にその絵を渡します。渡された人はその絵が何を表しているか考え、それを文字で書き、左隣に渡します。これを繰り返し、最初に描いた絵が自分の所に戻ってきたら、ゲーム終了です。
一応、お題が正確に伝わっていたら勝利ですが、それよりも予想外の伝わり方をした方が楽しい、みんなで笑えて仲良くなれる大変良くできたコミュニケーションゲームです。
オリフラム
プレイ人数 | 3~5人(公式に2人プレイ用ルールあり) |
プレイ時間 | 15~30分 |
対象年齢 | 10歳~ |
定価(税込) | 2,640円 |
王位の継承をめぐり、国への影響力を競い合う心理戦カードゲーム。全プレイヤー同じ内容の10枚のカード中からランダムに選んだ7枚を使い、カードの配置・効果の使用を6ラウンド繰り返し、影響点を最も集めたプレイヤーが勝利します。
ラウンドごとに各プレイヤーは手札のカードから1枚を選び、裏向きの状態で場に出します。カードは横1列に並べられ、カードの配置はカード列の左端か右端のどちらかか、すでに配置されている自分のカードの上に重ねるかです。
全員がカードを配置したら、カードの両端のどちらかから反対の端までカードを解決していきます。このとき、重なっているカードがある場合、一番上のカードだけ解決し、下のカードは存在しないものとして扱います。
解決するカードが裏向きの場合、カードを裏向きのままにして1点の影響力トークンをカードの上に置くか、カードを表向きにして公開しカードの上に載ってる影響力トークンを獲得して、その後そのカードの効果を使用するかします。
解決するカードが表向きの場合、そのカード