《ボドゲ紹介》『ヴァンパイア』楽しくも悩ましいジレンマゲーム

ボドゲ紹介
当ブログではアフィリエイト広告を利用しています。

みなさんはじめまして。やーみんと申します。

今回はボードゲーム界の巨匠、ライナー・クニツィアが作った「ヴァンパイア」というボードゲームを紹介します。

プレイ人数3~5人(ベスト人数4~5人)
プレイ時間30分程度
対象年齢10歳~
ジャンル手札管理、セットコレクション
発売時期2018年(2010年発表作品のリメイク)
デザイナーライナー・クニツィア
イラスト九月姫
販売元グループSNE
スポンサーリンク

「ヴァンパイア」の概要

「ヴァンパイア」は6つの場所を訪れて、ヴァンパイアを退治した数を競うセットコレクションカードゲームです。

プレイヤーは自分の手番に「山札からカードを引き、そのあと手札のカード1枚を同じ色の場所に加えるか、もしくは”ヴァンパイア退治”をする」か「場所を1つ選び、場からその場所のカードを全て取り、”ヴァンパイア退治”をする」をします。”ヴァンパイア退治”は手札から同じ色のカード三枚以上を選び、自分の前に表向きに置くことで、この置いたカードに描かれているヴァンパイアの首の数がゲーム終了時に得点になりますただし、置いたカードのうち各色でもっとも首の数が少ないプレイヤーのその色の点数は0点になります。

誰かが6つの場所全てでヴァンパイア退治した時点でゲームが終了するので速く攻めるか、ゆっくり手札を集めて大量得点を狙うのかが大変悩ましいゲームです。

「ヴァンパイア」の説明

内容物

場所カードです。全6枚。

ヴァンパイアカードです各場所(色)毎にヴァンパイアの首が一つ描かれたカードが11枚、2つ描かれたカードが5枚あります。この首の数を一番集めた人が勝利となります。

馬車カードです。いわゆるジョーカー。10枚あります。

準備

場所カードを一列に並べます。その下に首がひとつの同じ色のヴァンパイアカードを並べます。

残りのヴァンパイアカードと馬車カードを合わせてシャッフルし、各プレイヤーに裏向きで4枚ずつ配ります。

ルール

ゲームの進行

ゲームはスタートプレイヤーから順番に時計回りに手番を行うことで進行します。スタートプレイヤーは犬歯が一番長いプレイヤー、もしくは任意の方法でランダムに決めてください。

手番の流れ

手番が来たら次の①、②のいずれかを行います。

①山札を引く

山札からカードを2枚引きます。その後次のA、Bのどちらかを行わないといけません。

A.手札から任意のカード1枚を6つの場所のいずれかに加える。

同じ色の場所カードの下にヴァンパイアカードを加えます。首の数がわかるように、少しずらして重ねてください。馬車カードも置くことができます。その場合、好きな場所カードの下に加えてください。

B.ヴァンパイア退治を行う

「ヴァンパイア退治」については後述します。

②場札を取る

場にある色の中から1色選び、その色の場所のヴァンパイアカードと馬車カードをすべて取り手札に加えます。取ることができるのは一手番に1色だけです。その後「ヴァンパイア退治」(後述)を行わないといけません。

ヴァンパイア退治について

「ヴァンパイア退治」は手札から同じ色のカード三枚以上を選び、自分の前に表向きに置きます。首の数がわかるように少しずらして重ねてください。馬車カードは何枚でも任意の色のヴァンパイアカードとして置けますが、出したカードの中に最低一枚はヴァンパイアカードが含まれてないといけません。自分の前に置けるのは一手番に一つの色だけです。プレイヤーは既に自分の前に置いた色のカードを追加することはできません。ただし、出し直すことはできます。その場合、以前に出したその色のカードをすべて捨て札にし、同じ色のカードを新たに置きます。

ゲームの終了条件

次のうちどちらかが起きると終了になります。

・山札から最後のカードが引かれた(その手番は行う)。

・あるプレイヤーが6色すべてのヴァンパイアを退治した(即座に終了)。

得点計算

色ごとに退治したヴァンパイアの首の数を数えます。各色でもっとも首の数が少ないプレイヤーのその色の点数は0点(複数いる場合は全員)になります。残りの首の数の合計が得点になります。最も多くの得点を取ったプレイヤーが勝者です。

スポンサーリンク

「ヴァンパイア」のゲームレビュー

シンプルなのにしっかりジレンマを味わえる

ルールはシンプルなのに大変悩ましい展開になることが多いゲームです。

できるだけ首の数を多く出さないと0点になる可能性がある、だけど普通に山札引いていたら手札は一枚ずつしか増えない、場札を取れば一気に手札増やせるけど、そこはみんな狙ってる・・・と、どのタイミングで攻めるのか、さんざん悩ましてくれます。

実はインタラクションは相当強め

場の状況、手札、自分や相手の進行状況によって取るべき対応がどんどん変わるゲームです。

相手が速攻してきたら、他のプレイヤー同士で協力し、6色揃えれないようにしたり、妨害されて速攻できなくなったので、カードを出し直して0点になるのを防ごうとしたりと意外とインタラクションは強めです。

まとめ

ルールは単純だけど考えどころの多い、クニツィア先生らしい良作カードゲームです。気の合う友人とワイワイ言いながら遊ぶのに最適だと思います。

2021年7月21日時点でほとんどのお店に在庫がない状態ですが、新品ならヨドバシ.comで、中古なら駿河屋で購入可能です。

おまけ:「ヴァンパイア」のBGM

「ヴァンパイア」に合いそうなBGMを紹介するコーナーです。

Pia-no-jaC← 『Paradiso』

「→Pia-no-jaC←」はピアノとカホンというシンプルな構成でパワフルな演奏をする、インストゥルメンタルユニットです。

「Paradiso」は競い合って上を目指しているようなイメージが「ヴァンパイア」に合ってると思います。

「暁」というアルバムに収録されている曲ですが、同じアルバムの収録されている「獅子奮迅」、「PEACE」も「ヴァンパイア」の雰囲気に合ってます。

「暁」の視聴はこちらでできます

公式twitterに「獅子奮迅」のアレンジ版の「獅子ふんじゃった」が上がってました。このアレンジ大好き。

コメント

タイトルとURLをコピーしました