《ボドゲ紹介》「隠された順番」を探してすばやく並べるアクションゲーム『フロッターオッター』

ボドゲ紹介
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こんにちは。やーみんです。

今回は5色のブロックをお題カードに書かれている「隠された順番」に従って積み重ねるアクションボードゲーム『フロッターオッター』を紹介します。

お題カードには、何らかの5色の物体が描かれています。それらの物体は一見、色以外は同じものに見えますが大きさ、長さ、数などが微妙に違います。違いを見つける観察力が試される、スピード系のパーティーゲームです。

プレイ人数2~4人
プレイ時間20分
対象年齢8歳~
ジャンルアクション
発売時期2020年
デザイナーダン・クリルク
販売元メビウスゲームズ
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『フロッターオッター』の概要

5色のブロックを お題カード(送り状)に書かれている「隠された順番」に従って積み重ねるゲーム。

送り状には、何らかの5色の物体が描かれており、その物体は大きさ、長さ、数などの「隠された順番」 を2つ持っています。

上のエイリアンの送り状の場合、「隠された順番」は「歯の長さ」と「指の数」です。

「隠された順番」 が解ったらブロックをその順番で積み重ねます。積み重ねる順番は小→大でも大→小のどちらでも構いません。積み重ね終わったら、2種類の「隠された順番」 のいずれかで一番早くブロックを重ねたプレーヤーが得点を得ることができます。得点はカードに描かれている虫メガネの内側の色(上の写真の場合、緑色)のブロックが一番上、もしくは一番下になる「隠された順番」で積んだプレイヤーが2点、そうではない方の順番で積んだプレイヤーが1点を得ます。

順番を見つける観察力が試されるゲームです。

『フロッターオッター』の内容物

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送り状カードです。全60枚。

ブロックです。5色×4個の20個あります。

争奪カードです。1~3の数字が書かれたものが各1枚あります。

『フロッターオッター』のルール

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準備

・送り状カードを全部集めて、よく混ぜ、裏向きの山札にします。
・各プレイヤーは送り状カードを1枚ずつ受け取り、自分の
前に裏向きの状態で置きます。

各プレイヤーの前に置かれている送り状カードに描かれているカワウソのマークはそのプレイヤーの持っている得点を表します。カワウソマークは下図のように送り状カードの裏面に2つ、表面に1つ描かれているので各プレイヤは2点の得点を持ってゲームを開始することになります。

・テーブル中央に争奪カードを「プレイ人数ー1枚」置きます。
・各プレイヤーは5色のブロックを1つずつ受け取ります。

4人プレイ時の準備の例です。

ゲームの流れ

① 山札の1番上の送り状カードをめくり、山札の横に表向きで置きます。
② 送り状カードが置かれたら、全員一斉に送り状カードの内容を確認します。送り状には、何らかの5色の物体が描かれており、その物体は大きさ、長さ、数などの要素を2つ持っています。

例えば、上の写真の送り状カードの場合、要素は「縫い目の数」と「マフラーの長さ」です。
要素はそれぞれ判別できる順番を持っています。例えば、上の写真の「マフラーの長さ」の場合、ピンク→青→橙→黄→緑の順に短→長の順番になっています。
要素とその順番が解ったらブロックをその順番で積み重ねます。積み重ねる順番は小→大でも大→小のどちらでも構いません。

上の写真の送り状の場合、送り状の右の4種類の重ね方のどれかになります。

③ ブロックを重ねたら、テーブル中央に置かれている争奪カードのうち、最も小さい数字の争奪カードを取り、自分の前に置きます。争奪カードを取ったプレイヤーはブロックの順番を変えることは出来なくなります。

④ テーブル中央のすべての争奪カードが取られたら、争奪カードを持っているプレイヤーのブロックの順番が正しいか確認します。

⑤ 2種類の要素(同じ要素について逆順で重ねたものは同じ要素について並べたものとみなします)について正しい順番でブロックを並べたプレイヤーのうち、一番小さい数字の争奪カードを持っているプレイヤーは勝者となります。要素は2種類あるため、勝者は最大2人いる可能性があります。

⑥ 勝者は、送り状カードを獲得します。勝者が1人の場合、今回使用した送り状カードを獲得します。勝者が2人の場合、そのプレイヤーは山札から送り状カードを獲得します。
送り状カードを獲得したしたプレイヤーはその送り状を自分の前に置きます。このとき、カードに描かれている虫メガネの内側の色のブロックが一番上、もしくは一番下になる要素の順番で積んだプレイヤーは送り状カードを裏向きで自分の前に置き、そうではない方の要素の順番で積んだプレイヤーは表向きで自分の前に置きます。

各プレイヤーの前に置かれている送り状カードに描かれているカワウソのマークはそのプレイヤーの持っている得点を表します。カワウソマークは送り状カードの裏面に2つ、表面に1つ描かれているので虫メガネの内側の色のブロックが一番上、もしくは一番下になる要素の順番で積んだプレイヤーは2点、そうではない方の要素の順番で積んだプレイヤーは1点を得ることになります。

⑦ ブロックの順番を間違えてたり、全てのブロックを積んでいないのに争奪カードを取ったプレイヤーは得点を1点失います自分の前に裏向きで置かれている送り状カードを1枚表にする(2点を1点にする)か、表向きの送り状カードを捨てる(箱の中に戻す)かしてください。
送り状カードを持っていない場合(0点の場合)、得点を失うことはありません。

⑧ ①~⑦をいずれかのプレイヤーが自分の前に5枚の送り状カードを置くまで繰り返します。

ゲームの終了と得点計算

いずれかのプレイヤーが自分の前に5枚の送り状カードを置いたらゲーム終了です。自分の前に置かれている送り状カードに描かれている、カワウソマークの数が得点になり、一番得点の多いプレイヤーがゲームに勝利します。同点の場合には同店のプレイヤーの中で一番、送り状カードの枚数が少ないプレイヤーの勝利となります。それも同数だった場合、引き分けとなります。

『フロッターオッター』のゲームレビュー

観察・判断部分を伸ばした並べ替えアクションゲーム

「お題に描かれている順番に物を並べ替える」ボードゲームは、シリンダーに入っているボールをボールに手を触れずに移動させる「ドクターエウレカ」、ビーカーの中のボールを撹拌棒で並べ替える「ドクタービーカー」、カードに描かれた通りに自分の指にゴムを掛ける「リングディング」など並べ替える方法を工夫しているものが多いです。
「フロッターオッター」はこれらのゲームと違い、「並べる順番を隠す」という工夫をしたゲームです。他のゲームは「並べ替える方法」を工夫した分、手先の器用さを競う要素が強いのに対し、「フロッターオッター」は観察して判断する要素が強いです。


器用さを競うゲームはそれはそれで面白いですが、どうしても向き・不向きが大きくなるし、頭でわかっていてもどうしても並べかえれないというのはかなりストレスになります。その点「フロッターオッター」は並べる順番さえ発見できれば、あとはブロックを積み重ねるだけなのでストレスも少なく、発見する楽しさだけ味わえて非常に楽しいです。

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まとめ

まちがい探しやパズルが好きな人には特におすすめなアクションよりも頭を使う要素が強い、大変盛り上がるパーティーアクションゲームです。

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