《ボドゲ紹介》『ワトソン&ホームズ』シャーロック・ホームズの世界で謎を解き明かす対戦型推理ゲーム

ボドゲ紹介
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こんにちは。やーみんです。

今回はボードゲーム『ワトソン&ホームズ』の紹介です。

ミステリー好きな人におすすめしたい、たいへん良く出来た推理ゲームです。

プレイ人数2~7人
プレイ時間60~120分
対象年齢12歳~
ジャンル推理
発売時期2017年
デザイナーヘスス・トーレス・カストロ
版元/販売元Space Cowboys/ホビージャパン
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『ワトソン&ホームズ』の概要

全13話構成のシャーロック・ホームズの小説の世界を舞台にした対戦型推理ゲームです。時には相手の捜査を妨害しながら、誰よりも早く真相を解き明かすことを目指します。

各プレイヤーは「シャーロック・ホームズ」の世界の様々な場所を巡り、情報を集めます

情報が十分に集まり、推理ができたと思ったら、解答カードを見て、答え合わせが出来ます。答えが合っていれば勝利となります。間違えてた場合は間違えたプレイヤーがヒントを出す役になり、続行します。

『ワトソン&ホームズ』の説明

内容物

事件ファイルです。13話分あります。事件の解答がファイルの中に書かれているので、遊ぶ前に開かないように気を付けましょう。

 

場所カードを入れる封筒と場所カードです。場所カードは買ったばかりの時は包装に入ってまとまっている状態なので、各事件ごとに分け封筒に入れます。裏面を見ないように気を付けましょう。

 

ワトソンカード、ホームズカードと人物カードです。

 

停車場カードと馬車トークンです。馬車トークンは「×5」が5個、普通のが52個あります。

 

左から開始プレイヤートークン(1個)、警察トークン(6個)、中止トークン(6個)、解除トークン(2個)、ウィギンストークン(1個)です。ウィギンストークンはウィギンスの人物カードを持っているプレイヤーだけが使います。

プレイヤーコマとプレイヤートークンです。

準備

・事件ファイルを1つ選び、対応する場所カードを確保します。事件ファイルの中、場所カードの裏面を見ないように気を付けましょう。

説明では2番の事件のファイルを使います。

 

・場所カードを事件ファイルのカード配置欄に書かれてる通りに並べます。

場所カードに書かれている番号に従い並べます。

 

・場所カードの隣に停車場カードとワトソンカード、ホームズカード置きます。ワトソンカードは能力が書いてある面が見えるように、ホームズカードは見えないように置きます。

・馬車、警察、中止、解除トークンを種類別に分け、プレイヤーが取りやすい位置にサプライに置きます。

場の1例です。

・最も朗読が得意なプレイヤーが開始プレイヤートークンと事件ファイルを受け取り、事件ファイルの裏表紙に書かれている物語導入部と、今回のゲームに勝利するために解く必要のある質問を読み上げます。その後、 特別ルールが書いてあればそれについて説明します。

※ゲーム中、どのプレイヤーも好きなときに事件ファイルに書かれている導入部、質問、特別ルールを確認することができます。

・各プレイヤーにプレイヤーコマと、コマと同じ色のプレイヤートークン配ります。その後、特別ルールに指示がなければ、馬車トークン10個、警察トークン1個を配ります。

※6人以上で遊ぶときは開始プレイヤーから時計回りで5人までに警察トークン1個、残りのプレイヤーに中止トークンを一個ずつ渡してください。

紙と筆記用具を各プレイヤーに渡します。紙と筆記用具このボードゲームに含まれてませんので、自前で用意してください。たいてい、紙は一枚では足りなくなるので多めに用意した方が良いです。

・最後に特別ルールに指示がなければ、人物カードをシャッフルして、裏向き(能力が書いてある面を下にして)配ります。人物カードを受け取ったプレイヤーは能力を確認してください(ほかのプレイヤーには見せないようにしてください。)

※3人以下でゲームを行う場合は、ウィギンスのカードは箱に戻して配ってください。

ルール

ゲームの進行

ゲームはラウンド制になっています。各ラウンドは訪問フェイズと捜査フェイズに分かれています。

訪問フェイズ

訪問フェイズでは、開始プレイヤーから時計回りの順番で手番を行います。

手番で各プレイヤーは自分の訪問したい場所カードを選び、その上に自分のコマをおきます。選んだ場所の状況によって以下のように対応が変わります。

停車場・ベイカー街221B以外の場所を選んだ場合

①選んだ場所に警察トークンがある場合

警察トークンがある場所は中止トークンか解錠トークンを持っていないと選ぶことは出来ません。

中止トークンを持っている場合は、コマをその場所に置く直前に、中止トークンを使い警察トークンを取り除きます(両方のトークンをサプライに戻します)。

解錠トークンがある場合、警察トークンを取り除かずにコマを置くことができます。解錠トークンは捜査フェイズ中に使うことになります。

中止トークンと解除トークンの両方を持ってる場合、どちらを使うか選んでください。

警察トークン、中止トークン、解除トークンはそれぞれ下の画像のシンボルが書かれている、場所を訪問することで捜査フェイズの終了時に入手することができます。これらのトークンは最大一個までしか持つことは出来ません。

 

②選んだ場所に他のプレイヤーのコマが置かれてない場合

その場所に自分のコマと自分の持っている馬車トークンを任意の数(0個でもよい)置いてください。

③選んだ場所に他のプレイヤーのコマが置かれている場合

既にその場所にいるプレイヤーよりも多くの馬車トークンを置かないと、その場所に入ることは出来ません。より多くの馬車を置き、その場所にコマを置いたら、先にその場所にいたプレイヤーは自分のコマと自分が置いた馬車トークンを手元に戻し、自分の馬車トークン1つをサプライに戻してください。そのプレイヤーは自分に手番が再び回ってくるのを待ち、再度場所の選択をしてください。

馬車トークンは停車場を訪問するか、下記のマークが書かれてる場所を訪問することで捜査フェイズの終了時に入手することができます。

停車場・ベイカー街221Bを選んだ場合

停車場とベイカー街221Bは複数のプレイヤーが駒を置くことが出来ます。この2か所を選んだ場合は、馬車トークンは置かず自分のコマだけ置いてください。

①停車場を選んだ場合

停車場にコマを置いたプレイヤーは捜査フェイズの終了時にサプライから馬車トークンを3個受け取ります。

②ベイカー街221Bを選んだ場合

ベイカー街221Bはホームズが住んでる場所です。ここにコマを置いたプレイヤーは捜査フェイズに事件の解決に挑戦できます。事件の解決への挑戦は各プレイヤー毎に1回しか挑戦できないので、事件ファイルの質問の答えがすべて推理できてからこの場所を訪れましょう。

ワトソンカードについて

ワトソンカードは訪問フェイズ中に、場所カードを選ぶのに加えて(選ぶ前後に)馬車4つを消費して取ることができます。同じラウンド中に他のプレイヤーがワトソンカードを取ることは出来ません。

ワトソンカードを持っているプレイヤーは捜査フェイズの開始時に他のプレイヤー1人を選び、そのプレイヤーが訪問した場所カードの内容を読み上げさせることができます。

※ベイカー街221Bと下のワトソンカード禁止のシンボルがついてる場所カードは内容を読み上げさせることはできません。

捜査フェイズ

捜査フェイズの開始時にワトソンカードを持っているプレイヤーはそのカードの能力を使用します。

それが終わったら、すべてのプレイヤーは同時に自分のコマが置いてある場所カードを取り、そこに置かれている馬車トークンをサプライに戻します。コマは場所カードな合った位置に残してください。その後、各プレイヤーは自分の場所カードの内容を読み、内容についてメモを取ります。

警察トークンが置かれている場所カードにコマを置いてた場合はカードを読む前に解除トークンをサプライに戻します。警察トークンは取り除かず、次のラウンド以降もその場所カードの上に残ります。

すべてのプレイヤーが自分のカードを読んで、メモを終えたら、場所カードをもとの場所に戻し、自分のコマを手元に戻してください。

警察トークンを持っているプレイヤーは自分のコマがあった場所に警察トークンを置くことができます。ただし、停車場、ベイカー街221B、すでに警察トークンが置かれている場所、下の画像のシンボルが書かれた場所には置くことができません。

ベイカー街221Bにコマを置いていた場合

ベイカー街221Bを訪れたプレイヤーは、捜査フェイズに事件の解決に挑戦します。

そのプレイヤーは事件ファイルに書かれた質問に対する自分の答えを紙に書きます。回答はできるだけあいまいさを残さず、正確に書いてください。

書き終えたらベイカー街221Bのカードの裏面を読み答えを確認してください。

質問すべてに正しく答えていた場合、そのプレイヤーはゲームに勝利します。

答えが1問でも間違えてた場合は、その旨を他のプレイヤーに伝え、正解した質問の数を(その質問に正解したかは示さずに)宣言してください。

※複数のプレイヤーがベイカー街221Bにコマを置いていた場合は、馬車トークンを持っている数が多い人から順番に事件の解決に挑戦してください。馬車の数が同じ場合は同時に事件の解決に挑戦したことになります。

事件を解決できず、まだ退場してないプレイヤーがいる場合、そのまま次のラウンドに進み、残ったプレイヤーでゲームを続けてください。

ホームズカードについて

ホームズカードはいずれかのプレイヤーが初めて事件の解決に失敗した後から使えるようになります。

初めて事件の解決に失敗したら、ホームズカード裏返し、能力が書かれてる面を表にします。

以降、プレイヤーは任意のタイミングで馬車トークン3個を支払い、以下の能力を使えるようになります。

①解答の参照:退場したプレイヤー1人の解答を読むことができます。

②回答の確認:質問のうち1つの解答を紙に書き、退場したプレイヤーに全員に聞こえるように読んでもらい、それが正解か教えてもらえます。

人物カードについて

人物カードはそれぞれ独自の能力と馬車を3個得る能力を持っており、どちらか一方の能力のみ使用することができます。

各プレイヤーは人物カードに書かれたタイミング(独自能力は人物カード毎に違います)で人物カードを公開(能力面を表にします)し、能力を使用することができます。

ゲームの終了条件

プレイヤーがベイカー街221Bですべての質問に正しく答えたら、そのプレイヤーの勝利となり、ゲーム終了となります。

事件ファイルを開き、中に書かれてシャーロック・ホームズによる解答を読み上げてください。

ゲームに残っているプレイヤーが1人だけになった場合、そのプレイヤーは自分の手元に残っている馬車トークンの数と等しい追加のラウンド(最大4ラウンドまで)を行います。追加のラウンドが終わったら、最後のプレイヤーは解答に挑戦しないといけません。成功したらそのプレイヤーの勝利となり、失敗したら全員敗北となります。

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『ワトソン&ホームズ』のゲームレビュー

正に名作。ミステリーとしての完成度がすごい

はっきり言って名作です。ボードゲームとして良く出来てるし、ミステリーとしての完成度も高いです。

見落としをせずにきちんと情報を集めればほぼ確実に解答にたどり着けるように作られています。ほんの少しだけ、知識がないと難しいところもありますが、推測できないレベルではないです。

対戦の要素も良く出来ていて、他のプレイヤーが答えにたどり着けないようにどこを塞ぐか、かなり考えさせられます。他のプレイヤーより早く解答しないといけないのが適度な緊張感につながってて良い感じです。

推理をするボードゲームの中では自分が知ってる中では一番面白いゲームです。

まとめ

ボードゲーム好きな人だけでなくミステリー好きな人にも自信をもっておすすめできる、名作推理ゲームです。機会があったら是非遊んでみてください。

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