こんにちは。やーみんです。
今回はアコギを弾かせたら世界一!…いや宇宙一!、かもしれない人間を超越しちゃってるギタリスト、『トミー・エマニュエル』を紹介します。
『トミー・エマニュエル』のプロフィール
トミー・エマニュエルは1955年生まれ、オーストラリア出身のアコースティックギタリストです。
人間離れした腕前を持つギタリストで「フィンガーピッキングの達人」として有名です。
10歳の頃にはすでにプロのミュージシャンの一人として活動するなど、子どもの頃から才能を発揮している天才ギタリストです。
伝説のフィンガーピッキングギタリスト、チェット・アトキンスから「地球上で最高のギタリストの1人」と評されており、世界に5人しかいない「Certified Guitar Player(通称C.G.P)」の称号を授かっています。
『トミー・エマニュエル』の特徴
ベースパートとメロディ、リズムパートをアコースティックギター1本で弾く、ソロギタリストです。
今ではそこまで珍しいものでもなくなったソロギターですが、トミー・エマニュエルのすごいところはその技術のすべてが世界一のレベルであるところです。本当に何をやっても世界一。次元が違う技術です。
特にリズム感が素晴らしく、超高難度のギターテクニックを盛り込みまくってるのにリズムが全然ブレません。
また、サービス精神が旺盛なユーモアがある性格で、ライブでは客を盛り上げる数々のパフォーマンスを見せてくれます。
世界一の技術を持っている、世界一楽しそうにギターを演奏する、陽気なおじさんです。
『トミー・エマニュエル』のおすすめ曲 BEST12
トミー・エマニュエルはソロだけでなく、合奏も得意なんですが、今回はソロの曲から選曲しています。BEST10にするつもりでしたが絞り切れなかったのでBEST12です。
第12位 Son of A Gun
ちょっとウェスタンぽさもあるノリの良い曲。こんな演奏しながら鼻歌歌える余裕があるのがすごいです。
第11位 Endless Road
果てなき道、人生を表現してるのかなと思われる、曲の移り変わりが面白い曲です。多彩な表現が聴けます。
第10位 Questions
子どもから素朴な質問をされた時に出来た曲なのかなと思っています。のどかで美しい曲。
第9位 I Go To Rio
とにかく陽気で明るい曲。リオに行くのが楽しみでしょうがないのでしょう。
第8位 Somewhere Over The Rainbow
映画「オズの魔法使い」の劇中歌のカバー。この曲でよく使ってるハーモニクスでアルペジオしてるような技術は簡単そうにやってるように見えますが超高等技術です。ここまできれいな音で淀みなくできるのはトミー・エマニュエルだけです。
第7位 Train to Dusseldorf
移動中に聴くとテンションが上がる曲。曲名の「Dusseldorf」はドイツの経済・芸術の中心都市だそうです。
第6位 Beatles Medley
まさに1人バンドなベースパートとメロディ、リズムパートの弾き分けを堪能できるソロギターの技術全開の曲。右手が2本あるようにしか聴こえません。
第5位 The Hunt
怒涛の勢いで激しく弾きまくるカッコいい曲です。狩りのイメージがまさにぴったりです。
第4位 Mombasa
トミー・エマニュエルの演奏でも特に人気がある名曲です。動画はライブでよくやるパーカッション演奏から「Mombasa」に繋げるパターンのものです。「Mombasa」だけ聴きたい方は1:37から始まるのでそこまで進めて聴いてください。
第3位 Guitar Boogie
もはやすごいとしか言いようがない、アコースティックギターの技術の極致という感じの曲です。グルーヴ感がすごすぎる。
第2位 Angelina
この曲は娘さんに贈った曲だそうで、優しさと愛情が滲みだすような演奏です。心の底から大事にしていることが伝わってくる曲です。
第1位 Classical Gas
カッコよすぎる!
初めて聴いたトミー・エマニュエルの曲がこの曲です。ネットサーフィンしてて偶然見つけたのですが、なんだこの化け物は、と思ったのを今でも覚えています。
とにかくすさまじい勢いの曲です。このテンポで、信じられない音の数を出して、音色もリズムもまるで崩れないといのが未だに信じられず、聴くたびに思わず笑ってしまいます。
『トミー・エマニュエル』のおすすめアルバム
ENDLESS ROAD
ゆったりとした、落ち着いた曲が多く収録されているアルバムです。きれいで聞きやすい曲が多いので初めてトミー・エマニュエルの演奏を聴く方におすすめです。
「Endless Road」、「Angelina」、「Somewhere Over The Rainbow」、「Son of A Gun」が収録されています。
Only
すべての曲を一発録りで録音している、緊張感がありながらも柔らかい音質で、洗練された高い技術力と表現が楽しめるアルバムです。
「Mombasa」、「Questions」、「Train to Dusseldorf」が収録されています。
Live one
BEST12で紹介した曲のうち9曲を含む、ライブアルバム。ライブアルバムですが録音も大変良くヴァリエーションに富んだ曲を聴くことができます。
「Beatles Medley」、「Classical Gas」、「Son of A Gun」、「Questions」、「Angelina」、「Mombasa」、「Guitar Boogie」、「Train to Dusseldorf」、「The Hunt」が収録されています。
最後に
トミー・エマニュエルの紹介、いかがでしたでしょうか。超超絶技巧を持ちながら、まったくそれに溺れることなく、観客を全力で楽しませるエンターテイナーの鑑のようなギタリストです。
インストを普段聴かないという方にも是非聴いてみて頂きたいです。
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