こんにちは。やーみんです。
今回はライナー・クニツィア先生作のカードゲーム、『ポイズン』を紹介します。
ただのお手軽ドキドキゲーかと思いきや、考えれば考えるほど泥沼にはまっていくような奥深さがあるゲームです。
プレイ人数 | 3~6人(ベスト人数4~5人) |
プレイ時間 | 30分前後 |
対象年齢 | 8歳~ |
ジャンル | ハンドマネジメント |
発売時期 | 2005年 |
デザイナー | ライナー・クニツィア |
版元/販売元 | AMIGO/cosaic |
『ポイズン』の概要
悪ふざけが大好きな魔女になり、3つの大鍋に霊薬と毒薬を混ぜていき、鍋から薬をあふれさせてしまったら鍋の中身を一気飲みしないといけないという、ブラックな設定のカードゲームです。
プレイヤーは1、2、4、5、7の数字が書かれた赤、青、紫の霊薬のカードと4の書かれた毒薬のカードからランダムに配られた手札を持っており、手番が来たら1枚選んで好きな鍋に置いていきます。ただし1つの鍋には1色の霊薬カードと毒薬カードしか置くことは出来ません。
順番に鍋に置いたカードに書かれた数字の合計が14以上になるカードを置いたプレイヤーはその鍋に置かれてるカードを全部受け取らないといけません。
全員の手札がなくなったらラウンド終了となり、得点計算を行います。得点は霊薬が1点、毒薬が2点です。ただし、1つの色の霊薬を最も多く獲得したプレイヤーはその色の霊薬を全て捨てることが出来ます。
プレイ人数分のラウンドを行い、最も点数の少ないプレイヤーが勝者となります。
『ポイズン』の説明
『ポイズン』のゲームレビュー
いつ、どれを、どれだけ引き取るのか。判断が悩ましい良作カードゲーム
このゲームでは取ったカードは、マイナス点になってしまうので、出来ればカードを引き取りたくないのですが、よっぽど手札と展開に恵まれない限り、引き取らないのはほぼ無理です。必然的にどれかの色を多く引き取って、0点にすることを目指すことになるのですが、いつ、どれを、どれだけ引き取るのかの判断が非常に難しく、悩ましいです。
どれかの色を狙ってどんどん取ったほうが良さそうな気もしますが、露骨にその色ばかり取っていたら、毒薬をたくさん入れられ、大量失点したりすることもあるし、あんまりその色をたくさん取りすぎると、他のプレイヤーのマイナス点も増えなくなってしまいます。
シンプルなルールですが、あちこちにジレンマが発生する仕掛けが絶妙なバランスで仕込まれていて、非常に戦略性高いゲームです。
まとめ
場の状況を的確に把握し、展開を読むのが重要な、ジレンマたっぷりの良作ゲームです。人数が多い方がより判断が難しくなり、悩ましさが上がるのでおすすめです。
コメント