10万タイトル以上のゲームが登録されているPCゲームプラットフォーム「STEAM」。あまりにもゲームが大量すぎて選べないという方も多いのではないでしょうか?
そんな人たちに是非遊んでもらいたいおすすめゲームを厳選して紹介します。
RPG
ペルソナ4 ザ・ゴールデン
プレイ人数:1人
日本語対応:あり
STEAM DECK互換性:確認済み
ジャンル:RPG
定価 1980円 購入はこちらから
PS2で販売されていたジュブナイルRPG「ペルソナ4」のリニューアル版。
特殊な力に目覚めた田舎町の高校生たちが、青春を謳歌しながら町で発生している連続殺人事件を追います。
町の人や仲間と交流するアドベンチャー部分とダンジョンに行き探検するRPG部分が半々くらいに分かれており、どちらも大変出来が良いです。
特にストーリーはミステリー作品としても、ジュブナイル作品としても優れており、ストーリーに定評のあるペルソナシリーズの中でも随一の出来です。
ペルソナ4との違いはグラフィックの向上、イベントの追加、ゲーム内の期間が3ヶ月増えている等です。イベントのボリュームがかなり増えているので、「ペルソナ4」をすでに遊んでる人でも楽しめます。
ペルソナ5 ザ・ロイヤル
プレイ人数:1人
日本語対応:あり
STEAM DECK互換性:確認済み
ジャンル:RPG
定価 7678円 購入はこちらから
ジュブナイルRPG「ペルソナ5」に様々な要素の追加・調整を加えた完全版。
歪んだ欲望を持つ悪人たちの認知が具現化した異世界「パレス」に侵入し、欲望の象徴である「オタカラ」を盗み出すことで改心させることができる「心の怪盗団」の活躍を描いた作品です。
戦闘の戦略性の高さ、ペルソナ合体の面白さ、メインダンジョンである「パレス」のギミックの多彩さなどシステムや演出の面では前作のペルソナ4から大幅に進化していて、遊んでいてストレスを感じる部分がほとんどなく、クリアまで100時間以上かかるゲームですが最後まで中だるみすることなく夢中でプレイすることができます。
反面、ストーリーやキャラクターの描写についてはペルソナ4の方が優れています。決してペルソナ5のストーリーやキャラクターが悪いというわけではありませんが、ペルソナ4ほどの完成度はなく、ストーリ面では展開の粗が若干目立ち、キャラクターの心理描写が少し浅めになっています。
ストーリーやキャラクターの描写についてはペルソナ4に負けていますが、それ以外のすべての面についてペルソナ4から大幅に進化しており、総合的なゲームの完成度はペルソナ4だけでなく今までに発売された全てのJRPGの中でも最高峰の作品です。
特にロイヤルになってさらに色々な便利機能が追加されたユーザビリティの面では随一で、ストレスなくゲームに没入でき、最後までダレることなく楽しみ続けれるのが最大の魅力です。
龍が如く7 光と闇の行方 インターナショナル
プレイ人数:1人
日本語対応:あり
STEAM DECK互換性:確認済み
ジャンル:RPG
定価 1980円 購入はこちらから
極道の世界や裏社会が舞台の人気シリーズ「龍が如く」シリーズの本編シリーズ7作目。
主人公がクールで最強の極道ヒーローな「桐生一馬」から明るい三枚目系だけど根の部分がすごく熱い「春日一番」に代わり、さらにバトル部分がアクションからまさかのコマンド式RPGに変わった意欲作です。
仲間との絆がテーマのどん底から成りあがっていく熱いストーリーがとにかく素晴らしいです。シナリオ面では「龍が如く」シリーズの中でも随一と言ってよい出来です。
どん底から這い上がり、仲間と成長しながら困難を乗り越えていく設定が、仲間と共闘させやすく、レベルアップによる成長がわかりやすいRPGのシステムと非常にマッチしているのも大変良いです。
メインシナリオの本筋自体はシリアスな内容ですが、主人公の明るい性格に合わせてか全体的にバカゲー的な笑える要素が増えています。明るく楽しく遊べてそのうえでしっかり感動できるバランス感覚が素晴らしいです。
バトル部分は技使用時に特定のボタンをタイミングよく押すことにより威力が上がる「ジャストアクション」、受けるダメージが減る「ジャストガード」など若干のアクション性があります。敵や味方が常に移動しながら戦うのが売りで、そのおかげで今までのシリーズのアクションバトルに近い雰囲気のあるバトルに仕上がっています。
技の演出も派手なものが多く、演出や雰囲気の面では良くできたバトルですが、攻撃をするたびに敵への移動が発生するため、テンポ面で問題があったり、敵の弱点属性で攻撃するのが重要な割には攻撃の属性が偏っているためゲームバランスがあまり良くなかったりと問題点も結構多いです。
バトルのテンポや戦略の面で問題はありますが、それ以外の部分は最高に良くできたRPGです。特にRPGにストーリーを求めている人には全力でおすすめできます。
Undertale
プレイ人数:1人
日本語対応:あり
STEAM DECK互換性:プレイ可能
ジャンル:RPG
定価 980円 購入はこちらから
もはや「文化」になったと言っても過言ではない、素晴らしすぎるRPG。
音楽が良い、世界観が良い、キャラクターが良い、そしてストーリーがとにかく良い。最高に上質なミュージカルを観てるようなゲームです。
色々言いたいことはあるんですが、まだ遊んだことがない人には先入観がない状態で遊んで欲しいので、とりあえず遊んで欲しいとだけ言っておきます。
Wizardry外伝 五つの試練
プレイ人数:1人
日本語対応:あり
STEAM DECK互換性:プレイ可能
ジャンル:RPG
定価 2,980円 購入はこちらから
2006年にWindows XP向けに発売された「ウィザードリィ外伝 五つの試練」のSteam移植版。Steamへの移植に当たってワイドスクリーンへの対応、グラフィックの強化、カスタムポートレイト機能の追加などリメイクといっても良いくらいの改変が行われています。
国産のウィザードリィシナリオシリーズ「ウィザードリィ外伝」を手掛けたスタッフが中心になって作られた5つのシナリオとユーザーが作った100本以上のシナリオを遊ぶことができる、「一生遊べるウィザードリィ」です。
公式のシナリオは昔ながらのウィザードリィらしい、一瞬の油断で仲間が死に、運が悪いと灰になりロストしてしまうピーキーで理不尽なバランス。とても現代のRPGに慣れた方々に手放しでおすすめできるものではありませんが、独特の緊張感が魅力で刺さる人には刺さりまくります。
ゲームのシステムや世界観もそれぞれのシナリオで違い、公式シナリオだけでもウィザードリィが5本遊べると言っていい内容になっています。
ユーザーシナリオはとても一般の人が作ったと思えない非常に質の高いものが多いです。特にシナリオ「永遠の守護者」は歴代のウィザードリィと比べても上位に入るほど出来が良く、これを遊ぶためだけにこのゲームを買っても良いくらいです。
他にも戦闘バランスが優しめで初心者向けな「適当RPG」、2本の塔を行き来するマップ構造が面白い「龍の邂逅」、ダンジョンがランダムに構成されるローグライクの要素を取り入れた「Infinite Labyrinth」などのシナリオがおすすめです。
オリジナルにあったシナリオエディタも2023年10月26日の早期アクセス終了・正式版リリースに伴いオープンベータ版がリリースされ、遊ぶだけでなく創作もできるようになりました。
現時点で100本以上のウィザードリィが遊ぶことができ、今後も増え続け、そのうえ自分でシナリオを作ることもできる素晴らしいRPGです。
なお、このゲームがはじめてのウィザードリィという方は、ネットでウィザードリィのお約束を一通り調べてから遊んだほうが良いです。基本、ゲーム内でシステムなどについてほぼ説明されません。
CURIOUS EXPEDITION
プレイ人数:1人
日本語対応:あり
ローカルマルチ:不可
オンラインマルチ:可
REMOTE PLAY TOGETHER:不可
STEAM DECK互換性:プレイ可能
ジャンル:ローグライク探検シミュレーションRPG
定価 1,480円 購入はこちらから
自動生成される世界を探検し、各地にある黄金のピラミッドを発見し、名声を得ることが目的のボードゲーム風探検ローグライクシミュレーションRPG。
TRPG・ゲームブック風のテキスト・戦闘に、資源管理系のボードゲームを合わせたようなゲームです。
見た目もゲーム性も地味なんですが、ゲームバランスが練りこまれまくっていて、ローグライクのランダム性のおかげもあり、何度やっても飽きない病みつきになるゲームです。
経験を積んで知識が積み重なると抜群に面白くなる大変ローグライクらしいゲームです。
Sword of the Stars: The Pit – Osmium Edition
プレイ人数:1人
日本語対応:なし(日本語化可能)
STEAM DECK互換性:不明
ジャンル:ローグライク、RPG
定価 1,010円 購入はこちらから
SF世界観のターンベースローグライク。
いわゆる「不思議のダンジョン」系のローグライクですが、超能力と銃火器など遠距離攻撃中心のゲームバランス、選択したキャラクター毎にターン内の移動回数が違う仕様、スキルによる行動成否判定、クラフトなど独自の要素が大量にあります。
大量の独自要素のせいで、取っつきにくさは正直相当のものですが、理解できればローグライクの中でも随一の奥の深さを持つ、めちゃくちゃ面白いゲームになります。
難易度は6段階ありますが、一番簡単なEasyですら、不思議のダンジョンシリーズのエンドコンテンツの高難易度ダンジョン以上に難しいです。ちなみに自分の場合、Easyをクリアするまでに50時間ほどかかりました。
日本語対応していませんが、有志の日本語化があります。下記のページで日本語化方法についてわかりやすく解説されています。
SteamにあるSword of the Stars: The Pit ガイド(JP)とSotS:The PIt Wikiの初心者ガイドを読みながら遊ぶのがおすすめです。
アクションRPG
Terraria
プレイ人数:1~256人
日本語対応:なし(日本語化可能)
ローカルマルチ:不可
オンラインマルチ:可
REMOTE PLAY TOGETHER:不可
STEAM DECK互換性:確認済み
ジャンル:サンドボックス、サバイバルクラフト、アクションRPG
定価 1200円 購入はこちらから
掘って、建築して、探索して、クラフトして、戦える、出来ること満載の2Dサンドボックスアクションゲーム。
よく2D版マインクラフトと言われるゲームですが、ゲーム性はかなり異なり、マインクラフトは建築が、テラリアは戦闘・探索がメインになります。
テラリアは基本的にボスキャラを倒すことがゲームの大きな目的で、クラフトできるものも武器や防具、回復アイテム、探索用の装備品などが中心になっています。いろいろな土地を訪れ、地下を掘り進み、手に入れた鉱石や武器・防具をクラフトで使ってより強力な装備を作りプレイヤーキャラクターを強化し、ボスに挑む、ハクスラにクラフトや建築などサンドボックスの要素を加えたゲームです。
建築部分については2Dで平面的なこともあり、マインクラフトほど自由に何でも作れないですが、外敵から身を守るための拠点づくりは絶対必要だし、探索をスムーズに行うためのインフラ整備も重要で、しっかりゲームの攻略要素の一つとして機能しています。また、例えば、ボスから逃げながら戦うために長く平坦な道を作ったり、高速で移動しながら戦うために線路とトロッコを設置したりといったように、戦闘の下準備にも建築は関わってきます。
普通にラスボスを倒すまで遊ぶだけでも100時間はかかるボリュームで、4000種類以上あるアイテムを全部取得したり、高難易度モードの挑戦したり、巨大な建築物を作ったりといったやりこみに手を出し始めたら数百、数千時間遊べます。
弱点は操作性と、ゲーム内の説明の少なさ。
操作にはキーボードとマウス、ゲームパッドのどちらかを使えますが、キーボードとマウスだと移動に少し慣れが必要で、ゲームパッドだと建築がやりにくいうえにインベントリ画面でカーソルが固まるなどバグが多いです。バグがなく、慣れれば移動も問題ないキーボードとマウスでの操作がおすすめです。
説明の少なさについては、特に一番最初の家の建て方でつまずく人が多いと思います。建てた建築物が住居として機能するはっきりした条件についてはゲーム内で説明がないのでwikiの初心者ガイド確認した方が良いです。他の要素やシステムについても基本的に解説はないのでわからないことが出てきたら都度wikiを確認するのがおすすめです。
不便だったり、不親切だったり、遊びにくい部分は大いにありますが、それを補って余りあるくらい楽しさが詰まりまくっている神ゲー中の神ゲーです。
日本語非対応ですが、有志作成の日本語化MODがSteamワークショップで公開されています。
Aground
プレイ人数:1~4人
日本語対応:なし(日本語化可能)
ローカルマルチ:不可
オンラインマルチ:可
STEAM DECK互換性:確認済み
ジャンル:サンドボックス、サバイバルクラフト、アクションRPG
定価 1,700円 購入はこちらから
予想外の展開の連続なサバイバルクラフトRPG。
見た目はテラリアに近いけど、テラリアほど建築の自由度はなく、アクションも薄めで敵の攻撃を避ける要素はあるもののジャンプなどはありません。そのかわりに、スキルポイント制の成長要素やクエスト性のストーリ進行などが取り入れられていてRPG要素が強くなっています。
サバイバルする世界は謎に満ちており、プレイヤーが何かするたびに予想外の発見があります。何かを発見するワクワク感とその発見がいつの間にかつながって、どんどん予想外の方向にスケールが大きくなっていくストーリーが魅力のゲームです。
公式に日本語対応していませんが有志翻訳による日本語化が可能です。Steamワークショップでサブスクライブするだけで日本語化できます。
Castlevania Advance Collection
プレイ人数:1人
日本語対応:あり
STEAM DECK互換性:プレイ可能
ジャンル:アクションRPG、メトロイドヴァニア
定価 2,200円 購入はこちらから
GBAで販売されていた悪魔城ドラキュラシリーズ3作とSFCの悪魔城ドラキュラXXがセットになった大変お得なタイトル。
ただPC版として移植されただけではなく、「いつでもセーブ/ロード」「巻き戻し機能」など便利な新機能も搭載。さらに、日本版・アメリカ版・ヨーロッパ版のROMを切り替えれる「ROM切り替え機能」、未公開アートや発売当時のパッケージや説明書を見ることができる「ギャラリーモード」などより深くゲームの世界を楽しむための機能も充実しており、至れり尽くせりです。
収録されているGBAの3タイトルのうち、『悪魔城ドラキュラ サークルオブザムーン』『キャッスルヴァニア 白夜の協奏曲』はやりがいのある良作メトロイドヴァニアですが、今遊ぶと面倒な仕様が多く、ジャンプやダッシュなどの操作にも癖があり、若干人を選ぶ内容となっています。しかし、残りの1タイトル『キャッスルヴァニア 暁月の円舞曲』は操作や探索関係のストレスがほぼない、名作と名高い「月下の夜想曲」に匹敵する傑作です。
仮に他の2タイトルが合わなかったとしても「暁月の円舞曲」だけで定価の2200円の価値は確実にあります。
「暁月の円舞曲」で確実に楽しめて、他のタイトルも趣味に合えばさらに楽しめる大変お得なタイトルです。
Bloodstained: Ritual of the Night
プレイ人数:1人
日本語対応:あり
STEAM DECK互換性:プレイ可能
ジャンル:アクションRPG
定価 5480円 購入はこちらから
メトロイドヴァニアというジャンルを作ったゲーム「悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲」 のディレクターの1人、五十嵐孝司氏が制作した探索型2Dアクション。
「月下の夜想曲」に豊富なやりこみ要素を足したようなゲームで、完成度は非常に高いです。
アクションは最近流行りの高速アクションと比べるとモッサリめなオールドタイプな作りで、通常攻撃はコマンド技はありますが、基本単発。派手さや爽快感は薄いですが、敵の動きをよく見ながら攻略する昔ながらのアクションゲームとしてよくできています。
難易度はレベル上げやアイテム集めをなどしなければ最近の探索型ドラキュラの中でも高めですが、食べることにより基本ステータスが上がる料理、魔法を撃ったり特殊なアクションを行ったりするのに使う「シェード」の強化などレベル以外の強化要素も非常に多く、アクションが苦手な人でも時間をかけて強化を行えばクリアが可能なつくりになっています。
ゲームの本編をクリアするのにかかる時間は15~20時間程度と最近のゲームでは少し短めではありますが、2週目への引継ぎやさらなる高難易度への挑戦などやりこみ要素は豊富。さらにボスラッシュモードやスピードランモード、本編に登場したボスキャラたちになり主人公たちに復讐するボスリベンジモード、ステージクリア型の「悪魔城ドラキュラ」風システムで遊べるクラシックモードなど本編以外のやりこみ要素も遊びきれないくらいあります。
探索して、アイテムを探してパワーアップして、行動範囲が広がりできることが増える、これぞメトロイドヴァニアというつくりの良作です。
Rogue Legacy
プレイ人数:1人
日本語対応:なし
STEAM DECK互換性:確認済み
ジャンル:ローグライクアクションRPG
定価 1,480円 購入はこちらから
世代交代しながらダンジョンを攻略するローグライクアクションRPG。
入るたびにマップ構成が変わるランダムダンジョンを探検し、死んだらダンジョンで手に入れたお金でスキルツリーを強化し、後継者の能力や装備を強くして、再びダンジョンを攻略します。
後継者はそれぞれ職業と特性が違う3人の候補の中から選ぶことができます。特性は「物を壊すとMPが回復する」「画面が逆さまになる」といったメリットやデメリットをもたらすから、「おならが出続ける」といったほとんど意味のないものまでたくさんあります。
世代交代を繰り返してキャラクターを強化すればHPも防御力も増えますが基本的に敵やトラップからのダメージがインフレ気味なのでしっかり敵の動きを覚え、ダンジョン内での立ち回りを学ばないとすぐに死んでしまいます。移動とジャンプ、剣による攻撃、魔法、職業ごとの特殊能力だけのシンプルな操作ですが、アクションゲームとしての基本は大変良くできていて操作しやすく、遊んでいてやりがいがあり、上達が実感できるものになっています。
キャラクターの成長とプレイヤーの腕前の上達のバランスが絶妙で、何度も死にながらも確実に強くなっていっているのがはっきりわかるので、やめ時がわからなくなるほどハマってしまいます。
なお、有志作成の日本語化MODがありますが、導入するとバグが発生することがあるので日本語化するよりも下記のサイトの日本語訳を見ながら遊ぶ方がおすすめです。
DARK SOULS III – The Fire Fades Edition
プレイ人数:1人
日本語対応:あり
STEAM DECK互換性:確認済み
ジャンル:3DアクションRPG
定価 5,940円 購入はこちらから
超高難易度で有名な「DARK SOUL」シリーズの3作目。
普通のゲームならボスキャラとして登場してもおかしくない強さのザコ敵が大量に出てくるし、ボスキャラに至っては最初のボスも人によっては倒せないという超高難易度ですが、決して理不尽な難易度ではないです。
1対1で戦うこと、敵の動きをよく見ること、遠距離攻撃でできるだけ敵の数を減らすことなどを気を付ければ、意外と何とかなります。
策を練り、腕を磨き、乗り越えることができた時の達成感はすごいです。
買う時は「The Fire Fades Edition」を必ず買いましょう。2つのDLCがついてるセットですが、何故か本体単品よりも安いです。
アクション
Cuphead
プレイ人数:1~2人
日本語対応:あり
ローカルマルチ:可
オンラインマルチ:不可
REMOTE PLAY TOGETHER:可
STEAM DECK互換性:確認済み
ジャンル:アクションシューティング
定価 1,980円 購入はこちらから
頭がカップのカップヘッドとマグマンの兄弟が、悪魔のカジノで賭けに負けた代償に債務者の魂を取り立てに行く、カートゥーンアニメ調のビジュアル・音楽・演出と超高難易度が特徴の2Dアクションシューティング。
アクション部分は基本的には「魂斗羅」に近い、8方向に攻撃できるアクションシューティング。
空中でも使用できるダッシュ、ジャンプ中にさらにジャンプボタンをタイミング良く押すことでピンク色の敵や弾を打ち消せるパリィ、パリィしたときや敵に攻撃を当てたときにたまる必殺技ゲージを消費して使えるEXショットと必殺技などの独自要素があります。
債務者の魂を取り立てるために戦うボスステージと普通の横スクロールアクション風に敵を倒しながらゴールを目指すRUN&GUNステージの2種類のステージがあり、ボスステージの方が多く、ゲームのメインコンテンツになっています。
RUN&GUNステージではコインを入手することができ、コインをショップで使うことで攻撃手段であるショットとダッシュに無敵時間を付与したり、自動でパリィが発動したりなど、様々な特殊効果を持つお守りを購入することができます。
手書きアニメーションで描かれたボスキャラたちのアニメーションはとにかく凝っており、カートゥーンアニメらしい、突然腕が伸びてきたり、体の一部が大きく膨らんだりといった奇想天外な攻撃を繰り出してきます。コミカルな動きが多く見ているだけ楽しいですが、予想外な動きが多く、初見殺しが非常に多いです。
だから理不尽なゲームなのかというとそんなことはなく、素早い攻撃には全部予備動作があり、パターンさえ覚えてしまえば対処可能になっています。
何度も何度もリトライを繰り返してやっとクリアできた時は最高に気持ち良いです。リトライを何度も繰り返すのには当然苦しさも伴いますが、上手くいけば数分程度で終わるステージ、ノリノリのBGMと聴いてるだけで楽しい効果音、コミカルなアニメーションの面白さなどのおかげであまりストレスを感じず、攻略パターンを見つける楽しさの方が圧倒的に強く感じます。
高難易度アクションのクリアできないストレスと理不尽さを極力感じさせないようにし、攻略する楽しさと気持ちよさを前面に押し出した傑作アクションシューティングです。
METAL GEAR SOLID V: GROUND ZEROES + THE PHANTOM PAIN
プレイ人数:1人
日本語対応:あり
STEAM DECK互換性:プレイ可能
ジャンル:3Dアクションアドベンチャー
定価 4,378円 購入はこちらから
ステルスアクションゲーム「メタルギア」シリーズ最後の作品。
プロローグである「GROUND ZEROES」と本編の「THE PHANTOM PAIN」のセットです。話が完全に続いていますし、「THE PHANTOM PAIN」単品よりこちらのセットの方が安いのでこちらを買いましょう。
オープンワールドにより潜入の自由度が上がり、操作性も良くなりシステム部分ではシリーズ最高傑作です。広大なマップでリアルで緊張感のある潜入が楽しめます。
ストーリーについては個人的には暗に語ってる部分がかなり好きなんですが、消化不良と感じる人も多いようです。
ストーリについては賛否分かれますが、ステルスアクションとしては最高クラスの作品です。
Hades
プレイ人数:1人
日本語対応:あり
STEAM DECK互換性:確認済み
ジャンル:ローグライクアクション
定価 2,800円 購入はこちらから
ギリシャ神話がモチーフのローグライクアクション。冥界の王ハデスの息子ザグレウスが冥界から地上への脱出を目指します。
地上までの道は小さな区画で区切られたダンジョンになっていて、区画で敵を全滅させると報酬が手に入いり、次の区画への扉が開きます。
報酬の中で一番重要なのがギリシャ神話の神々からもらえる「功徳」で、主人公の技の性質を変化・強化させることができます。この「功徳」の組み合わせで戦略が変わるの大変面白いです。
アクションの操作性の良さ、武器毎の個性とスキル(功徳)の組み合わせによる戦略の変化、やりこみ要素など一般的なローグライクアクションに求められる要素は全て最高品質です。そのうえ、ストーリーも面白く、キャラクターも魅力的。その魅力的なキャラクターとのイベントや会話も膨大な量があり、しかもひとつひとつがちゃんと面白いのが素晴らしいです。
A Short Hike
プレイ人数:1人
日本語対応:あり
STEAM DECK互換性:確認済み
ジャンル:オープンワールドアクションアドベンチャー
定価 820円 購入はこちらから
夏の休暇に親戚のあばさんに自然豊かな島「ホークピーク州立公園」に連れてこられた鳥の少女「クレア」が島にある山の頂上を目指す、オープンワールドアクションアドベンチャー。
主人公のクレアは鳥なので高いところから飛び降りれば空を滑空することができます。さらに、「黄金の羽」というアイテムを手に入れると持っている枚数分だけ空を羽ばたけるようになります。黄金の羽は崖登りの距離を増やしたり、ジャンプの回数を増やしたりといった効果もあります。
アクションの操作性は非常に良く、特に滑空はスイスイ自由に空が飛べて大変気持ちが良いです。
ホークピーク州立公園は主人公のクレア以外にも様々な人達が滞在していて、みんな思い思いの方法で休暇を楽しんでいます。クレアには山の頂上に上るという大きな目的はありますが、山を登る手順は完全に自由で、道中にいる人々と交流するかどうかも全部自由です。
人々はみんなのんびりしていて、島の自然は穏やかで、とにかく雰囲気がゆるく、なにかを強制されて遊んでいるという気がほとんどしません。遊び始めて数分でこのゲームは自由に楽しんでいいんだと気付けるデザインが素晴らしいです。
オープンワールドでありながら非常にミニマルな作品で、寄り道をほとんどせずに山頂を目指せば1時間程度、すべての要素を回収しても3時間程度で終わります。けれど、イベントの密度は非常に濃く、ヴァリエーションも豊かで与えられた空間で自由に好きなところに行って良いオープンワールドらしさはしっかりあります。
何かに追われることもなく、ゆるくのんびりした雰囲気のなかで好きなことをして楽しめる、究極の癒しゲームです。
Vampire Survivors
プレイ人数:1~4人
日本語対応:あり
ローカルマルチ:可
オンラインマルチ:不可
REMOTE PLAY TOGETHER:可
STEAM DECK互換性:確認済み
ジャンル:ローグライクアクション
定価 499円 購入はこちらから
たった300円で買える神ゲーとしてあちらこちらで話題になった、攻撃が自動でプレイヤーは移動とスキルの選択をするだけのローグライクアクションゲーム。
早期アクセスの終了に伴い、値上げされ300円ではなくなってしまいましたが、それでも定価はたったの499円です。
信じられないくらい大量の敵が襲ってくる中でプレイヤーがやることはキャラクターを移動させて敵の攻撃を避けたり経験値を取得できる宝石やアイテムを拾ったりすることだけ。経験値が一定の量貯まったらレベルアップし、ランダムに表示される武器やパッシブスキルの中から好きなものを選択して入手することができます。
敵の攻撃はどんどん激しくなっていきますがプレイヤーキャラクターもどんどん攻撃力がインフレしていって、最終的には画面を埋め尽くす敵を信じられない勢いで倒し続け、経験値をドバドバ入手してレベルがガンガン上がるようになります。
こう書くとただインフレするのを眺めて気持ち良くなるだけのゲームに見えますが、入手した武器の種類により立ち回りを工夫しないといけなかったり、武器とスキルのシナジーを考えたりと、意外と攻略要素はしっかりあり、「次はどんな組み合わせで遊んでみようか」とか考えだしたらもう永遠にやめられなくなります。
ハマると永遠に時間が溶ける抜群の中毒性が最大の特徴。
アップデートの頻度が半端なく、次から次へと新しい要素が増えていくのも大きな特徴。2023年は8月に最大4人での協力プレイができるようになり、12月にはアドベンチャーモードが追加されました。今年の2月にも宇宙がモチーフの新ステージの追加などが行われています。
添丁の伝説
プレイ人数:1人
日本語対応:あり
STEAM DECK互換性:確認済み
ジャンル:横スクロールアクション
定価 2,300円 購入はこちらから
日本統治時代の台湾に実在した義賊・廖 添丁が主人公の横スクロールアクションゲーム。
操作性が非常に良く爽快感抜群のカンフーアクションと劇画風のコミック演出が特徴の作品です。
主人公の機動性が大変高く、2段ジャンプと上、下、横方向へ攻撃できるコマンド技、腰帯を使ったフックアクションで縦横無尽に動けます。
戦闘では上記のアクションに加え、弱った敵を腰帯で捕まえることで武器の奪取をすることができます。
奪える武器は剣や槍などの近接武器から、投石や銃、ロケットランチャーなどの遠距離武器まで様々で武器の種類毎に攻撃のモーションや特性がしっかり違い、アクションのヴァリエーションが非常に豊かです。
高速で移動しながらカンフーを使ったアクションと奪った武器による攻撃を組み合わせて次から次に武器を奪いながらコンボを繰り出すカンフーアクション映画のような大立ち回りができます。
演出面も出来が良く、戦闘時には漢字の擬音表現が画面内を飛び交い、幕間ではコミックでストーリが語られるなど、台湾の少し昔の少年漫画を読んでるような雰囲気の演出でゲームを盛り上げてくれます。
ストーリーについても超王道の少年漫画といった感じですが、話のテンポが非常に良く、キャラクターも生き生きしていて見てて気持ちが良いものになっています。
爽快なアクションに、凝ったコミック演出、王道で気持ちの良いストーリーと全体的にそつなく作りこまれていて、遊んでいてとても楽しい作品に仕上がっています。
アクションゲーム好きなら是非一度遊んで欲しい、名作です。
Brotato
プレイ人数:1人
日本語対応:あり
STEAM DECK互換性:確認済み
ジャンル:ローグライクアクション、ヴァンサバライク
定価 580円 購入はこちらから
最大6個の武器を装備できるポテトがエイリアンの攻撃から生き残ることを目指すローグライクアクション。
ゲームはウェーブ制で1ウェーブは20~90秒。
制限時間まで敵にやられることなく生き残ると、ランダムに選ばれた武器や様々な効果を持つアイテムを敵を倒した際に入手できるお金を使って購入することができます。
ウェーブクリアごとにキャラクターを強化し、大量に現れるエイリアンを時には倒し、時には攻撃を避け、20ウェーブ生き残るのがゲームの目標です。
武器が自動発射(手動発射も可能)で攻撃を避けるのが基本のアクション、大量の敵、定期的なアイテム(武器)の購入など「Vampire Survivors」と共通する点は多く、実際「Vampire Survivors」の影響を大きく受けているゲームだと思いますが遊んでみるとゲーム性はかなり異なります。
「Vampire Survivors」は永続強化がありプレイを繰り返すことで、基本的には誰でもクリアすることができるゲームで、最終的にはゲーム内の派手な演出を楽しみながら、実績達成とそれによるさまざまな要素のアンロックでやりこんでいく、あまり考えずにカジュアルに楽しめるのが魅力のゲーム性ですが、「Brotato」は永続強化がなく、ウェーブごとに提示されるアイテムの取捨選択によるシナジー構築とプレイヤーのアクションの腕前で攻略する、プレイヤーのプレイ経験値の蓄積が重要なローグライク色の強い、ハードコアなゲーム性です。
一見理不尽に見える状況をいかに攻略するかを考えるのが楽しいゲームですが、その攻略の楽しさを大きくしているのが、全部で44種もいるプレイアブルキャラクターと膨大な種類のアイテム、そして、そんな大量のキャラクターとアイテムがあるにも関わらず、絶妙に調整されているゲームバランスです。
44種のプレイアブルキャラクターは近接攻撃が得意といったシンプルでわかりやすいものから、武器が一切装備できずダメージを受けると爆発して周囲の敵にダメージを与えるといった特殊なものまで大変ヴァリエーション豊かで、キャラクター毎に別のゲームを遊んでいると感じるくらい個性が強いです。
それらのキャラクターが基本的に同じアイテム群を使っているにも関わらずゲーム性が崩壊していると感じるキャラクターが1人もいないのが最大の特徴です。
ヴァンサバ系のカジュアルさを期待して遊ぶとこれは違う、となりそうですが、攻略のしがいのあるハードコアなローグライクアクションとしては傑作としか言いようのない出来のゲームです。
Boneraiser Minions
プレイ人数:1人
日本語対応:なし
STEAM DECK互換性:確認済み
ジャンル:ローグライクアクション、ヴァンサバライク
定価 520円 購入はこちらから
アンデッドを召喚して戦うヴァンサバライク。
基本的にはVampire Survivorsの武器の取得の部分が一緒に戦ってくれるアンデットの取得に代わっているゲームです。
攻撃は仲間のアンデッドが自動でしてくれるので、プレイヤーは主人公キャラを操作しが死なないように敵の攻撃を避けながら、骨(経験値)を集めます。経験値が貯まったらレベルアップして、新たなアンデットを入手したり、強化したりすることができます。
敵回避用のダッシュができたり、任意発動で使い捨てのスペルがあったりとVampire Survivorsよりアクション性は高め。
そのほかにもマップ内にある墓を様々な効果を持つ墓に建て替えることができたりといったVampire Survivorsと差別化されている要素は多々あります。
ゲームの雰囲気もかなり良く、BGMはコミカルなノリで雰囲気抜群のチップチューン、グラフィックは丁寧で美しいドット絵と全体的に8ビット風に演出されています。
ヴァンサバライクは数多く発表されていますが、しっかり個性を持ちつつ本家に匹敵するほど完成されている数少ないゲームの一つです。
非常に楽しいゲームですがあえて弱点を上げるなら、日本語対応していないうえに、古英語やスラングっぽい単語が結構使われていること。ゲーム性がシンプルなので読めないでも何となくで遊べないこともないですが、強化要素やアンデットの能力をちゃんと理解して遊びたい人は翻訳ソフトなどを使ったほうが良いと思います。
Dead Cells
プレイ人数:1人
日本語対応:あり
STEAM DECK互換性:確認済み
ジャンル:2Dローグライクアクション
定価 2480円 購入はこちらから
ローグライクアクションゲームにメトロイドヴァニア風の探索要素を足したゲーム。
道中で手に入る100種類以上の武器と魔法の組み合わせにより攻略方法が変わるローグライクの要素、周回する毎に行動範囲が広がるメトロイドヴァニアの要素も良いですが、このゲームの一番の売りはアクション部分。ハイスピードなアクションを抜群の操作性で遊ぶことが出来ます。
遊べば遊ぶほどのめりこむ中毒性の高いゲームです。
オリオリワールド
プレイ人数:1人
日本語対応:あり
STEAM DECK互換性:確認済み
ジャンル:スケボーアクション
定価 3,300円 購入はこちらから
横スクロールのスケボーゲーム「オリオリ」シリーズの3作目。
様々なコースでトリックを決め、スコアを稼ぎながらゴールを目指すゲーム。前2作は非常にシビアな操作が必要で、ちょっとでもタイミングがずれると失敗として扱われる高難易度ゲームでしたが「オリオリワールド 」はかなり難易度が下がっており、ゴールを目指すだけなら簡単かつスピーディーで爽快感あふれるプレイが楽しめるようになっています。
ポップなグラフィックにノリの良いBGM、前述のカジュアルな難易度のおかげで前作までの玄人以外お断りの間口の狭さが解消されています。そのうえで上手くトリックを連続して行いコンボを稼ぐとスコアが信じられないくらい跳ね上がるつくりになっていて、今までのシリーズのような完璧な操作でハイスコアを稼ぐ遊び方にもしっかり対応しいます。
全てのコースをクリアするだけなら10時間程度で終わってしまいますが、スコアアタックがとにかく熱く、自分なりの完璧を求めて永遠に遊べます。
カジュアルに気持ちよく滑ることも、ハイスコアを稼ぐやりこみもできる、オリオリシリーズの集大成にして最高傑作なゲームです。
Mark of the Ninja: Remastered
プレイ人数:1人
日本語対応:あり
STEAM DECK互換性:確認済み
ジャンル:横スクロールステルスアクション
定価 2,050円 購入はこちらから
2Dステルスアクションの傑作中の傑作。オリジナル版のリリースは2012年9月とかなり前ですが、いまだに2Dステルスアクションでこれを超える作品に出会ったことがありません。
ニンジャの秘儀で超人的な能力を手に入れた主人公が、一族を滅亡の危機から救うために敵対勢力の施設に潜入します。
超人的な力を持っているとは言っても相手は銃火器とアーマーで武装した兵士たち。真正面から戦うとあっさりやられてしまうので背後から奇襲を掛けたり、クナイや煙玉といった様々な忍具を使って隙を作りだし仕留めていきます。
潜入や暗殺の自由度は非常に高く、自分が知ってる限りでは2Dのステルスアクションの中で最も”ステルスしてる感”が強い作品です。物陰に隠れ、マップの構造や敵キャラの動きを観察し、敵の反撃を食らわない様に作戦を練る、攻略方法をじっくり考えるのが楽しいゲームです。
綺麗に作戦がハマり、敵を倒せた時の爽快感がかなり良い、ステルスアクション好きの方には是非遊んでもらいたいゲームです。
Katana ZERO
プレイ人数:1人
日本語対応:あり
STEAM DECK互換性:確認済み
ジャンル:横スクロールアクションアドベンチャー
定価 1,520円 購入はこちらから
刀を使い、暗殺を行う主人公を操作し、依頼主からの任務を遂行していく横スクロールアクションゲーム。
主人公は謎の薬の効果で予知能力を持っており、ゲーム中の死は予知能力で行ったシミュレートの結果ということになっています。つまり、予知能力でいろいろなパターンを予知し、うまくいったパターンを実際に実行しているという設定です。
この予知能力の一環で、スローモーションで周りを近くする能力を持っており、それを駆使して弾丸を刀ではじき返すといった超人的なアクションができるようになっています。
死んで覚える系のトライ&エラーを繰り返すゲームですが、ゲームのテンポが非常に速いことと、リトライが容易に行えることでストレスフリーで遊べるようになっています。
アクションゲームとしても素晴らしい出来ですが、実はこのゲームで一番評価されているのはストーリーです。現実と妄想と時系列が入り乱れながら、徐々に謎が解明されていく奇妙で難解なストーリが楽しめます。
以前に紹介記事を書いています。詳細を知りたい方はご確認ください。
INSIDE
プレイ人数:1人
日本語対応:あり
STEAM DECK互換性:確認済み
ジャンル:2Dパズルプラットフォーマー
定価 1980円 購入はこちらから
何者かに追われてると思われる少年を操作して、謎と狂気と死に満ちた世界を進んでいくパズルプラットフォーマーです。
ゲームが始まると訳の分からないまま森の中。最初は進むことしかできないから進んでいると突然襲われて死亡。主人公の目的がわからないので、最初は主人公に全く感情移入できません。
しかし、隠れているシーンでは息を殺し、追いかけられてるシーンでは怯えてるように息を荒げる、人間らしい反応する主人公にいつのまにか入り込んでしまいます。
気を抜くとすぐに死亡するゲーム性は緊張感満載で、それもゲームへの没入感を深めてくれます。
操作性が非常に良く、アクションは大変軽快です。パズルも適度に考えさせられる良質なもので、ストーリーと雰囲気主導のゲームですが、パズルアクションとしても大変良く出来ています。
ストーリーは文字や音声では語られませんが、登場人物の行動や、オブジェクト、背景などが語ってくれます。
長くても5時間もあればクリアできるゲームですが、非常に濃い時間が味わえます。すごくよく出来たダークな絵本の世界に参加している気分になることが出来ます。
以前に紹介記事を書いています。もう少し詳しく知りたいという方はご覧ください。
PlateUp!
プレイ人数:1~4人
日本語対応:あり
ローカルマルチ:可
オンラインマルチ:可
REMOTE PLAY TOGETHER:可
STEAM DECK互換性:確認済み
ジャンル:ローグライククッキングアクション
定価 2,300円 購入はこちらから
「OverCooked!」風のクッキングアクションにローグライクの要素を足したゲーム。
提供するメニューと店のレイアウトはゲーム開始時に決めます。レイアウトはランダム生成されたいくつかの中から一つを選びます。
ゲーム内の一日の流れは、
店の設備の配置を決め店を開店→お客さんが来たらオーダーを聞き、料理を作成して提供→客が食事をした後の皿の回収、皿洗い、床の掃除などを行う
を繰り返す感じ。
オーダーを聞きに行くのや料理の提供が遅れたり、テーブルが満席でお客さんを長時間外で待たせたりするとお客さんは怒って帰ってしまい、ゲームオーバーになります。
1日が終わると提供した料理の数などに応じてコインを得られます。カウンターやシンクなどの設備の設計図が送られてくるので欲しいものを選んで購入し、配置を決めて次の日の仕事を始めます。
店のレイアウトはランダム生成、設備の配置も自分で決めるので、「OverCooked!」のようなステージギミックの面白さなどは薄く、ワイワイガヤガヤしながら遊ぶパーティーゲーム感では「Overcooked! 2」に劣りますが、ランダムに送られてくる限られた設備で長期的な経営を行えるようにアドリブで考えたり、動線を確保しつつ効率の良い設備配置を考えたりといった戦略性の面ではこちらの方が面白いです。
また、「PlateUp!」は一人でも回しやすいように設備の配置を考えたりもできるし、プレイ人数が少ないほどたくさんもらえるボーナスコインがあるなど、ソロでも遊びやすくなっています。
マルチプレイをするならパーティーゲーム感の強い「Overcooked! 2」が盛り上がるのでおすすめですが、ソロで遊ぶなら戦略を考える面白さのある「PlateUp!」がおすすめです。
Brothers – A Tale of Two Sons
プレイ人数:1人
日本語対応:あり
STEAM DECK互換性:プレイ可能
ジャンル:3Dアクションアドベンチャー
定価1,480円 購入はこちらから
Steamアワード2021「フレンドとプレイしたい賞」を受賞した「It takes two」のクリエイター・ジョセス・ファレスが制作に参加しているコントローラー1つで2人の兄弟を操作するパズルアクションアドベンチャー。
病気で苦しんでいる父を救うために2人の兄弟が「命の水」を探して力を合わせて冒険します。
2人のキャラクターはそれぞれ得意分野が違い、コントローラーの左スティックとLTボタンで兄を、右スティックとRTボタンで弟を動かします。
美しいグラフィックとそれで表現されるファンタジーな世界観、簡単だけど解いてて楽しいパズル、よくできたストーリーと非の打ち所のない名作です。
特に独特の操作方法を利用した物語上の演出が素晴らしく、このゲーム、この操作方法でしか味わえない体験をすることができます。
4~5時間で終わってしまう作品ですが、短い中にいろんな意味で世界が詰まりまくっている作品です。終わった後には必ず何かが心に残っているはずです。
Celeste
プレイ人数:1人
日本語対応:あり
STEAM DECK互換性:確認済み
ジャンル:2Dプラットフォーマー
定価 2,300円 購入はこちらから
自分の心の闇と戦いながら、様々な不思議な現象が起こる「セレステ山」を登る2Dプラットフォーマー。
いわゆる「死にゲー」です。頂上にたどり着くまでに数100回死んでいるのが普通のゲームです。
操作は「ジャンプ」、「エアダッシュ」、「のぼる」の3つだけですが操作性が抜群によく、慣れると自由自在に動かすことが出来ます。
非常に高難易度ですが、リトライが早くノンストレスな上に徐々に難易度が上がっていくステージ構成が上手く、上達を楽しみながら遊べます。
自分の内面と戦うストーリー、音楽、グラフィックなど全てレベルが高く、何よりアクションが楽しく、上達する喜びを存分に味わえるおすすめのゲームです。
ストラテジー
Shadow Tactics: Blades of the Shogun
プレイ人数:1人
日本語対応:あり
STEAM DECK互換性:確認済み
ジャンル:リアルタイムストラテジー
定価 5,400円 購入はこちらから
江戸時代の日本が舞台のステルスRTS。「メタルギア」のようなステルスゲームを の味方キャラの操作をRTSにしたゲームです。
狙撃・罠・変装・戦闘などそれぞれ得意分野の違う5人のキャラクターを操作して、ミッションを攻略していきます。基本、キャラクターを1人ずつ動かしますが、複数のキャラクターにあらかじめ行動を指示して同時に行動させることも可能です。ステルスゲームらしく、敵に見つかると基本的にすぐに殺されてしまうので、作戦をしっかり練り、仲間を連携させ、敵の隙をしっかりつかないと攻略できません。
難易度はかなり高めで、作戦がハマって攻略できた時はかなり気持ちいいです。
日本が舞台のゲームですが、中国やアジアのエッセンスが混じってしまっていたり、キャラクターのネーミングがおかしかったり、やたらめったらみんな切腹したがったりと勘違い日本世界観になっているのが少し気になりますが、ストーリ、キャラクターなどの出来もよく、なによりゲーム部分が抜群に面白いです。歯ごたえのある戦略ゲームを探している人におすすめです。
Desperados III
プレイ人数:1人
日本語対応:あり
STEAM DECK互換性:プレイ可能
ジャンル:リアルタイムストラテジー
定価 4,500円 購入はこちらから
「Shadow Tactics」の開発元「Mimimi Games」が作った西部開拓時代が舞台のステルスRTS。
得意分野の違う5人のキャラクターを操作して、ミッションを攻略するのは「Shadow Tactics」と同じですが、今作では新たに敵を洗脳して操ったり、呪いで敵を連結し、片方に起こったことがもう一人にも起こる(連結して片方を気絶させるともう一人も気絶するなど)状態にできる呪術師が加わっています。
呪術以外は「Shadow Tactics」とほぼ同じ効果のスキルが多いですが、スキルがうまく分配されていて「Shadow Tactics」よりもキャラクターの強弱の差が小さく、より連携するのが重要なバランスになっています。
ストーリーは「Shadow Tactics」の方が良かったですが、操作性、ゲームバランスなどそれ以外の要素はすべて「Shadow Tactics」より良くなっており、さらにゲームのボリューム自体も倍以上に増えています。
ステルスRTSとしては完全に「Shadow Tactics」の上位互換と言ってよい作品です。
XCOM: Enemy Unknown Complete Pack
プレイ人数:1人
日本語対応:あり
ローカルマルチ:不可
オンラインマルチ:可
STEAM DECK互換性:プレイ可能
ジャンル:シミュレーションRPG
定価 4,980円 購入はこちらから
宇宙人の侵略から地球を守るため、特殊部隊「XCOM」を率いて戦うシミュレーションRPG。
ゲームは遮蔽物を利用しながら銃撃戦をする戦闘のパートと、部隊の装備や秘密基地の設備を強化育成する基地運営パートに分かれています。
戦闘では隊員が死ぬとロストし、基地運営も計画的に増設していかないと電力や物資がすぐに足りなくなります。戦闘自体の難易度もかなり高く、序盤から仲間が敵の攻撃で一撃死したりするのはザラです。
キャラクターは戦闘で生き残らせると成長し、能力が上がりクラス毎に違う特殊能力を覚えます。
成長したキャラクターがいると戦闘は有利に進めれるようになりますが、そんなキャラクターも死ぬときはあっさり死んでしまいます。そのため、強力な仲間が死んでしまった時のために事前に補充要員を育てておくなどの対処が重要です。
気を抜くと仲間があっさり死ぬ、1つ1つの戦闘における戦術的要素と、仲間が死んだり作戦が失敗したときのために補充要員作って置いたり、装備を強化して置いたりする、長期的な戦略的要素のバランスが大変良い、傑作ストラテジーゲームです。
DLC「XCOM: Enemy Within」を入れることで完全版ともいえる内容になるので、こちらが最初から入っている、Complete Packの購入をおすすめします。
XCOM 2
プレイ人数:1人
日本語対応:あり
ローカルマルチ:不可
オンラインマルチ:可
STEAM DECK互換性:プレイ可能
ジャンル:シミュレーションRPG
定価 7,000円 購入はこちらから
「XCOM: Enemy Unknown」の続編。今回はエイリアンに支配されてしまった地球でレジスタンスとしてエイリアンと戦います。
前作よりもターン制限付きのミッションが増え、積極的に攻めないといけないつくりになり、難易度が上がっています。
難易度が前作よりも高いこともあり、XCOMシリーズを始めて遊ぶなら前作から遊んだほうが良いです。ゲームとしての面白さはXCOM2+War of the Chosen>XCOM+Enemy Within>XCOM>XCOM2の順だと思います。そのため、DLC「XCOM 2: War of the Chosen」が最初から入っているXCOM2 COLLECTIONを購入するのがおすすめです。
ゲーム自体はものすごく面白いですが、ゲーム起動用の「2K ランチャー」からの起動が環境によってはできないという不具合が発生しているようです。
2Kランチャーが起動しなくても、インストールフォルダにあるexeファイルを直接起動することで起動できるようです。
Symphony of War: The Nephilim Saga
プレイ人数:1人
日本語対応:あり
STEAM DECK互換性:確認済み
ジャンル:ターン制ストラテジー
定価 2,300円 購入はこちらから
オウガバトル64、伝説のオウガバトル風の部隊編成とファイアーエンブレム風ターン制SRPGを組み合わせた作品。
上記のゲームを遊んだことがあり、楽しめたという人ならまず確実に楽しめるゲームです。上記のゲームたちの良いところを取り入れつつオリジナルの要素も加え、大変面白く仕上がっています。
上記のゲーム遊んだことがない人に説明すると、四角いマスで構成したマップを移動力に従ってユニットを移動させて敵と戦うオーソドックスなSRPGのユニットが、複数のユニットを組み合わせた”部隊”になっているゲームです。
部隊は最大9ユニットまで組み合わせることができ、例えば、全員弓兵にして遠距離攻撃に特化させたり、前列に重装歩兵、後列に魔法使いを置いて重装歩兵で魔法使いを守りながら敵を魔法でせん滅するようにしたりと自由に構成することができます。
この部隊編成がかなり楽しく、どのような戦略を取るためにどのようなユニットを組み合わせるかを考えだすと永遠に時間をつぶせます。
ストーリーについては正直あまり出来は良くないですが、部隊編成の面白さについてはオウガバトル64、伝説のオウガバトルを超えています。
伝説のオウガバトルの部隊編成が好きだったという人だけでなく、ストラテジー系のゲームが好きな人であればまずまず間違いなく楽しめる良作です。
Into The Breach
プレイ人数:1人
日本語対応:あり
STEAM DECK互換性:確認済み
ジャンル:ターン制ストラテジー
定価 1,520円 購入はこちらから
昆虫型巨大生物「VEK」の襲来により、滅亡の危機に瀕している人類。そこに人類を救うために未来から来たタイムトラベラーが現れる…という設定のターン制ストラテジー。
毎回ランダムで構成される8×8のマップで5ターンの間、敵の攻撃を凌ぎ、都市を防衛できたら次のステージに進めるという流れのゲームです。
プレイヤーはタイムトラベラーなので少し先の未来がわかるため、敵の移動→味方の移動と攻撃→敵の攻撃という少し変則的なターン制になっています。
敵の行動が先読みできるというアドバンテージはありますが、プレイヤーの操るメカは3体しかいないのに敵は5~7匹ほど出現するのでまともにやり合っても勝ち目がありません。
そこでどうするかというと、敵の位置を動かして攻撃をずらしたり、水に落として倒したり、地形を利用して敵に追加のダメージを与えたりと、メカそれぞれの性能、特殊な装備、地形など総動員して戦っていくことになります。
このゲームがすごいのはマップがランダム生成にも関わらず、必ず被害が最小限に抑えられる「答え」があることです。絶望的で絶対に攻略できないように見えても、よく考えれば必ず凌げるようになっています。
考えまくって「答え」にたどり着けたときの爽快感がたまらない、傑作ストラテジーゲームです。
FTL: Faster Than Light
プレイ人数:1人
日本語対応:あり
STEAM DECK互換性:プレイ可能
ジャンル:宇宙船シミュレーション型ローグライク
定価 980円 購入はこちらから
反乱軍の機密情報を手に入れてしまったプレイヤーの戦艦が、敵艦隊の追撃を逃れ、本隊に機密情報を届ける、という設定の宇宙船シミュレーション型ローグライクゲーム。
惑星間を移動しながら、本隊を目指すわけですが移動するたびにイベントや戦闘が発生します。この戦闘部分が非常に面白いです。
戦闘はRTSになっています。戦闘では様々な兵器を使い、敵と艦隊戦を行います。戦艦内のクルーの移動や、兵器の選択、攻撃先の決定などやることは非常に多いですが、いつでもポーズをかけて1つ1つ指示を出すことができるのでじっくりと戦略を練れます。戦闘で出来ることが多彩で、様々な敵の装備や戦略にどう対処するかが重要になっています。
プレイヤーが経験を積むこと対応できる幅が広がっていく、ローグライクらしいゲームです。イージでもクリアが難しいですが、その難易度の高さがクリア時の達成感の高さにつながっており、中毒的にのめりこんでしまいます。
Legion TD 2
プレイ人数:1人
日本語対応:あり
STEAM DECK互換性:プレイ可能
ジャンル:協力対戦型タワーディフェンス、オートチェス
定価 2800円 購入はこちらから
2v2、4v4の協力対戦ができるタワーディフェンス。ウェーブごとに襲ってくるモンスターから自チームのキングを守るために自陣にファイターを配置しながら、相手チームに傭兵を送り込み相手チームのキングを倒すことを目指すゲームです。
ウェーブごとに襲ってくるモンスターは決まっているので、毎度同じファイターを同じように配置しておけば、守り切れそうですが、「ゴールド」と「ミティウム」という2つの資源によって成り立っている経済システムのおかげでそうもいかないゲームになっています。
ファイターを雇うのに使う「ゴールド」はウェーブ毎に「収入」と同じだけ得られ、「収入」は傭兵を雇うのに使う「ミティウム」を使うことで増え、「ミティウム」は 「ゴールド」 を使って雇える「労働者」が生成します。
ファイターを雇わないと自陣を突破される可能性が上がるけど、雇いすぎると「労働者」を雇えず、「労働者」を雇わないと「ミティウム」が増えません。
傭兵は多くの「ミティウム」を使って雇えるものが強力で、まとめて何体も送れば相手の陣地を突破できる可能性が上がります。そのため出来れば「ミティウム」をたくさん集めて一気に使いたいけど貯めてる間は「収入」 が増えません。
この3すくみのような経済の仕組みのバランスが非常にうまく取られていて、陣地の配置、送ってくる傭兵によって、取るべき戦略が毎回大きく変わります。
ゲームに登場するファイターは50種類以上いて、それぞれステータスや持っている特殊能力が違い、それぞれ得意とする敵や配置も違います。配置の仕方や組み合わせのパターンはものすごく多く、様々な戦略を取ることができます。
全ファイターの性能を把握し、ウェーブ毎にモンスターのあしらい方を覚えてからが本当のスタートといった感じのゲームですが、1人用のモードも難易度の幅が広く、基本戦略を覚える段階でも楽しく遊べる環境が整っています。
信じられないくらい奥が深く、ゲームバランスも非常に良いめちゃくちゃ面白いゲームです。競技性はすごく高いのでガチ対戦できるゲームを探している人にはすごくおすすめ。1人用のモードも良くできているので対戦はちょっと……というひとにもおすすめです。
アドベンチャー
OneShot
プレイ人数:1人
日本語対応:あり
STEAM DECK互換性:非対応
ジャンル:アドベンチャー
定価 998円 購入はこちらから
PCゲームならではの特殊な演出とその演出が密接に絡むストーリーが魅力のアドベンチャーゲーム。
ゲームとしては見下ろし視点の2Dマップで謎解きをしながら進んでいく探索型のアドベンチャーゲーム。その謎の解き方などの部分にある特殊なネタが仕込まれているのが特色のゲームになります。
題名でもある「OneShot」という言葉は日本語に訳すと「一度きり」という意味ですが、実際このゲームで出来る体験は「一度きり」だからこそ意味があるものです。そのため出来る限り事前情報を入れずに遊ぶのがおすすめです。
ストーリー重視のアドベンチャーやRPGを好む人ならまず買って後悔はしないのでとりあえず買ってプレイしてみることをおすすめします。
428 〜封鎖された渋谷で〜
プレイ人数:1人
日本語対応:あり
STEAM DECK互換性:プレイ可能
ジャンル:サウンドノベル
定価 3,960円 購入はこちらから
チュンソフトのサウンドノベルシリーズの集大成的作品。5人の主人公がいて、各キャラが起こした行動が他のキャラに影響を与えるのが特徴のADVです。
渋谷で発生した誘拐事件を発端に関係のなさそうな5人の物語が絡み合いどんどん壮大になっていくストーリがとにかく面白いです。ストーリーの出来の良さは数あるテキストアドベンチャー系のゲームの中でもトップクラスです。
最初は2008年にWiiで発売されたゲームでもうそれなりに古いゲームですが、文章のほかに映像や演出も使え、プレイヤーが介入することができる、テキストアドベンチャーならではの文章表現を完成させたゲームの歴史に残る不朽の名作です。
返校 -Detention-
プレイ人数:1人
日本語対応:あり
STEAM DECK互換性:確認済み
ジャンル:ホラーアドベンチャー
定価 1,180円 購入はこちらから
戒厳令下で国民に相互監視と密告を強制し、思想や言論の弾圧が行われていた1960年代の台湾が舞台のホラーアドベンチャー。
台湾ならではの文化や当時の風習や宗教観、戒厳令下の暗く重々しい陰鬱な空気をしっかり取り入れた丁寧な演出が光るゲームです。
ゲームとしては横スクロールでマウスでクリックした場所に移動する「クロックタワー」に近い操作性のアドベンチャーです。ライトやサウンドなどの細やかな演出でプレイヤーの恐怖心をじわじわ煽ってくるのでかなり怖いです。
単純にホラーとしても非常に出来の良い作品ですが、このゲームで一番すごいのはホラー要素でなくストーリー。ホラー演出はあくまでプレイヤーに当時の状況をリアルに感じてもらい、主人公に感情移入してもらうためにある感じです。
しっかりと当時の社会を描きながら、その中で生きたある1人の人間の心情をリアルに描き切った、心に響くストーリーが素晴らしい作品です。
There Is No Game :Wrong Dimension
プレイ人数:1人
日本語対応:あり
STEAM DECK互換性:確認済み
ジャンル: ポイントクリックアドベンチャー
定価 1320円 購入はこちらから
「ここにゲームはない」と言い続けるプログラム相手に何とかゲームとして遊ぼうとする独特の展開から始まる不思議な「非ゲーム」。
どういったゲームかというと基本は謎解き重視でコメディー満載のポイントクリックアドベンチャー。メタなことばっかり言ってくるプログラムと会話しながら謎を解きます。
謎解き自体もメタメタなノリでよくこんなこと思いつくなという内容のものばかり。それでいて理不尽さは感じさせない絶妙なバランスが素晴らしいです。
謎解きとストーリで腹を抱えるほど笑って、気が付いたら、あら、これ、普通にとても良いお話じゃない……となっている素晴らしい作品。笑えて楽しめるエンターテインメント作品を探している人におすすめです。
マルチプレイ
Ultimate Chicken Horse
プレイ人数:2~4人
日本語対応:あり
ローカルマルチ:可
オンラインマルチ:可
REMOTE PLAY TOGETHER:可
STEAM DECK互換性:確認済み
ジャンル:対戦型プラットフォーマー
定価 1480円 購入はこちらから
コースに足場や障害物、トラップなどのギミックを設置し、自分が一番早くゴールすることを目指す対戦型プラットフォーマー。ギミックを設置するターンとコースを走るターンを交互に行います。
ゴールしたり、自分の仕掛けたトラップでプレイヤーがやられることで点数が入り一定の点数を取ると勝利となります。
ゲームが進行するとほどコース上のギミックが増え、コースが複雑化しどんどんカオスになっていくのが面白いゲーム。あんまりやりすぎると誰もゴールにたどり着けなくなったりすることもあるので単純にコースを難しくし続ければ良いというわけでもなく、自分のアクションの腕前に合いつつ、他の人に気づかれにくいルートづくりをするのが重要です。
アクションの腕の差が出やすく、基本アクションが上手い人が勝つゲームですが、多少の腕前の差ならトラップの配置を工夫したり、他のプレイヤ―の想像できないルートを作ったりといった頭を使ったプレイで覆すこともできます。
楽しい足の引っ張り合いが最高に盛り上がるゲームです。
SpeedRunners
プレイ人数:1~4人
日本語対応:あり
ローカルマルチ:可
オンラインマルチ:可
REMOTE PLAY TOGETHER:可
STEAM DECK互換性:プレイ可能
ジャンル:横スクロールレースゲーム
定価 1700円 購入はこちらから
スーパーヒーローだらけの街で、誰が一番早く犯罪現場に駆けつけるかを競う、最大4人対戦の横スクロールレースゲーム。
ゲームの画面は先頭を走るキャラクターに追従するようになっており、遅れると画面外に出てしまい、ゲームオーバーになります。さらに画面は時間が経つとだんだんと狭まっていき、ちょっとの遅れで脱落するようになります。
基本の操作は左右の移動に2段までのジャンプ、スライディング、ワイヤ―アクション、ゲージを消費してのブースト、アイテムの使用とシンプル。でも、コースのルート選択やアイテムの有効利用、ワイヤーや坂道を利用した加速テクニックなど、コースをいち早く駆け抜けるために突き詰めるべき要素がふんだんにあり、奥は非常に深いです。
シンプルなルールと操作なので人が集まった時に遊ぶパーティーゲームとしても優秀ですが、遊びこんで研究するとどんどん早くなる奥の深さも持っているのでやりこんだ人同士でハイレベルな戦いをすることもできる懐の深いゲームです。
フリング・トゥ・ザ・フィニッシュ
プレイ人数:1~8人
日本語対応:あり
ローカルマルチ:可
オンラインマルチ:可
REMOTE PLAY TOGETHER:可
STEAM DECK互換性:確認済み
ジャンル:アクション、レース
定価 1800円 購入はこちらから
伸縮するロープで繋がれた2人のキャラクターを操作して障害物競走するゲーム。
1人プレイも一応できるけど、右手と左手で2人のキャラクターを1人ずつ操作しないといけないので操作が非常に難しく、基本マルチプレイ専用のゲームだと思った方が良いと思います。
マルチプレイではロープにつながれているキャラクターを1人1キャラクターを担当して操作します。
キャラクターを繋いでいるロープはちゃんとコミュニケーションを取って上手く使えば強力な武器になりますがちゃんと使いこなせないとお互いの足を引っ張ることにもなります。
お互い足を引っ張り合ってしまっても笑いが生まれ盛り上がり、上手く協力できて難関を乗り切れても盛り上がるすごく楽しいゲームです。
一応、1人用というか1組用のモードもあるんですが、コースを競争相手がいない状態で走ることになるのでいまいち盛り上がりに欠けます。対戦モードでわいわい遊ぶのがおすすめ。
ゲーム自体の出来は大変良く数あるSteamのレース系のゲームの中でもイチオシの作品ですが、まだまだ知名度が足りないのかオンラインマルチが過疎っていてほとんどマッチングしないのが弱点です。一緒に遊べる友達を確保してから購入したほうが良いです。
ブーメランヒュー
プレイ人数:1~6人
日本語対応:あり
ローカルマルチ:可
オンラインマルチ:不可
REMOTE PLAY TOGETHER:可
STEAM DECK互換性:確認済み
ジャンル:対戦アクション
定価 1,520円 購入はこちらから
フルーツや野菜たちがブーメランを使って戦う対戦アクションゲーム。
ブーメランで切りつけたり、投げたりして相手を真っ二つにしたら勝ち。HPなどの概念はないのでブーメランが当たったら即負けです。
投げはかなり遠くまで届くので強力ですが、投げたブーメランは拾いなおすかブーメランを投げるボタンを長押しして手元に戻さないと使えなくなります。ブーメランがないと相手を倒すことができないうえに、相手の攻撃に合わせて攻撃することで行えるパリィもできなくなるのでかなり不利になります。
投げたブーメランが分裂したり、爆発したり、プレイヤーキャラの偽物が出現したり、壁をすり抜けたりといった様々な効果を持ったパワーアップアイテムがあります。アイテムは複数個入手でき、効果が重複するので組み合わせて「分裂して爆発するブーメラン」を投げれるようにしたりといったこともできます。
ダッシュ、アタック、投げと移動だけのシンプル操作で誰でもすぐに遊べて、投げ、近接攻撃、パリィによる奥の深い駆け引きもあり、ステージギミックを利用して相手をハメたり、アイテムを有効活用して戦ったりといった頭を使った戦い方もできます。
パーティーゲームとしてのおもしろさと奥の深さが両立されている傑作対戦アクションゲームです。
Magicka
プレイ人数:1~4人
日本語対応:なし(日本語化可能)
ローカルマルチ:可
オンラインマルチ:可
REMOTE PLAY TOGETHER:可
STEAM DECK互換性:プレイ可能
ジャンル:アクションアドベンチャー
定価 980円 購入はこちらから
マルチプレイが抜群に面白い、魔法アクションアドベンチャー。
ディアブロ系の敵がワラワラ出てくるハック&スラッシュのプレイヤーキャラクターが全員魔法使いになったような感じのゲームですが、魔法の詠唱システムが独特です。
魔法は8種類のエレメントを最大5つまで組み合わせて発動します。例えば、火と土のエレメントを組み合わせて炎弾を飛ばしたり、回復と雷で死んだ仲間を復活させたりといった感じです。
さらに魔法は普通に唱える、チャージする、範囲魔法にする、自分に唱える、武器にエンチャントするなど複数の発動方法があります。
1人でも面白いゲームですが、このゲームが本領を発揮するのはマルチプレイで遊ぶときです。フレンドリィーファイアがあるため、自分の魔法で自滅したり、仲間の魔法に巻き込まれて死んでしまったりすることがありますが、復活の魔法を唱えればすぐに生き返すことができるので死ぬことがあまり苦にならず、むしろ死んだときが一番盛り上がります。
魔法の組み合わせが大量にあり、全てを覚えることができないので自然とパーティー内で役割分担が生まれてくるのもいい感じです。
バグが多く、しょっちゅうフリーズするし、操作方法も煩雑で遊びやすいゲームではない。それでもそんな欠点が気にならないくらい、マルチプレイの盛り上がり方が半端なく面白くて仕方がない。SteamでCO-OP系のゲームを探している人に最高におすすめの1品です。
有志作成の日本語化ファイルを導入することで日本語化できます。ただし、導入するとフリーズなどが発生しやすくなるうえに、操作説明など翻訳されていない英語のままの部分が日本語フォントのせいで読みにくくなってしまいます。
導入方法等については下記のサイトで説明されています。
Overcooked! 2
プレイ人数:1~4人
日本語対応:あり
ローカルマルチ:可
オンラインマルチ:可
REMOTE PLAY TOGETHER:可
STEAM DECK互換性:確認済み
ジャンル:クッキングアクション
定価 2570円 購入はこちらから
ハチャメチャクッキングアクションゲーム。
何故その状況で料理を…というような謎すぎる状況で料理をするゲームです。
やることは、「食材を切る」、「食材を焼く」、「お皿に盛りつける」、「皿を洗う」など作業的なことだけなんですが、とにかく忙しいので、素早く正確にそれらを行うのがパズル的で面白いです。
一応、1人からプレイできるようになっていますが、1人プレイでは高得点を取るのが無理なマルチ前提のゲームバランスになっています。
友人や家族とワイワイ騒ぎながらあそぶのにぴったりなおすすめマルチプレイゲームです。
Unrailed!
プレイ人数:1~4人
日本語対応:あり
ローカルマルチ:可
オンラインマルチ:可
REMOTE PLAY TOGETHER:可
STEAM DECK互換性:確認済み
ジャンル:協力型アクション
定価 2,800円 購入はこちらから
自動で走ってくる列車を線路から脱線させないように線路を敷設していく協力型鉄道工事ゲーム。
列車を脱線させないためには、木を切り、山を掘り、資源を集めてレールを作り、列車がオーバーヒートしそうになったら水をかけてと、忙しい作業をみんなで分担して効率よくやらないといけません。
そういった作業をみんなでやるだけのゲームなんですが、奥が深くて無性に楽しい不思議なゲームです。
ゲームが進むと列車に様々なギミックを追加できるようになり、強化することができるようになりますが、線路をはがして持っていく無法者が現れたり、移動速度が落ちる「雪」が積もるようになったりとマップの難易度もどんどん上がっていきます。
マップの変化に合わせて強化を選択したりする感じは、経験がものを言うローグライクのような趣もあり、みんなで協力しながらちょっとずつ対応できることが増えていくのがなんとも楽しい作品です。
Keep Talking and Nobody Explodes
プレイ人数:2人以上
日本語対応:あり
STEAM DECK互換性:確認済み
ジャンル:協力型謎解き、パズル
定価 1700円 購入はこちらから
1人がゲーム画面を操作して爆弾を解除し、残りのプレイヤーがマニュアルを読んで解除方法を読んで解き方を教える、アナログ感満載の爆弾解除ゲーム。
解除係以外はゲーム画面を見てはいけず、口頭でやり取りしながら解いていきます。
マニュアルは公式ページからPDFでダウンロードできるので、パソコンやスマホで見ながら進めてもいいし、印刷して紙の状態にして遊んでもよし。
難易度はなかなか高く制限時間はかなりギリギリ。解除係を慌てさせるハプニング的演出もあり終始ドキドキしながら楽しめます。
ボードゲーム
Through the Ages
プレイ人数:1~4人
日本語対応:あり
ローカルマルチ:可
オンラインマルチ:可
REMOTE PLAY TOGETHER:可
STEAM DECK互換性:非対応
ジャンル:ワーカープレイスメント、ハンドマネジメント
定価 1640円 購入はこちらから
世界最大のボードゲームサイトBGGのランキングで現在9位に入っているボードゲームのデジタル版。
古代から現代までの4つの時代を通して自らの文明を発達させていく壮大なゲームです。
様々な施設、指導者、歴史的遺産、兵器、戦術などがカードで表されていて、それらを使って文明を発達させていきます。カードを場に出すためのコストとして使える資源は、施設に労働者を送って獲得します。ゲームが進むと戦争が強い文明、科学力の発展した文明、文化や芸術に優れた文明など様々な様相を呈していきます。
ボードゲーム版は1プレイが4~8時間かかると言われる超重量級のゲームですが、デジタル版はCPU戦なら1時間、対人戦でも長くて2時間ほどで終わるのでサクッと遊べます。
ボードゲームのデジタル版の中では1、2を争うくらいUIなどの出来が良く、ストレスなく遊べます。
公式には日本語化されていませんがゲーム内で有志の日本語訳をダウンロードできるようになっています。複雑なルールのゲームですがチュートリアルが大変丁寧でしっかり学ぶことができます。
ボードゲームが好きな人だけでなくじっくり考えて遊ぶゲームが好き人なら確実に楽しめるおすすめゲームです。
Dune: Imperium
プレイ人数:1~4人
日本語対応:あり
ローカルマルチ:不可
オンラインマルチ:可
REMOTE PLAY TOGETHER:不可
STEAM DECK互換性:確認済み
ジャンル:デッキ構築、ワーカープレースメント
定価 2576円 購入はこちらから
SFの古典的名作であり2021年には映画化もされたSF小説「デューン 砂の惑星」をモチーフにしたボードゲーム「デューン 砂の惑星:インペリウム」のデジタル版。
様々なアクションが書かれているマスにコマ(ワーカー)を配置してアクションを行う「ワーカープレースメント」にデッキ構築の要素を加えたゲームです。
ワーカーを置く際に手札からカード使用しなければいけず、その使ったカードに書かれているアイコンと同じアイコンのアクションスペースにしかワーカーを配置できないという制限がかかっているのが最大の特徴。アイコンが一致するカードがなければ、使いたいアクションができなくなるのでデッキ内のカードのバランスが非常に重要です。
さらにカードは使わずにラウンドの最後まで持っていると公開することになるのですが、使った時と公開した時にそれぞれ全く違う効果が発動します。
配置できるスペースの選択、使用時・公開時の効果と1枚のカードで出来ることが多いので入手するカードの取捨選択が大変シビアで悩ましく、デッキの構築が非常に楽しいです。
マルチプレイがメインのゲームではありますが、ソロプレイもかなり充実しており、通常のAI戦だけでなく強力なオートマと戦うこともでき、特殊ルールで遊べる「チャレンジ」が12種類もあり、さらに3日毎に更新される特殊ルール・得点条件で得点を競い合う「前哨戦」もあり、ソロだけでもかなり長い時間遊べます。
デッキ構築型ローグライク
Slay the Spire
プレイ人数:1人
日本語対応:あり
STEAM DECK互換性:確認済み
ジャンル:デッキ構築型ローグライク
定価 2570円 購入はこちらから
入るたびに構造が変化するダンジョンを攻略するローグライクと、ゲームプレイ中にカードを集めデッキを強化していくデッキ構築型ゲームを組み合わせた、「デッキ構築型ローグライク」の基礎を作ったゲーム。今では大量に発売されるようになったデッキ構築型ローグライクですが、本格的に人気が出たのはこの作品があったからだと思います。
攻略するダンジョンは下の画像のようなマップで表現され、マーカーを選択することで先に進んで行きます。選択したマーカーの種類によって戦闘やお店などのイベントが発生します。数々のイベントをこなし、一番奥にいるボスを倒せば次のステージに進むことができ、最終的にラスボスまで到達し、倒せばゲームクリアです。
戦闘はターン制のカードバトル。味方は常に1人ですが敵は複数体いることもあります。ターン毎に補充されるエナジーを消費し、ターン毎に山札から引かれる手札のカードを使い、攻撃や防御、バフやデバフなどを行います。使用したカードは捨て札になり、山札のカードが全て無くなると捨て札をシャッフルして新たな山札にします。
デッキはゲームスタート時点では基本的な効果を待つ弱いカードだけで構成されているので、戦闘勝利時報酬、お店での購入、イベントなどでカードを入手し、強化していきます。
デッキのカードはお店などで削除できるので、弱いカードを削除し、強いカードを引く確率を上げることでもデッキを強化することができます。
強敵やボスを倒したときの報酬や一部のイベントなどでは”レリック”という常時効果のあるアイテムを入手することができます。レリックの効果はエナジーの上限を上げたり、強敵を倒したときに得られるレリックの数を増やしたり、特定のカードの効果を強化したりとかなり多彩です。
デッキ構築が上手くいって回りだしたときの気持ちよさ、ランダム要素のおかげで同じプレイがほとんどないリプレイ性、1プレイ1時間程度で繰り返し遊べるテンポの良さなど長所はたくさんあるゲームですが、このゲームの一番すごいところは、練りに練られまくってるゲームバランスの良さです。
一見強すぎるように見えるカードやレリックにも明確な弱点が設定されていて、このカードを引けたら勝てるとか、このコンボが出来たら絶対に勝てるといったことはありません。
強すぎるデッキができたと思っても、そのデッキの弱点を突いてくる敵に出会ったらあっさり負けてしまうこともあります。けれど遊べば遊ぶほど、色々な強力なデッキの組み方がわかってくるし、それらのデッキの弱点、どのステージのどの場所にに弱点となる敵が出てくる可能性があるのかなどの知識が溜まっていくので徐々にいろいろな状況に対処できるようになっていきます。
一手間違えたら終わることもあるシビアな選択の数々をプレイヤーの経験で乗り越えていく、非常にローグライクらしい調整のゲームです。
デッキ構築型ローグライクの中でもシビアさが際立っており難しいゲームなので少し敷居は高いですが、正統派のデッキ構築型ローグライクの中でも1、2を争うくらい奥は深いです。デッキ構築型ローグライクを遊ぶならまずこのゲームから遊んでほしい、おすすめのゲームです。
Vault of the Void
プレイ人数:1人
日本語対応:あり
STEAM DECK互換性:確認済み
ジャンル:デッキ構築型ローグライク
定価 1520円 購入はこちらから
「Slay the Spire」を複雑にして、運の要素を減らしたようなゲーム。戦略性の高さは「Slay the Spire」以上かもしれません。
Slay the Spireとの違いは
・入手したカードはバックパックに入り、その中からカードを20枚選んでデッキを構築する。
・ターン中に使わなかったエナジー、手札は次ターンに持ち越される。
・手札を任意で捨ててエネルギーを回復できる
・敵の攻撃ダメージは「脅威」としてストックされ、プレイヤーターンの終了時に処理される。
・通常敵を倒した際に入手できるカードが戦う前から見えている。
・カードや敵の特殊効果に関する用語が非常に多い。
など。
敵の能力なども複雑なものが多く、デッキ構築型ローグライクの中でも運の要素が少なく戦略性が高い、玄人向けの難しいゲームになっています。
デッキの枚数が20枚固定なため強力なデッキを構築しやすいけど、デッキが強力な分だけ敵も強いバランスになっているので、TCGを経験していてデッキ構築が好きな人にとっては「Slay the Spire」以上に楽しめるゲームです。
用語など覚えなければいけないことが多く、英語が苦手だと中々遊ぶのが大変でしたが2022年3月4日に有志翻訳を取り込む形で公式に日本語化されました。チュートリアルもわかりやすく、細かいところまでしっかり翻訳されており、非常に遊びやすいです。
Trials of Fire
プレイ人数:1人
日本語対応:なし
STEAM DECK互換性:確認済み
ジャンル:デッキ構築型ローグライク、ターン制ストラテジー、RPG
定価 1520円 購入はこちらから
戦闘がターン制ストラテジー+デッキ構築型ローグライクのRPG。
職業の違う3人のキャラクターでパーティーを組んで、ワールドマップ上にあるイベントをこなし、キャラクターのスキルや装備を強化し、目的地にいるボスキャラを倒すことを目指します。
戦闘は小さめのヘックス型のマップで行うターン制ストラテジー。各キャラクターごとに1つのデッキを持っており、そこから毎ターン3枚のカードを引き、カード使って移動、攻撃、防御、カードの使用に必要なコストの取得などの戦闘に必要なすべての行動を行います。
カードはそれぞれ固有の能力を持つほか、手札から捨てることでコスト1を得る、移動2を得る、防御2を得るのいずれかの効果を得ることができます。
戦闘は雑魚敵でもかなり強く、カードの効果を有効に使うだけでなく、攻撃を受けにくい位置取りや、仲間の連携をしっかり考えないと勝てない、本格派でやり応えがあり非常に面白いです。
各キャラクターの使うデッキは、レベルアップ時に職業ごとに違うカードプールから入手できるカードと、装備品によって得られるカードによって構成されています。強力な装備ほど付属しているカードも多いですが、無駄なカードが増えすぎるとカードの引き次第で事故が起きやすくなります。そのためキャラクターの能力やパーティでの運用方法などに合わせた装備の選択が必要です。この装備の選択によるビルドが大変悩ましく面白いです。
とんでもなく完成されたシステムを持つ素晴らしいゲームですが、残念ながら日本語非対応です。ただ、イベントの選択肢も何が起きるか選択肢の下に書いてあるし、ゲーム中に使われているは英語かなり簡単なので、中高生レベルくらいの英語力で十分遊べます。
一部のキーワードなどについては翻訳して調べたり、実際に使ってみて効果を確かめたりといった必要があるかもしれませんが、多少翻訳しながらでも遊びたいくらい面白い、おすすめのゲームです。
Inscryption
プレイ人数:1人
日本語対応:あり
STEAM DECK互換性:プレイ可能
ジャンル:デッキ構築型ローグライク、パズル
定価 2050円 購入はこちらから
前情報をできるだけ入れずに遊んで欲しい、ネタバレ厳禁のゲーム。
一応、デッキ構築型ローグライクでカードゲーム部分も良くできていてそれだけでも楽しめますが、そのカードゲームも舞台装置に過ぎず、ゲームの本質はまったく別。
何を書いてもネタバレになりそうなのでほとんど何も書けませんが、とにかく凄いゲームです。
デッキ構築型ローグライクとして考えるとゲーム部分の底はそこまで深くないので戦略を練って遊ぶ、奥の深いデッキ構築型ローグライクをあそびたいという方にはあまりおすすめできませんが、特異なゲーム体験をしたい、という人には是非遊んでみて欲しい作品です。
One Step From Eden
プレイ人数:1~2人
日本語対応:あり
ローカルマルチ:可
オンラインマルチ:不可
REMOTE PLAY TOGETHER:可
STEAM DECK互換性:確認済み
ジャンル:リアルタイムデッキ構築アクション
定価 2050円 購入はこちらから
荒廃した世界で最後の希望の地「エデン」を目指す、デッキ構築型ローグライクとハイスピードな弾幕シューティングを合わせたゲームです。「ロックマンエグゼ」に似たシステムですが、エグゼと比べると倍近くに感じられるハイスピードと超高難易度が特徴的なゲームです。
グリッドで区切られたフィールド上で「武器」と「スペル」を駆使してステージを攻略します。
「スペル」はデッキに入っており、戦闘中は2枚のスペルが使えるようになっており、使用するとデッキから補充されるようになっています。
戦闘が終わると、デッキに追加される「スペル」やキャラクターがパッシブ能力を得られる「アーティファクト」を得られます。これらでキャラクターを強化し、ゲームを進めていきます。
非常に高難度のゲームですが、繰り返しプレイすることで、敵の行動パターンを覚え、デッキ構築による戦術を学び、だんだんとうまく立ち回れるようになるのが楽しいです。
以前に紹介記事を書いています。
バックパック・バトル
プレイ人数:1人
日本語対応:あり
ローカルマルチ:不可
オンラインマルチ:可
STEAM DECK互換性:確認済み
ジャンル:デッキ構築型ローグライク、オートバトル
定価 1700円
購入はこちらから
バックパックに様々なアイテムを詰め込んでその効果で戦う非同期PvP型オートバトルゲーム。
ショップでアイテムやバックパックの拡張を買ってバックパックに配置→他のプレイヤ―対戦して金を得る→得たお金でショップで購入、を繰り返すし、10~18戦の戦いに勝利することを目指します。
対戦と言ってもサーバーに保存されたデータと戦う非同期型+プレイヤーの操作が介入しないオートバトルなので大変気軽に遊べます。
バックパックに配置するアイテムは様々な効果を持っており、それらの組み合わせ次第でさらに強力な効果を発揮するようになります。
配置した場所の周囲のアイテムに影響を与えるシナジ―効果を持ったアイテムもあるので、バックパックのどの位置に配置するのかも重要です。
さらに、特定のアイテム同士を一緒に配置することでそれらが融合して進化する合成というシステムもあり、その合成を見越したアイテムの取捨選択も必要です。
ショップに出現するアイテムはランダムでラウンド毎に入手できる金は一定(アイテムの効果で入手できる量が増えることはあります。)なので、毎回同じビルドにするというのは難しく、限られた資源の中で一番強力なビルドを考えていくことになります。ショップでどのアイテムを取るのか、どこに配置するのかに頭を悩ませているときが一番楽しいゲームです。
ランダム要素が強いゲームなので当然、運の要素は強いですが、何度もプレイして様々なビルドを試し、知識と経験を積めば運が悪くてもそれなりに戦えるビルドを組めることが増えていきます。
知識と経験で運による理不尽さを乗り越えていく感じは大変ローグライクらしいです。
合成したいアイテムの片割れや狙ったビルドのキーアイテムががいつまで経ってもショップに出てこないなどといったことはよく起きるので、狙ったことができないことにストレスを感じやすい人にはあまり向いていないですが、限られた中で最善の選択をして生き残るのが楽しいと思える人には非常におすすめのゲームです。
Balatro
プレイ人数:1人
日本語対応:あり
STEAM DECK互換性:確認済み
ジャンル:デッキ構築型ローグライク、ポーカー
定価 1700円 購入はこちらから
ポーカーとデッキ構築型ローグライクを融合させたゲーム。
ポーカーと言ってもディーラや他のプレイヤーを相手にするものではなく、手札として配られたカードを入れ替えてポーカーの役を作り、その役から得られるスコアを競うゲームになります。
ゲームは複数のステージに分かれていて、ステージ毎にスコアのノルマが与えられます。規定の回数、役をプレイしてノルマを超えたらステージクリア、超えられなかったらゲームオーバーです。
ステージをクリアするとお金を得られ、得たお金を使ってショップで買い物をすることができます。ショップではポーカー役の基礎得点と得点倍率を上げる「惑星カード」、デッキ内のトランプカードに特殊な効果を付けたり、削除したり、コピーしたりする「タロット」カード、このゲームの肝ともいえる強力なパッシブ効果を与える「ジョーカー」などを購入できます。
通常のポーカーではジョーカーはトランプデッキに入っているものですが、「Balatro」ではジョーカーはデッキに入らず、「ジョーカースロット」に入ります。「ジョーカースロット」は常に画面上部に表示されており、スロットの中のジョーカーは常に効果を発揮しつづけます。ジョーカーの効果は条件次第で役をプレイした時の基礎得点や得点倍率をあげるといったわかりやすいものから、ストレートとフラッシュをカード4枚で成立させる、すべてのカードをフェイスカードとして扱うなどポーカーのルール自体に影響を与えるものまであります。
デッキにカードが70枚あって、スーツはクラブとハートしかなく、4枚のカードでフラッシュが出せて、フラッシュを出すと通常の300倍の点数を獲得するというようなポーカーのルールの破壊とありえないインフレを起こすのが面白いゲームです。
カード一枚一枚に効果があるデッキ構築型ローグライクと違い、役を成立させないといけないのでカードの引き運による事故が発生しやすく、運の要素と理不尽感は一般的なデッキ構築型ローグライクよりかなり強め。しかし、シナジーが上手く組めた時の爆発力が凄まじく、次こそは上手くいくのではと思ってついつい何プレイもしてしまう中毒性抜群のゲームです。
パズル
Tetris Effect: Connected
プレイ人数:1~4人
日本語対応:あり
ジャンル:パズル
ローカルマルチ:可
オンラインマルチ:可
STEAM DECK互換性:確認済み
REMOTE PLAY TOGETHER:可
定価 4500円 購入はこちらから
音楽やエフェクトなどの演出を強化しまくったテトリス。
テトリミノの回転やドロップ、ライン消去まどの動作にBGMと連動した効果音がついていて、プレイヤーの操作に応じて、音楽や背景が連動して変化していく、高揚感がすごいテトリスです。
演出以外で特にこれまでのテトリスと違うのが、「スピードが遅くなることがある」こと。普通のテトリスでは常にスピードが上がっていきますが、このゲームでは曲に合わせてスピードが遅くなったりします。音楽と演出を印象に残すために意図的に組み込まれているらしいです。
とにかく遊んでて気持ちがよく、音楽との一体感がすごくて感動する作品です。
2021年8月にテトリス エフェクトがアップグレードされ、テトリス エフェクト・コネクテッドとして販売されるようになりました。これにより、クロスプラットフォームマルチプレイヤーに対応するようになり、オンラインでの協力・対戦プレイができるようになりました。
Bejeweled 3
プレイ人数:1人
日本語対応:なし
STEAM DECK互換性:プレイ可能
ジャンル:3マッチパズル
定価 498円 購入はこちらから
3マッチパズルの元祖、「Bejeweled」シリーズの三作目です。
最近では同じ仕様の3マッチパズルが増えていますが、ジェムを消して落ちている最中に他のジェムを動かせるのが特徴。モードによってはこれを利用し、素早く消すのが重要です。
8つのゲームモードがあり、いろんな遊び方ができます。個人的には素早く消すほどボーナスがついて得点が上がる「LIGHTNING」と制限時間内にフィールドの下の地層をジャムを消すことで掘っていき、鉱石や宝物を集めてお金を稼ぐ「DIAMOND MINE」が特に好きです。
これさえあれば、他のマッチ3パズルいらないのでは、というぐらい完成度が高く面白いゲームです。
Mini Metro
プレイ人数:1人
日本語対応:あり
STEAM DECK互換性:確認済み
ジャンル:地下鉄移送シミュレーション
定価 980円 購入はこちらから
地図上にある駅を地下鉄で繋ぎ、乗客を運ぶゲーム。
○、△、□などの記号で示された駅を路線で繋ぎ、乗客を目的地まで移動させます。駅を一定以上混雑させてしまうとゲームオーバー。
見た目もシステムもシンプルなゲームですが、効率よく移送しようとするとめちゃくちゃ奥の深いゲームになります。
ハイスコアを狙うのがとにかく楽しく、やめどきがわからなくなる傑作パズルゲームです。
Peggle Deluxe
プレイ人数:1人
日本語対応:なし
STEAM DECK互換性:プレイ可能
ジャンル:パズル、ピンボール
定価 498円 購入はこちらから
ピンボールとブロック崩し、パチンコを融合させたような中毒性抜群のパズルゲーム。
画面上部から球を発射し、球が無くなる前に画面内にある赤いペグに当てて全部消すのが目標です。ペグは赤の他に、特殊能力が使える緑、得点が加算される紫、効果なしの青があります。画面の一番下で左右に動いているポッドに球を入れるか、1つの球で2万5千点以上獲得すると、追加の球が得られます。
球はペグや壁に当たると反射して画面内を飛び跳ねまわります。ある程度反射角から動きを予測できますが、複雑に跳ねるので完全に予測するのはほぼ不可能。予想外の球の動きに一喜一憂するゲームです。完全な予測は難しいですが、慣れてくるとある程度予測できるようになってきます。狙い通り球が動いても気持ちいいし、予想外の動きでラッキーなことが起きても嬉しい。運と戦略のバランスが癖になります。
やめどきが解らなくなって、気が付いたら朝、なんてこともある抜群の中毒性を持つゲームです。
Baba Is You
プレイ人数:1人
日本語対応:あり
STEAM DECK互換性:確認済み
ジャンル:パズル
定価 1,520円 購入はこちらから
ルールをそのものをいじくることが出来るパズルゲーム。
ステージにはルールのテキスト自体がブロックとして置かれており、それを押して移動させ組み替えることにより、ルールそのものを変えることができます。
例えば、「FLAG」「IS」「WIN」というブロックが並んでいる場合、「旗に自分がたどりつけば勝ち」ですが、「FLAG」の部分を「ROCK」に変えると「岩にたどりつけば勝ち」になります。
ここ数年で遊んだゲームの中で1、2を争うぐらい斬新なシステムのパズルゲームです。ルールそのものがいじれるので頭を柔らかくして考えないといけません。
1つ1つのステージが良く出来すぎていて、最後らへんのステージは解ける人はほぼいないだろうという超高難易度になっていますが、仮に解けなかったとしてもこの凄すぎる発想に触れるだけでも買う価値があります。
Infinifactory
プレイ人数:1人
日本語対応:あり
STEAM DECK互換性:プレイ可能
ジャンル:ライン構築パズル
定価 2800円 購入はこちらから
様々な機能を持つブロックを配置して、与えられる材料から指定された製作物を作り出す生産ラインを構築する一人称視点パズルゲーム。
指定された物を指定された場所に納品できさえすればどのようなラインを組んでもよく、3Dで立体的に考えなければいけないこともあり、解法の自由度はかなり高め。
ステージをクリアすると納品にかかる時間、ラインの専有面積、使用ブロック数の3つのスコアによるランキングが見れるので、効率を極めてランキング上位を目指すという遊び方もできるし、効率なんか無視して自分なりの面白い解法を作る遊び方もできます。
日本語非対応ですが、肝である各種ブロックの使い方は絵で説明されるので英語が苦手でも問題なく遊べます。
試行錯誤を繰り返して答えを導き出すのが好きな人におすすめのゲームです。
Hexcells Complete Pack
プレイ人数:1人
日本語対応:あり
STEAM DECK互換性:プレイ可能
ジャンル:パズル
定価 1000円 購入はこちらから
「周辺のマスにいくつあるか」「列にいくつあるか」「それは連続しているか、非連続化」などの情報をマインスイーパーに加えて論理的に必ず解けるようにしたパズルゲームのシリーズ3本セットパック。
パズル自体の出来が非常に良いだけでなく、アンビエント系の音楽とマスをクリックしたときの音が大変良くできていてリラックスしながら気持ちよく遊べます。
普通に解くだけならそこまで難しくなく、ノーミスクリアしようとするとなかなか難しい難易度で、サクッと遊べるけど奥は深い良作パズルゲームです。
シミュレーター
SuchArt: Genius Artist Simulator
プレイ人数:1人
日本語対応:あり
STEAM DECK互換性:確認済み
ジャンル:アーティストシミュレーター
定価 2,800円 購入はこちらから
2130年の世界で画家として活動する一人称視点アーティストシミュレーター。国際宇宙都市にあるスタジオで絵を描き、売って生計を立てる画家生活を体験できます。
筆の跡が残り、絵の具は質感がリアルで混ぜるときれいに混色し、乾く前に色を重ねると色が混ざってしまったりと物理演算がしっかりされていて、実際に絵を描いているような疑似体験を楽しめます。
絵を描くための道具は筆以外のもたくさん用意されていて、スプレーやローラー、パレットナイフなどの一般的なものから、水鉄砲やスプーン、火炎放射器などのちょっと変わったものもあります。更に掃除用のたわしやモップに絵の具を付けて書いたりすることも可能。自由な発想で絵を描くことができます。
絵を描くのが苦手でも大丈夫です。2130年の世界では芸術分野はAIが席巻しているため、上手な絵にはみんな飽き飽きしています。どんなにひどい絵を描いても顧客たちは「すごい!」「素敵!」「最高!」「個性的!」と褒めちぎってくれます。
絵が得意な人はもちろん、絵が苦手な人でも楽しめるゲームです。絵が苦手でもどうやって表現するか考え、工夫して創作するのは楽しいと気づかせてくれます。
Papers, Please
プレイ人数:1人
日本語対応:あり
STEAM DECK互換性:確認済み
ジャンル:入国審査官シミュ―レーション
定価 1200円 購入はこちらから
共産主義国アルストツカの入国審査官になるゲーム。
入国審査官の仕事は日々追加される条件に従って入国させる人を決める、間違い探しのような形で行います。最初はパスポートの照合だけしてれば良いですが、就労ビザの確認が必要になったり、特定の国の人間を弾かないとといけなくなったり、どんどん条件が厳しくなっていきます。
主人公には家族がいて、飢えと病気に悩まさられるギリギリな生活を送っています。入国審査官の仕事を正確に、素早く行えば、給金が上がり、家族を救うことができます。
入国審査に通らない人たちには悪事を働くために書類を偽造しているような人もいますが、中には家族の事情などでどうしても緊急で入国したい人などもいます。主人公の立場なら彼らの事情を汲んで、内緒で入国させることもできますが、それをすると、ペナルティーが与えられ給金がさがることもありますし、入国させてあげた人が言ったことが嘘で、国内でテロ活動を行われてしまうこともあります。
国に従わないと自分や家族の生活や命に係わるかもしれないという状況の中で、あくまで職務を全うすることを目指すのか、温情をかけて事情のある人は通してあげるのか、立場を利用して反乱軍に協力するのか、プレイヤーの判断次第で変化するリアリティーのあるストーリーが魅力のゲームです。
リズムゲーム
Trombone Champ
プレイ人数:1人
日本語対応:あり
STEAM DECK互換性:プレイ可能
ジャンル:リズムゲーム
定価 1,520円 購入はこちらから
トロンボーンを演奏するいろいろな意味で斬新なリズムゲーム。
遊び方は非常にシンプルでマウスでポインターを上下に動かし、画面を右から左に流れてくるノーツにポインターを合わせ、マウスの左クリック・キーボードの任意の文字キー・スペースキーのどれかを押すだけ。
ポインターの位置は音程の高さを表しており、キーを押したままポインターを動かすと連続的に音程が変化します。
音ゲーにリズムだけでなく音程を合わせる要素を加えたのも斬新ですが、それ以上に斬新なのがそのプレイ感。ポインターを正確な位置に合わせるのはかなり難しく、特に慣れないうちは音外しまくりの調子っぱずれな演奏しかできないです。けど、ちょっと間の抜けた感じのトロンボーンの音のおかげなのか、やたらふざけてる背景画像のおかげなのか全然うまく演奏できなくても笑えるし、やたら楽しいです。
音が連続的に変化することもあり、演奏してる感が非常に強く、上手でも下手でもやたらめったら楽しい、遊んでて幸せな気分になるゲームです。
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