こんにちは。やーみんです。
今回はライナー・クニツィア作の名作2人専用ゲーム、『バトルライン』を紹介します。
プレイ人数 | 2人 |
プレイ時間 | 30分程度 |
対象年齢 | 8歳~ |
ジャンル | セットコレクション、ハンドマネージメント、推理 |
発売時期 | 2000年 |
デザイナー | ライナー・クニツィア |
販売元 | GMT Games/クロノノーツゲーム |
バトルライン | おもちゃホビー | 中古・新品通販の駿河屋
『バトルライン』の概要
『バトルライン』は古代の戦争をモチーフにした、9つのフラッグを取り合う2人専用ゲームです。
プレイヤーは自分の手番が来たら、場にある9個のフラッグの前に手札から1枚カードを出し、山札からカードを1枚引きます。これを繰り返し、場に出すカードで役を作り、より強い役を作ったプレイヤーがフラッグを得ることができます。先に5つのフラッグを取るか、隣り合った3つのフラッグを獲得できれば勝ちとなります。
『バトルライン』の説明
内容物
部隊カードです。6色あり各色毎に1~10の数字が描かれたものが一枚ずつあります。
戦術カードです。10枚あります。
フラッグです。9個あります。
準備
9個のフラッグをプレイヤーの間に1列で並べます(この列をバトルラインと呼びます)。一方のプレイヤーが部隊カードをシャッフルしし、各プレイヤーの7枚ずつ配ります。残りの部隊カードを山札としてバトルラインの一方の端に置きます。反対側の端に戦術カードをシャッフルして山札として置きます。
ルール
ゲームの進行
カードを配らなかったプレイヤーからスタートし交互に手番を行います。
手番の流れ
手番プレイヤーは手札の部隊カードまたは戦術カードを任意のフラッグの自分の手前側(一部の戦術カードはそれぞれ指定された場所)に表向きで配置します。
配置したら部隊もしくは戦術カードの山からカードを一枚引きます。ゲームの途中で山札がなくなったら、カードを引かずにそのままゲームを続けます。
部隊カード
各プレイヤーは一つのフラッグに対してそれぞれ最大3枚までカードを配置でき、フォーメーション(役)を組めます。フォーメーションにはそれぞれ強さがあり、より強いフォーメーションを組んだプレイヤーがフラッグを獲得します。
フォーメーションは5つあり、それぞれの名前と構成、強さは下の画像のようになります。
カードを出した順番はフォーメンションに影響しません。同じフォーメンション同士の場合、数字の合計が大きい方が勝ちとなります。
フラッグの獲得
自分の手番中、山札からカードを引く前であれば、いつでもフラッグを獲得することが出来ます。
・フラッグの両側に双方3枚ずつ部隊カードが配置されフォーメーションが完成している場合は、より強いフォーメーションを組んだプレイヤーがフラッグを獲得します。
・双方のフォーメーションが完成していなくても、特定のフラッグの自分側のフォーメーションが完成しており、かつ相手側のフォーメーションが自分のフォーメーションを負かす可能性がないことを証明できる場合はそのフラッグを獲得できます。この証明は自分のフォーメーションを打ち負かすのに必要な部隊カードが、すでに他の場所に配置されていることを指摘することでも成立します。
なお、自分の手札にあるカードを証明に使うことはできません。また、まだ配置されていない戦術カードは証明には影響しません。
・引き分けまたは同部隊を置いても引き分けになることが明らかな場合、その場所に最後にカードを配置したプレイヤもしくは配置しなければならないプレーヤーが、フラッグを獲得できなくなり、次の相手プレイヤーの手番時に相手プレイヤーが獲得します。
・フラッグを獲得したら、獲得したプレイヤー側の部隊カードの後ろにフラッグを移動させます。フラッグが獲得されたあとは、そのフラッグの場所に部隊・戦術カードを配置したり、部隊・戦術カードを取り除いたりすることはできません。
戦術カード
戦術カードはフォーメーションの構成に影響を与えるカードで、部隊カードを配置する代わりに自分の手番に使用することができます。各プレイヤーとも相手が使用した戦術カードの枚数よりも1枚以上多く戦術カードを使用することはできません。つまり相手が1枚も戦術カードを使用していない場合、自分は1枚しか戦術カードを使用できません。(相手が1枚目を使用すれば2枚目を使用できます)
ゲームの終了
どちらかのプレイヤーが隣り合った3つのフラッグを獲得するか、5個のフラッグを獲得した時点でそのプレイヤーが勝者となりゲームは終了となります。
上級ルール
追加のルールとして「フラッグの獲得は各手番の一番最初にしなければならない」というルールがあります。このルールを入れるとフラッグの獲得がおそくなり、戦術カードを使う機会が増えるようになります。
戦術カードなしルール
戦術カードを使用せずに遊ぶこともできます。個人的にはかなりおすすめです。こちらの方が強力な戦術カードによる逆転がなくなるのでよりシビアなゲームが楽しめると思います。
ルールもよりシンプルになりますので初めて遊ぶときはこちらをお勧めします。
『バトルライン』のゲームレビュー
ボードゲームの面白さがギッチリ詰まったゲーム
ルールはシンプルなのに、そのシンプルなルールの中にボードゲームの面白さがギッチリ詰まっています。
次に必要なカードが来るとは限らないのに悩んでしまうジレンマ、持ってないカードを持ってるふりをするブラフ、証明による推理要素、確率計算、運等、様々な要素を絶妙なバランスで盛り込んでおり、しかもこれだけ盛り込んでるのにプレイ感は軽く、勝ち負けで険悪なムードになることもない。
神ゲ―としか言いようがないです。
まとめ
ボードゲームが好きになったきっかけがこのゲームという人も多いのではないでしょうか。まだ遊んだことがない人は、遊んでみましょう!
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おまけ:『バトルライン』のおすすめBGM
→Pia-no-jaC←の「主よ、人の望みの喜びを」です。バッハ作のゆったりした名曲をアラビア音楽風にアレンジした曲。激しい感じが古代の戦争のイメージにも合ってるかなと思います。
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