Epic Games ストアが『Astrea: Six-Sided Oracles』の無料配布を開始しました。
配布期限は12月22日0時59分までです。
こちらから入手→『Astrea: Six-Sided Oracles』
Astrea: Six-Sided Oracles
ダイスでデッキを構築するデッキ構築型ローグライク。
デッキ構築型ローグライクのカードが6面ダイスに置き換わったゲーム。6分の1で効果が変わるうえにデメリットのある目を含むダイスもあるので運の要素が強そうですが、様々なシステムにより、運の要素を極力軽減したり、デメリットをプラスに変えたりすることができ、非常に戦略性が高いです。
特に特徴的なのは「堕落」と「浄化」によるデュアルダメージシステム。
「堕落」と「浄化」はどちらもダイスの目のひとつですが、「堕落」はプレイヤーキャラクターに使うと数値分のダメージを与え、敵に使うと回復する効果を、「浄化」はプレイヤーキャラクターに使うと数値分回復し、敵に使うとダメージを与える効果を持っています。
「堕落」の目が出た場合、ターン終了までに必ずその目を使わないといけないですが、プレイヤーキャラクターは減ったHPに応じて使うことができる「徳義」というスキルを持っているため、あえてダメージを食らうという行為にも意味があるようになっています。
ダメージを食らうことで使用できる「徳義」など、基本的にリスクのある行動を取ると強力な行動ができるゲームです。デッキ次第ではありますが、HPの増減は基本的に激しいので浄化による回復も計算に入れたHP管理が重要です。よく言えばローグライクらしい一手一手慎重に考えるシビアなゲーム性といえますが、正直、テンポはあまりよくありません。
戦略を練ってコンセプトに沿ったデッキを完成させれば、デッキ構築型ローグライクらしいインフレも起きて大変気持ち良いですが、そうなるまでに若干時間がかかります。
カジュアルにテンポよくデッキ構築型ローグライクを楽しみたいという人にはおすすめできませんが、きちんと一手一手じっくり考えるのが好きな人には大変おすすめです。
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